イラン陸軍とは? わかりやすく解説

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イラン陸軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 08:16 UTC 版)

イラン・イスラム共和国陸軍

イラン・イスラム共和国陸軍(イラン・イスラムきょうわこくりくぐん ペルシア語: ارتش جمهوری اسلامی ایران‎ 英:Islamic Republic of Iran Army)とは、イラン・イスラム共和国の陸軍である。約65万人の人員がいる。

概要

イラン・イスラム共和国陸軍は、イラン・イスラム共和国陸上戦力1979年イラン革命によりパーレビ国王が退位した後に誕生したイラン・イスラム共和国の領土を守る部隊である。現在の陸軍司令官は、アターオッラー・サーレヒー少将である。

装備

革命前に西側諸国から購入した装備と、革命後に購入もしくは自国開発した装備が混在している。

小火器

MP5で武装した特殊部隊
イラン・イラク戦争時に投入されたMG3
拳銃サブマシンガン
アサルトライフル
  • H&K G3 - 現在でも主力のアサルトライフル。パフラヴィー朝時代からライセンス生産により調達。
  • AKM - 中国がコピーした56式自動歩槍もKL-7の名でライセンス生産している。
  • KH2002 "Khaybar" - 2003年から使用されている自国開発のブルパップ方式アサルトライフル。5.56mm NATO弾を用いる。
  • CQ 311 - 中国北方工業公司がM16A1をコピーしたアサルトライフル。「S-5.56」の名でライセンス生産をしている。またTypeAを参考に開発したと思われるカービンモデルを「FAJR 224」の名で生産している。
機関銃

携行火器

重火器

榴弾砲カノン砲

装甲車両

パフラヴィー朝時代に購入した車両
革命後に購入・開発した車両

航空機

イラン陸軍のファルコン20 1982年4月撮影
ヘリコプター
  • ベル 205 - 伊アグスタ社製の機体を購入。パンハ・シャバビズ2-75(en)の名でコピーされている。
  • ベル 206 - パンハ・シャバビズ2061(en)の名でコピーされている。
  • AH-1J - パンハ2091(en)という独自の改良型も有。
  • CH-47C - 伊アグスタ社製の機体を45機購入。
固定翼機
無人航空機
  • ヤスィール - 国産[3]

対戦車ミサイル

  • トゥーファン - アメリカのBGM-71 TOWのコピー。徹甲弾頭のトゥーファン2もある。「トゥーファーン(طوفان)」はペルシャ語で「タイフーン」転じて「暴風」の意味である。
  • サーエゲ - アメリカのM47 ドラゴンのコピー。
  • ミラン - フランス製の対戦車ミサイル。シリアに供与されて第二次レバノン侵攻に用いられた。
  • ラアド(en) - ソ連製9M14 / AT-3のライセンス生産型。二重弾頭の「ラアドT」も有る。ヒズボラに供与され、第二次レバノン侵攻に用いられた。「ラアド」は先述の自走砲と同様、「雷」の意味。
  • M-113「トーサン」 - 9M113 / AT-5のライセンス生産型。

地対空ミサイル

地対地ミサイル

脚注

  1. ^ 『兵器マフィア――武器秘密取引の内幕』(光文社, 1992年 ISBN 4334970680)(P68-83ページ)
  2. ^ “イラン製新型戦車が公開”. IRIB. (2013年2月3日). http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/34958-イラン製新型戦車が公開 2013年2月11日閲覧。 
  3. ^ “Iran Army unveils latest indigenous drone, Yasir”. Press TV. (2013年9月28日). http://www.presstv.ir/detail/2013/09/28/326539/iran-unveils-indigenous-yasir-drone/ 2013年9月29日閲覧。 



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