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イヨマンテ

ヨマンテ (アイヌiyomante)[名] 動物の霊体を神の国送り返す儀式イオマンテ
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イオマンテ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/13 07:03 UTC 版)

(イヨマンテ から転送)

イオマンテを描いたアイヌ絵。祭壇に魂と分離した熊の肉体を安置し、酒やイナウを捧げる。

イオマンテ (iomante) とはアイヌの儀礼のひとつで、ヒグマなどの動物を殺してその魂であるカムイを神々の世界 (kamuy mosir) に送り帰す祭りのことである。

言葉としてはi「それを」+oman「行く」+te「何々させる(使役動詞語尾)」という意味。「それ」とは恐れ多いカムイの名を直接呼ぶ事を避けた婉曲表現であり、従ってイオマンテとは「カムイを行かせる」儀式の意である。また、語頭のiとoの間に渡り音のyが挿入されてiyomante=イヨマンテという発音になることも多い。

単にイオマンテという場合、ヒグマのイオマンテを指すことが多い。しかし、本来はカムイであればどんなカムイでも構わず、一部の地域ではシマフクロウのイオマンテを重視する。またシャチを対象とするイオマンテもある。

また、飼育したヒグマを対象とする儀式はイオマンテ、狩猟によって補殺した野生のヒグマを対象とする儀式はカムイ・ホプニレ (kamuy hopunire) と呼んで区別される。 ちなみにこのホプニレとはho「尻」+puni「何々を持ち上げる」+re「使役動詞語尾」で「(カムイを)発たせる」の意味。狩猟で殺された直後の獣のカムイは、魂 (ramat) の形で両耳の間に留まっているという。そこでカムイ・ホプニレの儀式では祭壇を設えてヒグマの頭部を祀り、酒食やイナウを捧げてそのカムイに神々の世界にお帰り頂くのである。


  1. ^ 「年中行事事典」p274  1958年(昭和33年)5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版
  2. ^ イヨマンテ禁止通達を撤廃 アイヌ儀式、52年ぶり”. 47 News (2007年4月28日). 2012年1月16日閲覧。


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