イソマルトとは? わかりやすく解説

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イソマルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/23 09:47 UTC 版)

イソマルト(Isomalt)は、糖アルコールの一種の甘味料である。砂糖に似た物理的性質が利用される。血糖値には殆ど影響せず、虫歯も起こさない。エネルギー価は、砂糖の半分程の約2 kcal/gである[1]。しかし、大部分の糖アルコールと同様に、大量に消費すれば、屁や下痢を含む胃の不調を引き起こす恐れがある。そのため、イソマルトは、1日当たり大人は50gまで、子供は25gまでの摂取に留めることが薦められている。イソマルトは、恐らく体から単純な炭化水素ではなく、食物繊維として扱われるために消化管に影響を与えると考えられている。そのため、多くの繊維と同様に、イソマルトは腸の運動を促進し、ほぼ未消化のまま腸を通過する。また、他の食物繊維と同様に、日常的に摂取し続けると不感状態になり、腸の異常のリスクは減る。イソマルトは、通常、スクラロース等のより強い甘味料と混合して用いられ、これにより、砂糖とほぼ同等の甘さとなる。


  1. ^ Position of The American Dietetic Association (use of nutritive and nonnutritive sweeteners). J Am Diet Assoc. 1998;98:580–587.
  2. ^ Joint Expert Committee on Food Additives (JECFA). “Isomalt”. International Programme on Chemical Safety (IPCS). 2012年12月15日閲覧。
  3. ^ Wohlfarth, Christian. CRC Handbook of Enthalpy Data of Polymer-Solvent Systems. CRC Press, 2006. Google Books result: ISBN 0-8493-9361-2


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