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シジュウカラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/15 15:56 UTC 版)

(イシガキシジュウカラ から転送)

シジュウカラ
シジュウカラ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Passeri
小目 : スズメ小目 Passerida
: シジュウカラ科 Paridae
: シジュウカラ属 Parus
: シジュウカラ P. minor
学名
Parus minor Temminck & Schlegel1848
和名
シジュウカラ(四十雀)
英名
Japanese Tit
Oriental Tit
ParusMajorMap.svg
  Parus minor シジュウカラ

シジュウカラ(四十雀、学名 Parus minor)は、鳥類スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属の1種である。

目次

特徴

分布

日本東アジアロシア極東

近縁種の Parus major が、ユーラシア中部・西部・北アフリカに生息する。アムール川流域では2種が交雑なしに共存している[1]

日本では4亜種が周年生息する(留鳥)。

形態

全長13–16.5cm。種小名 minor は「小さな」の意だが、シジュウカラ科の中では大型種である。

上面は青味がかった灰色や黒褐色、下面は淡褐色の羽毛で覆われる。頭頂は黒い羽毛で被われる。頬から後頸にかけて白い斑紋が入るが、喉から胸部にかけて黒い斑紋に分断され胸部の明色部とは繋がらない。喉から尾羽基部の下面(下尾筒)にかけて黒い縦縞が入る。翼の色彩は灰黒色。大雨覆の先端(羽先)に白い斑紋が入り、静止時には1本ずつの白い筋模様(翼帯)に見える。

嘴の色彩は黒い。後肢の色彩は淡褐色。

オスは喉から下尾筒にかけての縦縞がより太い。

ユーラシア中部・西部の P. major は腹部が黄色いが、シジュウカラ P. minor の腹部は白い。また、イシガキシジュウカラなど日本の南部に生息する亜種では背の黄色みがなく、喉から胸部にかけての黒い斑紋は太いなど、他の亜種に比べて全体に黒っぽい。

生態

森林湿原などに生息する。通常は渡りは行わないが、寒冷地に分布する個体や食物が少ない時には渡りを行う事もある。非繁殖期にはシジュウカラ科の他種も含めた小規模な混群を形成する。和名は鳴き声(地鳴き)に由来する。 鳴き声は甲高いよく通る声で「ツィピーツィピーツィピー」と繰り返す。

食性は雑食で、果実種子昆虫などを食べる。地表でも樹上でも採食を行う。

繁殖形態は卵生。樹洞内にコケを組み合わせ獣毛や羽毛などを敷いた皿状の巣を作り、日本では4–7月に7–10個の卵を年に1-2回に分けて産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は13–14日。雛は孵化してから16-22日で巣立つ。

分類

本種は、以前はParus major (en:Great tit) と同一種とみなされており、Parus majorの30以上の亜種の一つに分類位置づけられていた。(Parus major minor

2005年に発表された分類研究により、Parus majorは、Parus majorParus minorParus cinereus の独立した3種に分割された。 ただし、この新しい分類はまだ一般に普及しているとはいえず、鳥類図鑑などではいぜんとして、Parus major minorと表記されていることが多い。

Parus minor の亜種は以下の通り。

  • "Parus minor minor" シジュウカラ
  • "Parus minor amamiensis" アマミシジュウカラ
  • "Parus minor dageletensis"
  • "Parus minor kagoshimae"
  • "Parus minor nigriloris "イシガキシジュウカラ
  • "Parus minor nubicolus"
  • "Parus minor okinawae" オキナワシジュウカラ
  • "Parus minor subtibetanus"
  • "Parus minor tibetanus"

  1. ^ Päckert, M.; Martens, J.; et al. (2006), “The great tit (Parus major) – a misclassified ring species”, Biological Journal of the Linnean Society 86 (2): 153–174 


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