イギリス下院とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ビジネス > 時事用語 > イギリス下院の意味・解説 

イギリス下院(いぎりすかいん)

イギリス議員内閣制の国だ。日本同じく二院制を採っている。イギリスではこの二つの院は、上院下院呼ばれる

このうち上院貴族から構成される院だ。選挙はない。対して下院は、選挙選ばれ議員構成される

イギリス下院の選挙
選挙権18歳からで、被選挙権21歳からだ。総定数は659人で、任期5年だ。日本衆議院同じように、解散がある。イギリスは、選挙制度として、「小選挙区制」を採用している。つまり、ひとつの選挙区から一人選ばれる

投票は、記号投票方法がとられている。記号投票方法とは、投票したい候補者チェックを入れるタイプ選挙方式のことだ。

まず、有権者候補者氏名印刷され投票用紙用う。これにはその選挙区から立候補している候補者氏名住所記載されている。有権者この中から一人を選ぶ。そして、その候補者氏名右側×印をつける。この用紙投票箱入れ投票完成する。その選挙区立候補者のうち、得票数が一番多かった候補者当選する

(2000.10.14掲載


庶民院 (イギリス)

(イギリス下院 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 05:31 UTC 版)

庶民院(しょみんいん、英語: House of Commons of the United Kingdom、略称:the Commons)は、イギリスの議会を構成する議院のひとつで、下院に相当する。


注釈

  1. ^ 英国議会は、二院制ではなく国王を含めた三院制であるとする古い法律学説もある。この点は、イギリスに於ける庶民院の発展史・学説史をたどる際の知識である。
  2. ^ 歳入や歳出を決定する法案。イギリスには統一的な「予算」はない。各税法等や各支出法の総体が、その年の財政の現況であるにすぎない。

出典

  1. ^ 英国・公的機関改革の最近の動向”. 内閣官房. 2020年7月2日閲覧。
  2. ^ 間柴泰治「「2000年政党、選挙及び国民投票法」の制定とイギリスにおける政党助成制度(資料)」『レファレンス』第54巻第8号、国立国会図書館、2004年8月、70-79頁、CRID 1522262180332576384doi:10.11501/999930ISSN 00342912“国立国会図書館デジタルコレクション” 
  3. ^ “Can Nick Clegg survive another meltdown for the Lib Dems?”. ガーディアン. (2014年5月11日). http://www.theguardian.com/commentisfree/2014/may/11/nick-clegg-lib-dem-meltdown-rawnsley 2014年11月24日閲覧。 
  4. ^ “Nigel Farage: after Ukip’s Rochester win general election is unpredictable”. ガーディアン. (2014年11月21日). http://www.theguardian.com/politics/2014/nov/21/nigel-farage-ukip-rochester-win-mark-reckless-general-election-unpredictable-tories 2014年11月24日閲覧。 
  5. ^ “英国民投票:下院の選挙制度改革を否決、連立政権内で緊張の兆し”. ブルームバーグ. (2011年5月7日). http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aolG2F8abi8Q 2011年5月7日閲覧。 
  6. ^ “英下院の選挙制度変更、国民投票で大差の否決”. 読売新聞. (2011年5月7日). https://web.archive.org/web/20110510150003/http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110507-OYT1T00644.htm 2011年5月7日閲覧。 
  7. ^ 古賀豪; 奥村牧人; 那須俊貴『主要国の議会制度』(PDF)(レポート)国立国会図書館調査及び立法考査局〈調査資料〉、2010年3月、13頁。全国書誌番号:21726805http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/document/2010/200901b.pdf 
  8. ^ 小松浩「イギリス連立政権と解散権制限立法の成立」『立命館法学』第341巻、立命館大学法学会、2012年1月、1-19頁、CRID 1390009224877656320doi:10.34382/00006785hdl:10367/3573ISSN 0483-1330NAID 110009523714 
  9. ^ 上綱秀治「2022年議会解散及び召集法の制定 : イギリス」『外国の立法. 月刊版 : 立法情報・翻訳・解説』第292-1号、国立国会図書館、2022年7月、16-17頁、doi:10.11501/12302071ISSN 0433096X“国立国会図書館デジタルコレクション” 
  10. ^ Manor of Northstead: David Cameron - GOV.UK”. 2020年5月9日閲覧。
  11. ^ ホイル新下院議長、引きずられて議長席に イギリス”. BBC (2019年11月5日). 2019年11月6日閲覧。
  12. ^ 前田英昭『世界の議会1イギリス』ぎょうせい、1983年。 
  13. ^ 河島太朗「【イギリス】下院議事規則の改正」『外国の立法』第245-2号、国立国会図書館、2010年11月、NAID 40017388223 
  14. ^ 上田涼「イギリスにおける庶民院の優越の歴史的変遷」『憲法研究』第52巻、2020年、1-22頁、doi:10.34519/constitution.52.0_1 
  15. ^ Jory, Rex. (June 4, 2003). The Advertiser. Delight of a city not yet shackled by security. Section: Opinion. Pg. 18 (writing, "Entering the House of Commons to listen, from the public gallery, to Question Time is to be treated like a felon being sent to prison. I was stripped of anything larger than a fountain pen. Even a folded newspaper was viewed as a potential weapon of mass destruction.")


「庶民院 (イギリス)」の続きの解説一覧

イギリス下院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 22:59 UTC 版)

クエスチョンタイム」の記事における「イギリス下院」の解説

イギリス下院におけるクエスチョンタイムは、議会開会中は毎日1時間設定されており、首相へ質問少なくとも週に1度行われる。 例 2008年10月13日(月)16日(木) 13日(月) - 14:3015:30 児童・学校および家庭大臣への質問 14日(火) - 14:3015:30 コミュニティーおよび地方政府大臣への質問 15日(水) - 11:3012:00 北アイルランド大臣への質問12:0012:30 首相へ質問 16日(木) - 10:3011:30 イノベーション大学および職業技能大臣への質問 このうち水曜クエスチョンタイム後半12:0012:30行われる首相へ質問」が、いわゆる党首討論である。 クエスチョンタイムでは、前の質問対す答弁終わったタイミング次の質問希望する与野党議員起立し議長次の質問者を指名する。どの質問希望者を指名するかは議長その場即座に判断する指名されなかった議員着席し指名され質問者は自席起立したまま質問する音声議場内に吊り下げられているマイクが拾う。 下院本会議場中央のにはディスパッチ・ボックス(Dispatch box)と呼ばれる2つ書類箱が対称置かれている。議題管轄する大臣答弁者)と、その大臣対応する影の大臣は、それぞれ与党席・野党席側のディスパッチ・ボックスの前に座る。イギリス下院本会議での発言当日自席で行うことが基本であり、この二名限っては、発言中にディスパッチ・ボックスに手をかけたり資料など置いたりすることができる(他の議員メモなどを手で持ちながら発言しなければならない)。ディスパッチ・ボックス前の影の大臣野党代表して総括質問を行うが、「首相へ質問」の場合は影の首相である野党第一党党首がこれをつとめる。このため、影の首相による質問のあいだは党首討論のような形となる。ただし、野党党首などの影の内閣メンバークエスチョンタイム以外にも政府世論に対して働きかける機会が多いのに対し党内地位知名度の低い議員にとってはクエスチョンタイム重要な活躍機会であり、クエスチョンタイム与野党の代表同士討論であるのみならず一般議員によるアピールの場としての意義大きい。 なお、あくまでクエスチョンタイムは「質問時間」であり、「討論時間」ではない。ゆえに議員質問し大臣答弁するのみである。ただし、その中で質問者と答弁者がそれぞれ自らの政策アピールし対立党の政策批判することから、実質的に討論のような状況になる。

※この「イギリス下院」の解説は、「クエスチョンタイム」の解説の一部です。
「イギリス下院」を含む「クエスチョンタイム」の記事については、「クエスチョンタイム」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「イギリス下院」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イギリス下院」の関連用語

イギリス下院のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イギリス下院のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
時事用語のABC時事用語のABC
Copyright©2024 時事用語のABC All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの庶民院 (イギリス) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのクエスチョンタイム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS