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イギリスの議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/31 21:12 UTC 版)

(イギリスの国会 から転送)

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イギリス議会グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会英語The Parliament of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland )は、イギリス議会であり、本国及び海外領土の最高機関である。

ロンドンテムズ川のほとりに建つウェストミンスター宮殿(時計塔の通称「ビッグ・ベン」が代名詞として使用される)が議事堂である。

歴史の項で言及されるとおり、現在のイギリス議会はイングランド議会を実質的な祖としており、歴史上イギリスのイングランド以外の地域(独立したアイルランドも含む)には個別の議会が存在していた(これらの議会は「地方議会」として「復活」しているので「存在している」ということもできる)。このため他と区別して特にウェストミンスターに存在する議会に言及する場合、この議会をウェストミンスター議会と呼ぶことがある。

目次

歴史

中世イギリス諸島の3王国、イングランド王国スコットランド王国アイルランド王国はそれぞれの議会を持っていた。1707年、連合法によりイングランドとスコットランドが合同し、グレートブリテン議会 (The Parliament of Great Britain) が成立する。次いで1800年連合法により、アイルランドを含む連合王国議会 (The Parliament of the United Kingdom) が成立する。1911年に制定された議会法によって、慣習となっていた庶民院の優越が法律に明記された。

構成

下院に相当する庶民院 (House of Commons) と上院に相当する貴族院 (House of Lords)で構成される両院制で、そこで可決された法案を儀礼的に承認するイギリス国王The Crownを合わせた3機関から構成される。

イギリスの法律では、イギリスの主権(sovereign)は両院と王位によって構成される“議会”にあるとされる。議会の長は、儀礼上、イギリス王位である。しかし、王位の存在については、イギリスの憲法を構成する慣習法の一つに「君臨すれども統治せず」とあり、儀礼的なものに留まる。昔の王政時代から、議会制民主主義を歴史的に発達させた国ならではの政治システムが完成している。

議会で可決された法案(庶民院の優越により貴族院が否決・修正しても庶民院が可決していれば庶民院案が通る)が王位に承認されることにより、法令が認可される。王位は、それに在る者の意志と関係なく、儀礼的に可決された法案を承認することとなっていて、首相の助言によって行動するのみである。議院内閣制により、議会に対して責任を負うのは、彼ら大臣である。但し、王位が首相の助言を拒否する権利は、久しく執行されたことがないものの、存在する。この場合、自動的に内閣総辞職か庶民院の解散総選挙となる。また、最高裁判所は伝統的に貴族院に付属する機関であったが、これは2009年10月1日をもって連合王国最高裁判所に改組された。裁判官となる法官貴族は引き続き上院の構成である。






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