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アーチリュート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/10/30 18:35 UTC 版)

アーチリュート(英 Archlute, 仏 Arciliuto, 伊 Arciliuto)[1]リュート族の撥弦楽器。ヨーロッパのバロック期通奏低音楽器およびソロ楽器として使用された。類似の楽器でリュート・アティオルバート(伊 Liuto Attiorbato)と呼ばれるものもある。


  1. ^ arciliuto は liuto(リュート)に「大きい」の意味を持つ接頭辞 arci- を付けたものである。したがって、アーチリュートは「大リュート」、「大きなリュート」の意味である。
  2. ^ 拡張バス弦を複弦にしたのは、楽器が作られた当時には巻き弦がなかったために、太いガット弦を用いねばならなかったが、その場合、太いガット弦の音は高い倍音をあまり含まないので、これを補うために、1オクターブ上の音を鳴らすオクターブ弦が必要となったからである。27本もの弦を演奏の度に調弦するのは大変であるので、現代のヒストリカル楽器では、リュート・アティオルバートにおいても、拡張バス弦を単弦とすることが多い。これが可能なのは、現代では重くて細い金属巻き弦を用いることによって、1本の弦で高い倍音をも含んだ音を作ることができるからである。
  3. ^ 長い拡張ネックを持った楽器はネック部分の重みのために全体が重くなり、しかも重心がネック側に偏るため、ソロ演奏には有利でないとされる。
  4. ^ この記事でいうアーチリュートと同等の楽器を、「アーチリュート」と呼ばず、「キタローネ」「テオルボ」などと呼称していたかもしれない。
  5. ^ このため、現代においても、アーチリュートとリュート・アティオルバートの語は明確に区別されず、しばしば混同して用いられる。


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