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アンテーノール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/06/20 09:27 UTC 版)

(アンテノル から転送)

アンテーノールἈντήνωρ, or Ἀντήνορας アンテーノラ(ー)ス、Antenor)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してアンテノルとも表記される。トロイア貴族アイシューエーテースとクレオメーストラーの子。トロイアの長老・相談役の中でも最も賢明な人物の1人。妻はトラーキアのキッセウスの娘テアーノーで、二人の間には大勢の子供が生まれた。アルケロコスアカマースグラウコス、ヘリカーオーン、ラーオドコスコオーンポリュボスアゲーノールイーピダマースラーオダマース、デーモレオーン、エウリュマコス、それとクリーノー[1])で、息子たちのほとんどはトロイア戦争で死んでしまった。他にも名前のわからない女性との間にペーダイオスという息子がいたと言われる。トロイア戦争が起こる前、アンテーノールはプリアモス王の顧問だった。アンテーノールはヘレネーギリシア(夫のメネラーオス)に送り返すよう皆に提言した[2]が、自分がギリシアとは敵対し、平和のためだということは示さなかった。後の伝説では、アンテーノールが敵のためにトロイアの城門を開いた裏切り者だとプリュギアのダーレスやクレータのデクテュスに言われる。町が略奪にあった時、門に豹皮で目印をつけたアンテーノールの家だけは略奪を免れたからだった。別のさまざまな伝説では、アンテーノールはトロイアのあった場所に都市を再建したとも、キュレネに定住した[3]とも、パタヴィウム(現パドヴァ)の創設者になった[4]とも言われている。




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