アンジェルジェ家
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アンジェルジェ家(フランス語:Ingelgeriens)は、ないしアンジュー家(フランス語:Première maison d'Anjou)は、カロリング帝国初期に創立したフランス貴族の家系。10世紀から11世紀にかけてアンジュー伯位を継承した。
- ^ Vauchez, Encyclopedia of the Middle Ages, 65.
- ^ 12世紀に書かれた『Gesta Consulum Andegavorum』には、彼の父親についてTertullus nobilem duxとしている。しかし、Tertullus(テルチェル)という名もduxの身分も他では見られない。他の12世紀の文献『Chronicon Turonensis』 (1180年頃)ではアンジェルジェのことをnepos Hugonis ducis Burgundiæ(ブルゴーニュ公ユーグの甥/孫)としている。このユーグは年代的にユーグ黒公よりも、西フランク王ルイ2世およびルイ3世に影響を及ぼしたサン=ジェルマン修道院長ユーグ(Hugues l'Abbé、古ヴェルフ家コンラート1世の子)ではないかと考えられている(後の文献ではこのユーグをカール大帝の子ユーグと混同しており、このためいくつかの19世紀の文献でもペトロニラをカール大帝の孫と誤って記載している)。最近の研究者はテルチェルとペトロニラについて史実ではないとしている。
- ^ a b c d Bernard S. Bachrach (1993), Fulk Nerra, the Neo-Roman Consul, 987 - 1040: A Political Biography of the Angevin Count (Berkely: University of California Press, ISBN 0 520 07996 5), 4 - 5.
- ^ a b Anjou: Chapter 1. Comtes d'Anjou atFoundation for Medieval Genealogy: Medieval Lands Project.
- 1 アンジェルジェ家とは
- 2 アンジェルジェ家の概要
- 3 参考文献
アンジェルジェ家
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「アンジェルジェ家」を参照 第1のアンジュー家は、フランク人の貴族インゲルガリウス(アンジェルジェ(フランス語版))を祖とする家系で、アンジェルジェ家とも呼ばれる。アンジェルジェのフルク3世の娘を通じて、第2のアンジュー家とは女系でつながっている。
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