アングレーム国際漫画祭とは? わかりやすく解説

アングレーム国際漫画祭

読み方:アングレームこくさいまんがさい
別名:Festival international de la bande dessinée d'Angoulême
英語:Angoulême International Comics Festival

フランス南西部アングレーム毎年開催されているマンガ・コミック関連のイベント

アングレーム国際漫画祭は、1974年に、フランス語圏中心とする漫画文化バンド・デシネベデ)」のファン活動として始まった以後その規模徐々に拡大し国際的規模イベント成長した2013年催しでは来場者20万人超えたとされている。マンガ関連のイベントとしては、日本コミケコミックマーケット)に次ぐ規模といえる。なおコミケ来場者50万人超えている。

アングレーム国際漫画祭では、1976年より、優れた作品作家に賞を贈っている。作家1名にグランプリ贈られ場合によっては特別賞設けられる年もある。長らくバンド・デシネがアングレーム国際漫画祭のメインだった背景もあり、これまで賞の大半フランス人作家贈られてきた、2013年には「40周年記念特別賞」が設けられ鳥山明贈られた。これは日本人として初の受賞となった

2014年1月催されたアングレーム国際漫画祭では、日韓いわゆる従軍慰安婦問題」について、韓国および日本それぞれ自らの主張織り込んだマンガ作品出展するとしていた。このうち日本側の展示品だけが「政治的宣伝にあたる」との理由から撤去された。この事態受けて、駐仏日大使会見を開くなどの騒動起きている。

フランスで開催される日本マンガ文化紹介機会となるイベントとしては、「ジャパンエキスポ」などもある。ジャパンエキスポ日本文化テーマに、伝統文化からサブカルチャーまで幅広く紹介する、いわば日本文化博覧会である。

関連サイト
41e Festival de la Bande Dessinée d'Angoulême30 janvier au 2 février 2014


アングレーム国際漫画祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 03:29 UTC 版)

アングレーム国際漫画祭(アングレームこくさいまんがさい、: Festival international de la bande dessinée d'Angoulême)は、ヨーロッパ最大級のバンド・デシネのイベントである。1974年よりフランスアングレーム市が開催している。フランスで最も古い漫画関連のイベントであり、「漫画界におけるカンヌ」とも言われている[1][2]


注釈

  1. ^ Prix hommage pour l'ensemble de son œuvreフランス語版
  2. ^ Fauves d'honneur

出典

  1. ^ a b 水木しげる先生受賞『アングレーム国際マンガフェスティバル・遺産賞』!! 境港市観光協会
  2. ^ “高橋留美子さんがアングレーム国際漫画祭グランプリ「マンガの慣例を超えた最初の人物」”. ハフィントン・ポスト. (2019年1月24日). https://www.huffingtonpost.jp/entry/its-a-rumic-world_jp_5c5d8da6e4b0974f75b3d531 2019年12月7日閲覧。 
  3. ^ 【アングレーム国際漫画祭特集①】アングレーム国際漫画祭とは何か”. BDfile(ベデフィル) (2012年2月21日). 2016年1月8日閲覧。
  4. ^ Comics: 271.208 biglietti venduti. E' il record di sempre - Cronaca - lanazione.it
  5. ^ a b 『世界が認めた郷土出身漫画家 谷口ジローの世界』開催の案内”. 鳥取市 (2009年5月15日). 2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月22日閲覧。
  6. ^ “フランス アングレーム公式作品に日本漫画多数選出”. アニメ!アニメ! (イード). (2007年1月24日). https://animeanime.jp/article/2007/01/24/1435.html 2019年6月22日閲覧。 
  7. ^ “水木しげる氏 仏アングレームのベストコミック賞受賞”. アニメ!アニメ! (イード). (2007年1月29日). https://animeanime.jp/article/2007/01/29/1451.html 2019年6月22日閲覧。 
  8. ^ “浦沢直樹「PLUTO」 仏アングレームで二度目の受賞”. アニメ!アニメ! (イード). (2011年1月31日). https://animeanime.jp/article/2011/01/31/7542.html 2019年6月22日閲覧。 
  9. ^ a b “「劇画漂流」「乙嫁語り」 仏・アングレーム国際フェスで受賞”. アニメ!アニメ! (イード). (2012年1月30日). https://animeanime.jp/article/2012/01/30/9337.html 2019年6月22日閲覧。 
  10. ^ 大友克洋、仏アングレーム国際漫画祭で日本人初の最優秀賞受賞!”. 映画.com (2015年1月30日). 2015年1月30日閲覧。
  11. ^ a b “「ちいさこべえ」がシリーズ賞、上村一夫が遺産賞 仏・アングレームで日本2冠”. アニメーションビジネス・ジャーナル. (2017年1月30日). http://animationbusiness.info/archives/2059 2019年6月22日閲覧。 
  12. ^ PALMARÈS OFFICIEL 2017(アングレーム国際漫画祭 公式サイト 2017年度受賞作一覧)
  13. ^ 手塚治虫展に長蛇の列、楳図かずおら日本人作家も受賞 「第45回アングレーム国際映画祭」に行ってきた
  14. ^ 高橋留美子さんグランプリ 仏アングレーム漫画祭,産経ニュース,2019年1月24日
  15. ^ つげ義春さんが特別栄誉賞 欧州最大規模の漫画の祭典(朝日新聞デジタル記事(2020年2月2日)
  16. ^ a b “仏漫画祭、諫山さんに特別賞 池上さんらに栄誉賞も”. 共同通信社. (2023年1月29日). https://www.47news.jp/8872304.html 2023年1月29日閲覧。 
  17. ^ 「うっそだろ」浦沢直樹が驚く「石の花」 一人で描いた孤高の漫画家(朝日新聞2023年4月22日)
  18. ^ “萩尾望都がアングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞「漫画に出会うことで私の人生は豊かに」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年1月29日). https://natalie.mu/comic/news/558883 2024年1月29日閲覧。 


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