アリソフの気候区分とは? わかりやすく解説

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アリソフの気候区分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 09:59 UTC 版)

アリソフの気候区分(アリソフのきこうくぶん)とは、ソビエト連邦気候学者であるB・P・アリソフ(Алисов, Борис Павлович、B. P. Alissow〔B. P. Alisovとも表記、1891年 - 1972年[1]〕)が考案した気候区分緯度地表の状態を大気循環によって区分したものである[2]


注釈

  1. ^ 高温多湿な気団[8]。熱帯気団の変質によって生じる[7]
  2. ^ 高温乾燥の気団[8]
  3. ^ 冷涼湿潤の気団[8]
  4. ^ 寒冷な気団[8]。北半球のものを北極気団、南半球のものを南極気団という[2]
  5. ^ 亜赤道帯[11]・赤道モンスーン帯ともいう[12]
  6. ^ 亜熱帯気団地帯ともいう[2]
  7. ^ 中緯度気団帯ともいう[11]
  8. ^ 両者を合わせて亜極気団地帯ともいう[2]
  9. ^ 両者を合わせて極気団地帯ともいう[2]
  10. ^ アリソフは赤道気団帯を2つに細分したが、実際は大陸性と海洋性の間の差異は些細なものであると自ら言明している[16]
  11. ^ ケッペンの気候区分のAfに対応する[12]
  12. ^ ケッペンの気候区分のAmに対応する[12]
  13. ^ ケッペンの気候区分のAfに対応する[12]
  14. ^ 熱帯大陸性気候ともいい、ケッペンの気候区分のBWに対応する[12]
  15. ^ 熱帯海洋性気候ともいう[12]
  16. ^ ケッペンの気候区分のBWに対応する[12]
  17. ^ ケッペンの気候区分のAfに対応する[12]
  18. ^ ケッペンの気候区分のBSに対応する[12]
  19. ^ 地中海性気候[17]・大陸西岸の亜熱帯海洋性気候ともいう[12]。ケッペンの気候区分のCsに対応する[12]
  20. ^ 大陸東岸の亜熱帯モンスーン気候ともいう[12]。ケッペンの気候区分のCwもしくはCfaに対応する[12]
  21. ^ ケッペンの気候区分のDfに対応する[12]
  22. ^ 福井英一郎『気候学概論』には記載されていない区分である[17]
  23. ^ 西岸海洋性気候ともいう[17]。ケッペンの気候区分のCfbに対応する[12]
  24. ^ 東岸季節風気候[17]・大陸東岸のモンスーン気候ともいう[12]Dwに対応する[12]
  25. ^ 亜北極大陸性気候ともいう[17]
  26. ^ 海洋性亜北極気候ともいう[17]。ケッペンの気候区分のETに対応する[12]
  27. ^ 福井英一郎『気候学概論』では極気団地帯の細分化区分は示されていない[17]。ケッペンの気候区分のET・EFに対応する[12]
  28. ^ 名称は「南インド」であるがインドの南部ではなく、インドネシアボルネオ島(カリマンタン島)などの東南アジア島嶼部(とうしょぶ)に設定された気候地域である。
  29. ^ ただし熱帯収束帯は1本の線で表されるため、気候帯1(赤道気団帯:赤)を再現することはできない[22]
  30. ^ ただし植生分布がアリソフの気候区分だけで説明できるわけではなく、地形地質などの要因も重要であることに注意が必要である[23]

出典

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  4. ^ a b 篠田(2009):56ページ
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  6. ^ a b c 矢澤(1989):352ページ
  7. ^ a b c 矢澤(1989):351ページ
  8. ^ a b c d e f 仁科(2007):65ページ
  9. ^ 仁科(2007):65 - 68ページ
  10. ^ 福井(1973):97ページ
  11. ^ a b 仁科(2007):68ページ
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 矢澤(1989):354ページ
  13. ^ a b c d e f g h 矢澤(1989):355ページ
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  15. ^ 水越・山下(1985):33ページ
  16. ^ a b c 矢澤(1989):356ページ
  17. ^ a b c d e f g 福井(1973):96ページ
  18. ^ 根本ほか(1959):26ページ
  19. ^ 根本ほか(1959):26 - 27ページ
  20. ^ 矢澤(1989):358ページ
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  22. ^ a b 佐藤(1989):145ページ
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  24. ^ 小泉ほか(2000):3 - 4ページ
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  26. ^ 中村ほか(1991):25ページ
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  29. ^ 吉野(1978):30ページ
  30. ^ a b 矢澤(1989):358 - 359ページ
  31. ^ 矢澤(1989):351 - 352ページ
  32. ^ a b 佐藤(1989):140ページ
  33. ^ a b 文部科学省(2010):106ページ
  34. ^ 佐藤(1989):140, 147ページ
  35. ^ 高橋ほか(2008):42ページ
  36. ^ 竹内ほか(2008):36ページ
  37. ^ 竹内ほか(2008):215ページ
  38. ^ 佐藤(1989):143ページ
  39. ^ 佐藤(1989):146 - 147ページ


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