アラミド‐せんい〔‐センヰ〕【アラミド繊維】
アラミド繊維
アラミド繊維とは、全芳香族ポリアミドからなる合成繊維である。ナイロンはポリアミド繊維からなる合成繊維の総称であり、デュポンのナイロン6、ナイロン66が有名で、染色性、耐摩耗性、弾性に優れているが、1970年以降は、吸水性と光脆化性に勝るポリエステル繊維に王座を奪われた。これらの脂肪族ポリアミドに対して、パラフェニレジアミンとテレフタル酸クロリドからつくられるデュポンのケブラー繊維は、芳香族ポリアミドで、強度は普通の合成繊維の数倍、硬さは普通の合成繊維の3倍程度あるなど、強化プラスチック用繊維として優れた剛性をもつ製品がつくられ、ラジアルタイヤのコードとして耐久性、耐熱性が最適とされる。
アラミド繊維 aramid seni
ポリアミド
(アラミド繊維 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/24 22:07 UTC 版)
ポリアミド (polyamide) とは、アミド結合によって多数のモノマーが結合してできたポリマーである。一般に脂肪族骨格を含むポリアミドをナイロンと総称し、これは初めて合成されたポリアミドであるナイロン-66のデュポン社の商標に由来する。また、芳香族骨格のみで構成されるポリアミドはアラミドと総称される。
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- ^ L. Vollbracht and T.J. Veerman, US Patent 4308374 (1976)
- 1 ポリアミドとは
- 2 ポリアミドの概要
- 3 アラミド
- 4 関連項目
「アラミド繊維」の例文・使い方・用例・文例
- アラミド繊維という合成繊維
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