アラシタの祭とは? わかりやすく解説

エケコ

(アラシタの祭 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:35 UTC 版)

エケコエケコ人形(えけこにんぎょう)とは、南米ボリビアアラシタの祭後述)の際に売られる人形である。


注釈

  1. ^ ボリビアでは地元の「アストリア」を吸い切らせる、ペルーではやはり地元の「ナシオナル」を半分だけ吸わせるとよいとされている。日本ではマールボロのライトメンソールが好物とされている。いずれにせよ、持ち主が喫煙者であれば持ち主の吸う銘柄のタバコで構わない。火曜と金曜(の夜)に吸わせると願いが叶うという。とはいえ、実際は人形自身や身に着けさせたものの破損や火災の原因となる可能性はあるので火は付けずただ咥えさせるだけでよい。
  2. ^ 人形があまり小さいと咥えられないので注意が必要。この場合は最低でも全高20センチ程度の人形を用いる。また、基本的には手工芸品であるので口のサイズにある程度の誤差があるほか、サイズによってはスリムサイズはそのまま入るが通常の太さのものはフィルターを潰さないと入らないものもある。
  3. ^ ペルーでは一般的に西の方角に向けて置くとよいとされる。

出典

  1. ^ a b 朝日新聞朝刊2008/03/21より


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アラシタの祭

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エケコ」の記事における「アラシタの祭」の解説

アラシタの祭(あらしたのまつり)またはアラシタの市(あらしたのいち)(西: Feria de Alasita、英: Alasitas fair)は、毎年1月24日アンデス地方いくつかの町で行なわれるエケコミニチュア品の市場である。特にボリビアラパス行なわれるアラシタの祭は規模大きく有名である。本来の祭は1月24日であるが、その数日前から市場開かれるエケコ説明にあるとおり、アイマラ族の人たちは今年手に入れたいと願うもののミニチュア品をエケコ持たせて飾る。このため、アラシタの祭では実に様々なもののミニチュア品が販売されている。一例挙げると、次のようなものである。 袋に入った穀類(米、麦、キヌアなど) 缶詰食料品 洗濯粉石鹸固形石鹸 鍋、釜、フライパンなどの調理器具 紙幣ボリビアーノドルなど) クレジットカード 大学学位記ディプロマ各種資格証(弁護士資格医師免許教員免許運転免許など) 家(庭付き豪邸ジオラマのようなものも) 煉瓦鉄骨などの建材 オートバイ乗用車トラック パソコン冷蔵庫洗濯機ステレオなどの家電品 ドレスなどの服飾品宝飾品 パスポート 航空券鉄道バスなどの切符 また、変わった例では、よい男性巡り会いたい女性雄鶏ミニチュアエケコ持たせるスペイン人感覚ではは弱いものの代表であるが、アイマラ人感覚では強い動物なのであろう)。 いわゆるバービー人形のような女の子用の玩具売られているが、これはきれいな女性欲し男性のためのものではなくかわいくなりたい、または人形着ているようなきれいな服を手に入れたいと願う女性購入する。 これらのミニチュア品は、近年ではコピー機を使うなどして本物そっくり作られている。箱入り洗剤などは、ラベル現実商品そのままで、1cm程度大きさになっているのである中には本当にその洗剤一摘み入っていたりする)。 もともとは、ミニチュア品は販売されていたのではなく各自自分作ったミニチュア品を持ち寄って交換していたのだという。 近年ではドルユーロミニチュア流行りで、背景には出稼ぎ移民送金が生活の頼みになっている現状があるという。

※この「アラシタの祭」の解説は、「エケコ」の解説の一部です。
「アラシタの祭」を含む「エケコ」の記事については、「エケコ」の概要を参照ください。

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