アドーニスとは? わかりやすく解説

アドーニス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 00:45 UTC 版)

アドーニス古希: Ἄδωνις, ラテン文字表記:Adōnis)は、ギリシア神話に登場する、美と愛の女神アプロディーテーに愛された美少年。フェニキアの王キニュラースとその王女であるミュラーの息子[1]


  1. ^ a b c 『神の文化史事典』41頁(「アドニス」の項)。
  2. ^ a b 『図説ギリシア・ローマ神話文化事典』14頁(「アドニス」の項)。
  3. ^ 『図説ギリシア・ローマ神話文化事典』15頁(「アドニス」の項)。
  4. ^ 『世界神話辞典』27頁(「アドーニス」の項)。
  5. ^ 呉茂一『ギリシア神話 上巻』新潮社、1956年、140頁。


「アドーニス」の続きの解説一覧

アドーニス(アネモネ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 08:38 UTC 版)

ペルセポネー」の記事における「アドーニス(アネモネ)」の解説

アッシリア王キニュラースの娘ミュラースミュルナ)が父王を愛しその結果生まれたアドーニス。 この不幸な出生のアドーニスの養育を、愛の女神アプロディーテー密かにペルセポネー頼んだ。しかしアドーニスの美しさペルセポネーもアドーニスを愛すようになった。そこでゼウス1年の1/3をそれぞれアプロディーテーペルセポネー暮らし、残る1/3をアドーニスが好きなように使うよう決めたのだが、アドーニスは自分時間全てアプロディーテー与えた。これを知ったアレース獰猛な変身し、アドーニスを殺した。この時アドーニスが流した血からアネモネ生まれ、死を悲しみアプロディーテー流した紅涙白薔薇赤く染めた

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アドーニス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 05:55 UTC 版)

アプロディーテー」の記事における「アドーニス」の解説

アドーニス(Adonis)は、アッシリア王テイアースの娘スミュルナ生んだ子であるとされるスミュルナは、アプロディーテーへの祭祀怠ったため父親に対して愛情を抱く呪をかけられ策を弄してその想い遂げた。しかし、これが露見したため父に追われ殺される所を神に祈って没薬の木(スミュルナ)に変じた。その幹の中で育ち生まれ落ちたのがアドーニスといわれるまた、アドーニスの出生についてはまった別の説話も多い。例えば、アポロドーロス述べるところでは、エーオースの子孫で、キュプロスパポス市を建設したキニュラース息子がアドーニスである。 アプロディーテーはこのアドーニスの美しさ惹かれ、彼を自らの庇護下においた。だがアドーニスは狩猟最中野猪の牙にかかって死んだ女神嘆き悲しみ、自らの血をアドーニスの倒れた大地注いだ(アドーニス本人の血とする説も)。その地から芽生えたのがアネモネといわれるアプロディーテーはアドーニスの死後、彼を祀ることを誓ったが、このアドーニス祭は、アテーナイキュプロス、そして特にシリア執り行われた。この説話は、地母神死んで穀物としての少年というオリエント起源宗教特色色濃く残したものである。

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