アドミラル・シェーア (装甲艦)とは? わかりやすく解説

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アドミラル・シェーア (装甲艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/12 04:59 UTC 版)

アドミラル・シェーア (Admiral Scheer) は、ドイツ海軍ドイッチュラント級装甲艦の2番艦で、竣工時は装甲艦 (Panzerschiff) であったが後に重巡洋艦 (Schwerer Kreuzer) へ類別変更された。他国では「ポケット戦艦」として紹介された[1]。艦名は第一次世界大戦のドイツ大洋艦隊司令長官ラインハルト・シェアにちなむ[1]。アドミラル・シェアやアドミラル・シェアーとも表記する。なお、ドイツ語の発音に従えば本来はアトミラール・シェーアと表記すべきだが、日本では英語読みのアドミラルで呼ばれるのが一般的である[1]


  1. ^ a b c #ポケット海軍年鑑(1937)p.160『戰艦"アドミラル・シエア Admiral Scheer" 全要目{排水量10,000噸 速力26節 備砲28糎砲6門 15糎砲8門 8.8糎高角砲6門 魚雷發射管(53糎)8門 起工1931年6月 竣工1934年9月 建造所ウイルヘルウスハーフエン海軍工廠} 獨逸のポケツト戰艦のもう一つの特徴は、汽罐のないデイゼル機關を主機械にして、その航續力を伸長したといふことである。これについては、各國でも種々の取沙汰がされてゐるが獨逸は超然として次の建造中の二艦にも装備するらしい。これは"ドイチユランド"よりは前檣に於て一段の進歩を示してゐるが、其他の要目は同じである。船體は最新式の電氣熔接法を用ひ、鋼鐵の重量を輕減して、それを巧妙な舷側のバルヂ(防護帶)の構築にあてゝゐる。シエアの名は英のネルソン、佛のジャン・バールに對抗して、彼のジユトランド大海戰にける獨艦隊首將の名を記念したもので、このやうな優秀艦が、困苦と缺乏しいの時代のたゞ中に於て生れたことを思へば、そゞろに感嘆を禁じ得ないものがあらう。』
  2. ^ a b c German Capital Ships of World War Two, p.129
  3. ^ a b c German Capital Ships of World War Two, p.130
  4. ^ a b German Capital Ships of World War Two, p.131
  5. ^ German Capital Ships of World War Two, pp.131-132
  6. ^ a b German Capital Ships of World War Two, p.132


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