アディオス
「アディオス」とは・「アディオス」の意味
アディオスとは、スペイン語のadiósをカタカナ読みしたものである。「さようなら」の意味があり、別れの言葉として使われるが、スペイン語のadiósは日本で耳にするような気軽に使われるものではない。アディオスを使う場面は、声をかける相手が物理的に長距離離れる場合と、二度と会うことのできないであろうという予測的なもの・嫌いな相手で二度と会いたくない・死という永遠の別れとして離れる場合である。もう簡単には会うことのできない長期の別れの際に使われるので、「またね」や「じゃあね」といった気軽な挨拶に使われることはない。そのため、スペイン語が母国語の人と会話する場合やスペイン語で会話をする時には注意しなければならない。気軽に使うのであれば、Chao(チャオ)という言葉がある。こちらは、よく見知った相手や頻繁に顔を会わせる人に対して「さようなら」や「ごきげんよう」という意味で日常的に使われる挨拶だ。ただし、使う相手が目上の人であればチャオは軽すぎて失礼にあたるので、その場合はHasta luego(アスタレーゴ)を使う。アスタレーゴもチャオと同じく、気軽に使える挨拶用語であるが、こちらは目上の人にも使える挨拶なので、使い分けるように覚えておくと便利である。イタリア語でもチャオを使うが、イタリア語でのチャオは「やあ」と人に会う時にも使うのに対して、スペイン語ではあくまでも別れる際にしか使われない。フランス語にもアデューというアディオスと似た意味の言葉があるが、似ているのはアデューがスペインに渡って変化したからだ。他にも、ヨーロッパの国々では似ている言葉が多くあり、アディオスと同じ意味を持つポルトガル語のアデウス(adeus)やイタリア語のアッディーオ(addio)がある。
日本でもアディオスを聞く機会はあるが、確実に聞ける場所がある。東京ディズニーシーにあるアトラクション「インディ・ジョーンズ・アドベンチャークリスタルスカルの魔宮」だ。映画「インディ・ジョーンズ」シリーズを元に作られているアトラクションで、イベントのナビゲーターとして登場するインディの助手「パコ」が、会話の終わりにアディオスと口にする。登場するたびにアディオスというので気軽に聞こえるが、命の保証がない危険なツアーだから「二度と会えないかもしれない」つもりで使っているのだ。
日本の歌の歌詞にもアディオスが登場する。そのひとつが、「CHAGEandASKA」が2001年8月22日にリリースした「ADIOS SENORITA(アディオス セニョリータ)」である。セニョリータは未婚の女性の呼称。異国で出会ったセニョリータに恋い焦がれたものの、結ばれることはなく、友人たちも騒ぐ喧騒の中で独り寂しくテキーラを傾ける男の姿を歌っている。
「アディオス」の語源・由来
アディオスの語源は、スペイン語の「adiós」だ。スペイン語のカタカナ表現として「アディオス」という。また、スペイン語の「adiós」は、フランス語のアデュー(a Dieu)からきている。a Dieuは元々、神の居る場所を指しているので「神の御許へ」と訳されるが、これが転じて軽々しく使えない「今生の別れ」という意味を持つようになったと考えられている。「アディオス」の熟語・言い回し
アディオスアミーゴとは
アミーゴはスペイン語で「親友」の意味を持つので、「さようなら友よ」や「さらば相棒よ」となる。日本ではもっと軽いノリで使われ、東京ディズニーシーのアトラクション「レイジングスピリッツ」でキャストの掛け声に使われ、ネットスラングとして定着している。また、カクテルの名前にも使われている。
アディオスアミーゴスとは
アミーゴスは、友達が複数人いる場面で使う。アディオスアミーゴと使い方は同じであるが、アミーゴ(amigo)は正確には男友達となり女友達はアミーガ(amiga)という。
アディオスクワッドとは
4人組のYouTuberグループの名前で、全員がスペイン出身の海外育ちのハーフという特徴がある。メンバーは、じゅん・けんぞう・トム・マルクで海外を拠点としてホームビデオなどを投稿している。
アディオス【(スペイン)adios】
読み方:あでぃおす
[感]さようなら。
アディオス
アディオス
アディオス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 09:47 UTC 版)
23話、26話、27話に登場。テンガロンハットを被りマントを羽織ったスタイルをしたロボット。ロボット専用の「殺し屋」でもある。
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