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ひみつのアッコちゃん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/08 09:10 UTC 版)

(アッコちゃん から転送)

ひみつのアッコちゃん』は、赤塚不二夫による日本少女漫画である。1960年代から21世紀に至るまで、たびたびテレビアニメ化され人気を呼んだ。また、テレビドラマ実写映画化もされている。

内容

なんでも望むものに変身できる魔法のコンパクトを鏡の精からもらった少女・アッコちゃんが、コンパクトの力を使って変身して、人助けをするコメディ。女の子が憧れの職業に変身するという、変身願望を満たす要素は後の魔法少女もののスタンダードとなり、大きな影響を残した。

登場人物

アッコ
本作のヒロイン。本名:加賀美あつ子。小学生。鏡の国のおじさん(アニメでは、女王)から、魔法のコンパクトをもらった。
モコ
アッコのクラスメイト。本名:浪花元子。女の子にしては、とんでもない大食漢。弟想いな優しい姉で大将にも怖気付かない強気な性格。
大将
モコのライバル。本名:赤塚大作。いつも2人の子分を連れて、アッコをいじめているが、男気溢れる人情家で弟にも優しい。
少将
大将の弟。まだ赤ん坊だが、言葉を話せる。まだ歩くことはできず、いつもドラにまたがっている。
カン吉
モコの弟。姉とは異なり、気が弱い性格。勉強読書が苦手でいつも仮病している。
キーオ
アニメ第2作に登場。正体は、鏡の国の王子様。母からもらったバンダナを付けている。他の男子と比べて、かなりの美形。学校では「姿桐男」と名乗り、普通の小学生を気取る。
ガンモ
カン吉の親友。本名:卯の花ガンモ。家は豆腐屋。語尾に「ゲス」「ヤンス」をつけて話す。趣味は落語三味線
チカ子
アッコのクラスメイト。アッコと同じ年だが、背が低いのがコンプレックス好きでそれが、騒ぎの元になる。
ギョロとゴマ
大将の子分たち。背が低い方がギョロ、高い方がゴマ。ギョロは目がギョロギョロしていてすばしっこく、ゴマはお世辞上手でよく大将にゴマをすっている。
アッコパパ
アニメのみに登場。30歳。本名:加賀美健一郎。職業は、第1作では船長、第2作ではニュースキャスター、第3作ではカメラマン。時々、仕事をサボることもある。
アッコママ
29歳。本名:加賀美恭子。職業は、第1作では専業主婦、第2作ではイラストレーター、第3作では芸術家。パパとは高校生の時に出会い、第3作(17話)では海岸でゴロツキたちに絡まれているところに出会った(見掛けによらず、ケンカは意外に強いらしい)。
佐藤先生
アッコの担任の先生。35歳。第1作ではハンサムな好青年、第2作では体育会系の筋肉バカ、第3作では落ち着いた顔になった。第2作終盤で森山先生と結婚した。
森山先生
アッコの担任の先生。25歳。第1作ではお色気美人、第2作では童顔、第3作では普通の顔になった。
シッポナ
アッコが飼っている白いメスネコ。実は、アッコより年上。国際航路の船長であるアッコの父・健一郎は、元々このネコを[shipowner(船主)]と呼んでいた。幼いアッコが「シッポナ」と呼んでから、それが両親にも定着した。
ドラ
大将が飼っているトラネコ茶色体色と黄土色の縞模様が特徴。シッポナに恋している。大将の弟の少将を運ぶのが仕事。
文造
大将の父。赤塚工務店の社長。頑固で男らしい性格だが、跡継ぎの大将には少し甘い。脇役だがアニメ全シリーズに活躍回がある。
源太郎
アニメ第2作に登場。鏡の国の女王様の命に従い、キーオに仕える年配の執事。料理上手。
お菊ばあちゃん
アニメ第2作に登場。佐藤先生のお母さん。派手な格好をしたファンキーな婆さんだが真っ当な意見の持ち主。
一平
アニメ第3作に登場。クールで生意気なオスペンギン。初登場した時には、すでにアッコの家に居候している。特技はサーフィン。好物はタイヤキ
本官さん
原作では、天才バカボンおそ松くんにも登場する目ん玉つながりのおまわりさんだが、アニメではつながっていない。
鏡の国の女王様
アニメのみに登場。鏡の国に住んでいる。第2作では、キーオという息子がいる。
鏡の国のおじさん
原作のみに登場。黒いタキシードサングラスが特徴のおじさん。

原作

1962年昭和37年)より集英社の少女漫画誌「りぼん」にて『秘密のアッコちゃん』として連載開始。

原作漫画では当初、アッコちゃんの鏡はコンパクトではなく等身大の大きな鏡であるが、それが割れたためコンパクトを使うという経緯になっている。変身する際にはアニメ版のような決まった呪文はなく、「鏡よ、鏡」と呼びかけて変身したいものを言う設定であった。

原作版の「カン吉とおばけやしき」の巻では、『おそ松くん』の六つ子が海水浴場の客役でゲスト出演、その後、イヤミが医者などの役で出演している。

2009年平成21年)より、河出書房新社から完全版が全4巻発売されたが、アニメ化にあたって連載再開した1968年(昭和43年)版はほとんどが1962年(昭和37年)のオリジナルをアニメ設定に合わせて改訂したものであることからフジオプロとの協議の結果コンパクトを受け取る経緯が異なる第1話「ふしぎなコンパクト」を含むオリジナルの物語となる4話のみが収録されている。

1981年(昭和56年)にはヤングマガジンにて「ヤング版ひみつのアッコちゃん」を読みきりで掲載。青年誌ということもあって、思春期の登場人物たちを顕著に描いており、アッコの生理を連想させる発言、カン吉の自慰行為、アッコが惚れた男子生徒がマザコンなど以前の原作とは大きく異なる展開で結末もハッピーエンドとは言えない。


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  1. ^ アッコちゃん復活!、ZAKZAK、1998年4月。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
  2. ^ a b c アニメやぶにらみ 雪室俊一 第14回 さらば『第1話』
  3. ^ a b c 魔女っ子大全集〈東映動画篇〉
  4. ^ 日本のヒーローは世界を制す
  5. ^ 「ポケット・『テクマクマヤコン・コンパクト』が大ヒット」『朝日新聞』1989年1月15日付朝刊、23面。
  6. ^ 田埜哲文『ひみつのアッコちゃんのコンパクトはなぜ…』徳間書店、1993年、21頁。ISBN 4-19-555133-1
  7. ^ 「ひみつのアッコちゃん」が綾瀬はるか主演で実写映画化!初恋の相手役は岡田将生MovieWalker 2011年10月5日


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