アゾトソームとは? わかりやすく解説

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アゾトソーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/08 17:37 UTC 版)

アゾトソーム結合辞、azotosome)とは、液体状のメタンエタンを溶媒にして生存し得ると仮想される細胞の細胞膜となり得ると考えられている、仮説上のモデルである。このモデルではアクリロニトリルが重要な分子とされている。ただし、2015年現在においても、アゾトソームの実在が確認されているわけではない。


  1. ^ コーネル大学の研究者達が言うには、この細胞膜のモデルは、SF作家アイザック・アシモフが1962年に書いた、水を溶媒としない生命に関する『Not as we know it』と題されたエッセイにヒントを得て発想されたものだとのこと。
  2. ^ 水を溶媒としている脂質二重層とは親水基と疎水基の向きが逆である点に注意。リン脂質による脂質二重層は、水を溶媒としているために、疎水性の部分を内側に向け、親水性の部分を溶媒側(膜の内面と外面)に向けている。これに対して、炭化水素(つまり油)を溶媒としているアクリロニトリル二重層は、いわば疎油性とでも言うべき親水性の部分を内側に向け、いわば親油性とでも言うべき疎水性の部分を溶媒側(膜の内面と外面)に向けている。


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