アゾジカルボン酸ジエチルとは?

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アゾジカルボン酸ジエチル

分子式C6H10N2O4
慣用名Diethyl azodiformate、Azodiformic acid diethyl ester、Diazenedicarboxylic acid diethyl、アゾジカルボン酸ジエチル、Azobisformic acid diethyl ester、1,2-Diazenebis(carboxylic acid ethyl) ester、Azodicarboxylic acid diethyl、Azobis(formic acid ethyl)、Diazene-1,2-dicarboxylic acid diethyl、1,2-Diazenedicarboxylic acid diethyl、1,1'-Azobis(formic acid ethyl) ester
体系名: ジアゼン-1,2-ジカルボン酸ジエチル、1,2-ジアゼンジカルボン酸ジエチル、ΔN,N'-ビ(カルバミド酸エチル)、N-(エトキシカルボニルイミノ)カルバミド酸エチル、アゾビス(ぎ酸エチル)、ジアゼンジカルボン酸ジエチル、アゾジぎ酸ジエチル、アゾビスぎ酸ジエチル、1,2-ジアゼンビス(カルボン酸エチル)、1,1'-アゾビス(ぎ酸エチル)



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アゾジカルボン酸ジエチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/08 04:28 UTC 版)

アゾジカルボン酸ジエチル
識別情報
CAS登録番号 1972-28-7
ChemSpider 4510444
日化辞番号 J7.834D
特性
化学式 C6H10N2O4
モル質量 174.15 g mol−1
密度 1.106 g/cm3
沸点

106 °C at 13 mm Hg

危険性
MSDS External MSDS
引火点 85 °C
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。

アゾジカルボン酸ジエチル(アゾジカルボンさんジエチル、diethyl azodicarboxylate)は構造式CH3CH2O2CN=NCO2CH2CH3で表される有機化合物である。しばしばDEADと略記される。アゾ基と2つのエステル基を持つ。赤橙色の液体であり、様々な場面で反応試薬として用いられるが、極めて有害である。

目次

合成

広く用いられており市販もされているが、研究室で合成することも可能である。ヒドラジンをクロロギ酸エチルでアルキル化し、続いて塩素と反応させることで得られる[1]

2 CH3CH2O2CCl + N2H4 → CH3CH2O2CN(H)N(H)CO2CH2CH3 + 2 HCl

CH3CH2O2CN(H)N(H)CO2CH2CH3 + Cl2 → CH3CH2O2CN=NCO2CH2CH3 + 2 HCl

2段階目の反応では、赤煙硝酸を用いることもできる[2]

応用

アゾ基に電子求引性のエトキシカルボニル基が2つ結合した構造であるため、電子受容体として優れている。この性質を生かし、光延反応クリックケミストリーで重要な反応試薬として用いられている。ディールス・アルダー反応の基質にも用いられ、ビシクロ [2.1.0] ペンタンの前駆体合成への利用例が報告されている[3]

安全性

毒性を持っており、衝撃に弱く、熱的にも不安定である。このため以前は純粋なものが市販されていたが、最近では40%トルエン溶液などとして供給されることが多い。




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