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アセチレン・ランプ (手塚治虫)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/02/01 20:54 UTC 版)
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アセチレン・ランプは、手塚治虫の漫画に登場する架空の人物である。
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概要
手塚治虫のスター・システムを代表する「俳優」の一人。中肉中背で、角ばった顔と大きな目の中年男性として描かれる。また後頭部には窪みがあり、何かの拍子にそこへ火の点いたろうそくが立つ描写がある。これが彼の最大の特徴であり、「ランプ」という芸名の由来にもなっている。このろうそくの火を熱源として利用する場合も有る。服装は格子模様の背広に斜めの縞が入ったネクタイを合わせ、背広の前ボタンを全て外して無造作に着こなすことを好む。眼鏡をかけていることも多く、特に『アドルフに告ぐ』などリアルタッチの作品では、目そのものを大きく描く代わりに大きなレンズの眼鏡をかけることで顔の造作を再現している。
基本的にギャングをはじめとした悪役を得意とする。ただし単純に善悪二極のうちの悪と割り切れるようなキャラクターではなく、悪行の中にも善性や人間味をのぞかせる、いわゆる「グッド・バッドマン」としての演技が特徴。古参スターだけに演じた役は多く、またその幅は広い。『ザ・クレーター』では、温泉旅館の女将として女性役を演じたことすらある。
原型は手塚治虫の小学校時代の友人木下平八郎[1][2]。彼の後頭部に平たい窪みがあり、ろうそくを乗せれば立つと噂されていたところから、後頭部にろうそくを立てたキャラクターが誕生した。商業作品中でのデビューは、1948年3月刊行の『ジャングル魔境』。同年12月に刊行された『ロストワールド』がデビュー作だと誤解されることがあるが、これは時期的な近さや作品の知名度に加え、手塚自身が1950年代にまとめた自作スター名鑑に「『ロストワールド』でデビュー(ここでいう『ロストワールド』は少年時代における習作、いわゆる『私家版』を指す)」と記載されているためである。
登場作品
手塚治虫作品
など多数
その他作者の作品
手塚作品のリメイク、オマージュなど手塚治虫以外の漫画家による作品への出演。
- 岡崎二郎『鉄腕アトム2003』
- 田口雅之『ブラック・ジャック NEO』
- 永井豪『魔人王ガロン』
声優
- 石井康嗣(アストロボーイ・鉄腕アトム)
- 内海賢二(海底超特急マリンエクスプレス、ブラック・ジャック (テレビアニメ))
- 大塚周夫(ブレーメン4 地獄の中の天使たち)
- 田口計(鉄腕アトム (アニメ第1作))
- 千葉繁(メトロポリス)
- 納谷六朗(ジャングル大帝(第3作))
- 羽佐間道夫(ブラック・ジャック (OVA))
参考文献
- 池田 啓晶『手塚治虫キャラクター図鑑』朝日新聞社
- 沖光正『鉄腕アトム大事典』晶文社
- ^ 江本弘志『昭和奇・偉人伝』(文芸社、2004年、ISBN 978-4835572970)167ページに、「他にもアセチレン・ランプのモデルになったという木下平八郎氏(七十四歳)も例の凹んだ頭を披露しに(?)みえられていたが、案に相違してそこにはローソクが立てられるような凹地はみあたらなかった」とある。
- ^ 親友が語る手塚治虫の少年時代 アセチレン・ランプのモデル 木下平八郎氏
- 1 アセチレン・ランプ (手塚治虫)の概要
- 2 関連項目
