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ツバメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/31 09:43 UTC 版)
(アカハラツバメ から転送)
| ツバメ | ||||||||||||||||||||||||
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ツバメ H. r. erythrogaster
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| 保全状況評価[1][2] | ||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Hirundo rustica Linnaeus, 1758[3] |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ツバメ、燕 | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Barn Swallow | ||||||||||||||||||||||||
| 亜種 | ||||||||||||||||||||||||
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ツバメ(燕、学名:Hirundo rustica)はスズメ目、ツバメ科に属する鳥類である。古くはツバクラメあるいはツバクロと呼ばれた。
目次 |
特徴
- 形態
全長は約17 cm、翼開長は約32cm[4]。背は光沢のある藍黒色で、喉と額が赤い。腹は白く、胸に黒い横帯がある。尾は長く切れ込みの深い二股形で、この尾の形をツバメにちなんで燕尾形という。翼が大きく、飛行に適した細長い体型である。脚は短く歩行には不向きで、巣材の泥を求めるとき以外は地面に降りることはめったにない。
- 鳴き声
鳴管が発達しており、繁殖期になるとオスは『チュビチュビチュビチュルルルル』と比較的大きなさえずり声で鳴く。その生態を反映して 『土食て虫食て口渋い』等と聞きなしされる。さえずりは日中よりも早朝から午前中にかけて耳にする機会が多い。
- 食性
飛翔する昆虫などを空中で捕食する。また、水面上を飛行しながら水を飲む。
分布
北半球の広い範囲で繁殖する。日本では沖縄県以外で繁殖し、沖縄県では旅鳥[5]。日本で繁殖するツバメの主な越冬地は台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、マレー半島、ジャワ島などである。
- 日本における越冬例
一部、越冬する個体があり、しばしば「越冬ツバメ」と呼ばれる。特に中日本から西日本各地で越冬し、そのような場合、多くは集団で民家内や軒下などで就塒(しゅうじ)する。日本で越冬している個体が日本で繁殖したものであるのか、それともシベリアなど日本より北方で夏に繁殖したものであるのかはよく分かっていない。
営巣・繁殖・群れ
泥と枯草を唾液で固めて巣を造る。ほとんど人工物に造巣し、民家の軒先など人が住む環境と同じ場所で繁殖する傾向が顕著である。これは、天敵であるカラスなどが近寄りにくいからだと考えられている[6]。
巣は通常は新しく作るが、古い巣を修復して使用することもある。産卵期は4 - 7月ごろ。一腹卵数は3 - 7。主にメスが抱卵する。抱卵日数は13 - 17日。その後の巣内での育雛日数は20 - 24日。1回目の繁殖の巣立ち率は概ね50%程度と推定される。1回目繁殖に成功したつがいあるいは失敗したつがいのうち、詳細は不明であるが、相当数のつがいがその後2回目あるいはやり直しの繁殖をする。
雛(ヒナ)を育てている間に親鳥のうちどちらか一方が何らかの理由で欠けると、つがい外のツバメがやってきて育てているヒナを巣から落して殺してしまう行動が観察されている[7]。一方で、つがいの内メスが欠けた場合なのかどこからともなく複数の他のツバメが集まり、その中から選ばれたように一羽ツバメが新たなつがい相手となって、子育てを継続するさまも観察されている。
落ちているツバメのヒナを拾って人間が育てることはとても困難であるし、野鳥なので日本での飼育は鳥獣保護法によって禁じられているが、保護のために許可を得て飼育することは可能である。
- 集団ねぐらの形成
巣立ちを終えたヒナと親鳥は河川敷や溜池(ためいけ)の葦原(よしはら)などに集まり、数千羽から数万羽の集団ねぐらを形成する。小規模ではあるが、繁殖前や繁殖に参加していない成鳥も集団ねぐらを形成する。
- ^ a b “Hirundo rustica in IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2.” (英語). 国際自然保護連合(IUCN). 2012年4月22日閲覧。
- ^ Hirundo rustica (Species Factsheet by BirdLife International)
- ^ “Hirundo rustica (Linnaeus, 1758)” (英語). ITIS. 2012年4月22日閲覧。
- ^ ひと目でわかる野鳥 (2010)、158頁
- ^ 神山和夫 「ツバメ・モノグラフ」『BIRDER』26巻5号、文一総合出版、2012年、10-11頁
- ^ まれに自営業をしている民家の天井に、大量の繁殖中のつがいがそれぞれ巣を作る光景が見受けられる。
- ^ この行動は江戸時代中期の説話集『新著聞集』や大正時代の岩田勝市『因伯珍談』に記録が見られる。
- ^ 直下には便器。民家の軒先など人が住むにぎやかな環境に営巣するという習性そのもの
- ^ “日本のレッドデータ検索システム(ツバメ)”. エンビジョン環境保全事務局. 2012年4月22日閲覧。
- ^ 頻繁に女の巣に通うことから例えられる。後に女性解放運動家・平塚らいてうの夫となる、平塚より5歳年下の画家・奥村博史が(運動の邪魔にならないよう、一時的に身を引いた際に)、自分を例えて「水鳥たちが遊ぶ池に迷い込んだ若い燕」と表現したことに由来する(瀬戸内寂聴の小説『美は乱調にあり』では、平塚が奥村をラブレター上で若い燕と形容したことになっている)
- 1 ツバメの概要
- 2 Sibley分類体系上の位置
- 3 参考文献