アイリッシュウイスキー
アイルランド島でつくられるウイスキー。同島は、政治的にアイルランド共和国と、英領北アイルランド自治州から成っていますが、どちらでつくられたものも、アイリッシュウイスキーと称されます。そのウイスキーづくりの現存する記録はスコットランドより古く、1172年アイルランド遠征のイングランド軍が、ウイスキーの前身とみられる蒸溜酒のことを文献に残しています。 現在のアイリッシュウイスキーは、大麦を主体にライ麦、小麦などを補助材料とし、ピート香をつけていない大麦麦芽を加えて糖化、発酵ののち、単式蒸溜器で3度蒸溜します。これをアイリッシュストレートウイスキー、またはアイリッシュポットスチルウイスキーと呼んでいます。1970年以降、これにグレーンスピリッツをブレンドしたものが生まれ、輸入用の主流になりました。こちらは、アイリッシュブレンデットウイスキーと称されていますが、スモ-キーフレーバーがなく、まろやかで軽い風味です。 アイリッシュウイスキーを使ったカクテルでは「アイリッシュ・コーヒー」が有名。ホット・コーヒーに赤ザラメ、アイリッシュウイスキーを入れ、生クリームをフロートします。アイルランドのシャノン空港で第2次大戦直後に生まれたホット・カクテルです。 |
アイリッシュ・ウイスキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 16:19 UTC 版)
アイリッシュ・ウイスキー(Irish whiskey)は、アイルランド共和国および北アイルランドで生産される穀物を原料とするウイスキーである。
注釈
出典
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- ^ a b c ジャクソン『ウィスキー・エンサイクロペディア』、p185
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- ^ a b c d e 肥土『シングルモルト&ウイスキー大事典』、p147
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- ^ a b 河合『琥珀色の奇跡 ウイスキーラベルの文化史』、p27
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- ^ [1]
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- ^ Barnard, Alfred. Whisky Distilleries of the United Kingdom. Birlinn, 1887.
- ^ a b 土屋『ウイスキー通』、p180
- ^ 土屋『ウイスキー通』、p209
- 1 アイリッシュ・ウイスキーとは
- 2 アイリッシュ・ウイスキーの概要
- 3 風味、香り
- 4 主な蒸留所
- 5 アイリッシュ・ウイスキーの銘柄
- 6 参考文献
アイリッシュ・ウイスキー
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「ウイスキー」の記事における「アイリッシュ・ウイスキー」の解説
詳細は「アイリッシュ・ウイスキー」を参照 アイルランド島(アイルランド共和国と英領北アイルランド)で造られるウイスキーをアイリッシュ・ウイスキーと呼ぶ。大麦麦芽のほか、未発芽の大麦やライ麦、小麦なども原料として使用する。 最大の特徴は、ピートによる燻蒸を行わないことと、単式蒸留器による蒸留回数が3回であること。これにより、一般的なスコッチウイスキーよりもまろやかな味わいに仕上がる。
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