アイティービジョン
アイティービジョンとは、地上波テレビ放送と電話回線を利用して、テレビ放送に双方向性を持たせることを可能にした、テレビ放送の形式のことである。1996年から2003年にかけて運用されていた。
アイティービジョンでは、テレビ受像機の画面を分割して表示し、片方では通常のテレビ視聴が、もう片方ではデータ通信によるテキスト形式の情報が表示される。これによって、例えばテレビ番組のクイズに視聴者が解答を行い、番組に参加するような、インタラクティブなサービスを提供することができた。
アイティービジョンは、専用のチューナーを用意する必要があり、対応する放送局の数も足踏みしているといった状況や、双方向性を備えたメディアであるインターネットが普及してきたといった状況を背景として、その役目を終えた。
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