三省堂 大辞林 |
ん
(1)五十音図格外の仮名。鼻音の有声子音で、撥音またははねる音といわれる。これは実際の発音では、後続音の有無や種類により、両唇鼻音、歯茎鼻音、軟口蓋鼻音、後舌と軟口蓋との閉鎖をゆるくした鼻音など各種の別がある。
(2)平仮名「ん」は「无」の草体。片仮名「ン」ははねる音を象徴的に示す記号「∨」からの転かという。〔「ん」は、本来、五十音図・いろは歌には含まれないが、それぞれの末尾に付記されることがある。五十音順・いろは順では、それぞれその最後に置かれる〕
(2)平仮名「ん」は「无」の草体。片仮名「ン」ははねる音を象徴的に示す記号「∨」からの転かという。〔「ん」は、本来、五十音図・いろは歌には含まれないが、それぞれの末尾に付記されることがある。五十音順・いろは順では、それぞれその最後に置かれる〕
ん 1
ん
ん
ん
(格助)
〔格助詞「に」の転〕話し言葉でのくだけた言い方に用いる。格助詞「に」が動詞「なる」に続くときに用いられる。
「これからは、死んだ気―なって、一生懸命働くつもりだ」「この空模様では、午後には雨―なるかも知れない」
〔格助詞「に」の転〕話し言葉でのくだけた言い方に用いる。格助詞「に」が動詞「なる」に続くときに用いられる。
「これからは、死んだ気―なって、一生懸命働くつもりだ」「この空模様では、午後には雨―なるかも知れない」
ん
(格助)
〔格助詞「の」の転〕話し言葉でのくだけた言い方に用いる。体言を受け、その体言が下の体言を限定することを示す。
「先生―とこ(=トコロ)へ行くところだ」「傘をあんた―家(ち)へ忘れてきちゃった」
(準体助)
〔準体助詞「の」の転〕話し言葉でのくだけた言い方に用いる。体言に準ずる意味で用いる。また、「んだ」「んです」の形でも用いる。
「その本は僕―だ」「一時間も待っていた―だ」
「先生―とこ(=トコロ)へ行くところだ」「傘をあんた―家(ち)へ忘れてきちゃった」
〔準体助詞「の」の転〕話し言葉でのくだけた言い方に用いる。体言に準ずる意味で用いる。また、「んだ」「んです」の形でも用いる。
「その本は僕―だ」「一時間も待っていた―だ」
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但馬方言辞典 |
~ん 1
(~する)ん 2
大阪弁 |
ん
| 大阪弁 | 訳語 | 解説 |
|---|---|---|
| ん | ない、ぬ | 助動詞「ぬ」の転。打ち消し。己の意志で言い切る、意思による否定。「へん」とは同じではないので、「へん」には置き換えられない。いっこもわからん、なんも言わんと始める、寝てる子を起こさんように、誰もおらん、つかんこと聞きますが、けしからん、わてなんも知らん、そんなとこよう行かん、私にかまわんと進めといて、あないなとこもう二度と行かんで、かなんなあ、早よ行かな間に合わん、山へはもう登らんとき、宿題もせんと遊んどる、すまん、など。「ず」や「ね」の活用はなくなった。“きょうは朝から行列が途切れんで”などの「ん」はラ行動詞“途切れるで”の音便化によるものなので、打ち消しを表現したい場合は“途切れへんで”と「へん」を使う。佐渡、下越、甲斐、南信濃、駿河以西の西日本から琉球宮古までの語で、江戸でも話されていた中央語。伊豆、甲斐、北信濃、中越以東の東国では、「なふ」の転じた「のう」が使われており、その「なふ」の連体形「なへ」が転じた「ねー」「ない」が現在の「~ない」で、「無い」に由来するものではない。富士山近辺で「なふ」の転じた「の」「のう」、八重山では「ぬ」、八丈島で「んなか」。 |
ん、の
| 大阪弁 | 訳語 | 解説 |
|---|---|---|
| ん、の | の | 所有者や所属を表す。鼻音の前にくる場合など、「なか」「とこ」などの前で「ん」に変化、または脱落する。わたいは浪花中学校の生徒だす、川ん中の魚、わてとこの犬、書類は社長とこ置いときます、子供時分そない思とりました、など。“きんののきょうやないかい”のように、特定の使い方をする場合は略さない。琉球で「ぬ」。 |
ん
ん(だす)
な、(ん)
| 大阪弁 | 訳語 | 解説 |
|---|---|---|
| な、(ん) | なければ、なくては、 ねば、ないと、 なくちゃ、なきゃ |
否定助動詞「ぬ」の仮定形「ね」+助詞「ば」、「ねば」「にゃ」の転。ナ行音などの前につくと「ん」になる。せなあかん、行かな怒られる、もう寝な、せんならん。「なくては」の転じた「なくちゃ」や、「なければ」の転じた「なきゃ」は東京を中心とする関東方言。越後で「んば」。 |
(に)、ん
| 大阪弁 | 訳語 | 解説 |
|---|---|---|
| (に)、ん | に | 動作の目的、相手や、存在の場所などを示す。鼻音「な」などの前で、「ん」に変化する。お世話んなります、朝から晩まで大阪弁の勉強ばっかしでいやんなるわ、地下鉄ん乗って行きまっさ、当番あしたから安井さんとこなるわ、この子になんの責任があんのん、犬に大阪弁を教える、など。省略する場合が多い。 |
下関弁辞典 |
博多弁辞典 |
ウィキペディア |
ん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/21 08:28 UTC 版)
ん、ンは、日本語の仮名の1つである。- ^ 山口謠司 『ん―日本語最後の謎に挑む』 新潮社、2010年。ISBN 978-4106103490。
- ^ 「ん」をめぐるミステリー 新潮社 書評/対談
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品詞の分類
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