【YJ-7】(わいじぇいなな)
中国人民解放軍が開発し、1998年の珠海エア・ショーで初めて公開された対艦ミサイル。
中国では鷹撃7と呼ばれる他、輸出名称としてC-701とも呼ばれる。
主に哨戒艇等の小目標を攻撃する為に開発され、また空対地ミサイルとしても使用する事ができる。
光学誘導型とセミアクティブレーダー誘導型の2種類があり、大きさはYJ-8(C-801)対艦ミサイルの半分程とコンパクトになっている。
動力は固体燃料ロケットで、射程距離は15~25kmで、主に陸上の発射器やヘリコプター、飛行機などから発射される。
中国海軍・空軍での配備は確認されていないが、イランにも輸出された物は「Kowsar(コサール)」の名称で呼ばれており、C-802対艦ミサイル(イランでNoor(ノール)と呼ばれる。)と共にライセンス生産もされている。
実戦では、2006年7月14日にイランと提携関係にあるレバノンのシーア派武装組織「ヒズボラ」に供給されたKowsarとNoor対艦ミサイルがイスラエル海軍のサールⅤ型コルベット「Hanit」に発射され、Kowsar1発が命中し中破、さらにカンボジア船籍の貨物船を撃沈する事件が起こっている。
スペックデータ
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