三省堂 大辞林 |
「ろべそ」の用例一覧
青草 (青空文庫)
っていた。兄と彼女とが並んで彼の方を向いて掛けていた。艪臍(ろべそ)の鳴る音と胴が波を噛む音とに遮(さえぎ)られて、彼らの会話は弟の耳へは達しなかった。しかし弟は、白暮の冷い光りの中に浮びでている二つの顔に、じい...
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菊池寛 船医の立場 (青空文庫)
堂の中へ入って寝てしまった。目がさめたのは八つを回った頃だろう。星明りのうちに潮が堂の真下まで満ちているのが分かった。 二人は欣び勇んで舟に乗った。が、 櫂 ( かい ) を取って、漕ぎ出そうとすると、肝心な 櫓臍 ( ろべそ...
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旗本退屈男 第十話 幽霊を買った退屈男 (青空文庫)
六兵衛伜源七という書置がごぜえます。女は吉原三ツ扇屋の花魁誰袖(たがそで)というんだそうでごぜえますよ」 「花魁とあの世へ道行はなかなかやりおるのう。よい、よい。通行差許してつかわすぞ。早う通りぬけい!」 ギイギイとひそやかに土左船がろべそ...
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