三省堂 大辞林 |
る
る 1 【流】
律の五刑の一。辺地にながし、他に移ることを禁ずる刑。死よりは軽く徒(ず)より重い。遠流(おんる)(伊豆・安房(あわ)・佐渡・隠岐(おき)など)・中流(信濃・伊予など)・近流(こんる)(越前・安芸(あき)など)の三等に分かれる。流刑。流罪。
る
(助動)(れ・れ・る・る/る・るれ・れよ)
自発・受け身・可能・尊敬の助動詞。下二段型活用。ただし、自発・可能の意を表す場合には、命令形は用いられない。四段・ナ行変格・ラ行変格活用の動詞の未然形に付く。
(1)自発の意。ある動作が自然に、また無意識的に実現してしまう意を表す。
「相模道(さがむじ)の余綾(よろぎ)の浜の砂(まさご)なす児らはかなしく思は〈るる〉かも/万葉 3372」「けふは京のみぞ思ひやら〈るる〉/土左」「筆をとればもの書か〈れ〉、楽器をとれば音をたてんと思ふ/徒然 157」
(2)受け身の意。他から何らかの動作・作用の影響を受ける意を表す。
「勅旨(おおみこと)戴き持ちて唐(もろこし)の遠き境に遣はさ〈れ〉罷りいませ/万葉 894」「このあひだに使は〈れ〉むとてつきてくる童あり/土左」「あまりに水が速うて、馬は押し流さ〈れ〉候ひぬ/平家 9」
(3)可能の意。ある動作をすることができる意を表す。古くは、打ち消しの語を伴って、不可能の意を表すのに多く用いられた。
「我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影(かご)さへ見えてよに忘ら〈れ〉ず/万葉 4322」「知らぬ人の中にうち臥して、つゆまどろま〈れ〉ず/更級」「悔ゆれども取りかへさ〈るる〉よはひならねば、走りて坂をくだる輪のごとくに衰へゆく/徒然 188」
(4)尊敬の意。他人の動作を表す語に付いて、動作者に対する敬意を表す。もともと敬意を含んでいる動作に付くことが多い。
「御門なほめでたくおぼしめさ〈るる〉ことせきとめがたし/竹取」「人ひとり参ら〈れよ〉かし/源氏(若紫)」「庭に控へたまへる人々みな鎧の袖をぞ濡さ〈れ〉ける/平家 7」
〔(1)「らる」と意味・用法は同じであるが、未然形がア段となる動詞には「る」が付き、それ以外の場合は「らる」が付くというように、接続のしかたに分担がある。(2)上代では、「ゆ」の語が用いられることが多く、「る」はまだほんのわずかしか用いられていない。「る」は中古以降に多く用いられるようになる。(3)中世には、連体形「るる」が終止法として用いられるようになり、命令形には「れい」が現れるが、やがて一段活用化して「れる」となり、現代にまで及ぶ〕→れる(助動)
→ゆ(助動)
→らる(助動)
自発・受け身・可能・尊敬の助動詞。下二段型活用。ただし、自発・可能の意を表す場合には、命令形は用いられない。四段・ナ行変格・ラ行変格活用の動詞の未然形に付く。
(1)自発の意。ある動作が自然に、また無意識的に実現してしまう意を表す。
「相模道(さがむじ)の余綾(よろぎ)の浜の砂(まさご)なす児らはかなしく思は〈るる〉かも/万葉 3372」「けふは京のみぞ思ひやら〈るる〉/土左」「筆をとればもの書か〈れ〉、楽器をとれば音をたてんと思ふ/徒然 157」
(2)受け身の意。他から何らかの動作・作用の影響を受ける意を表す。
「勅旨(おおみこと)戴き持ちて唐(もろこし)の遠き境に遣はさ〈れ〉罷りいませ/万葉 894」「このあひだに使は〈れ〉むとてつきてくる童あり/土左」「あまりに水が速うて、馬は押し流さ〈れ〉候ひぬ/平家 9」
(3)可能の意。ある動作をすることができる意を表す。古くは、打ち消しの語を伴って、不可能の意を表すのに多く用いられた。
「我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影(かご)さへ見えてよに忘ら〈れ〉ず/万葉 4322」「知らぬ人の中にうち臥して、つゆまどろま〈れ〉ず/更級」「悔ゆれども取りかへさ〈るる〉よはひならねば、走りて坂をくだる輪のごとくに衰へゆく/徒然 188」
(4)尊敬の意。他人の動作を表す語に付いて、動作者に対する敬意を表す。もともと敬意を含んでいる動作に付くことが多い。
「御門なほめでたくおぼしめさ〈るる〉ことせきとめがたし/竹取」「人ひとり参ら〈れよ〉かし/源氏(若紫)」「庭に控へたまへる人々みな鎧の袖をぞ濡さ〈れ〉ける/平家 7」
〔(1)「らる」と意味・用法は同じであるが、未然形がア段となる動詞には「る」が付き、それ以外の場合は「らる」が付くというように、接続のしかたに分担がある。(2)上代では、「ゆ」の語が用いられることが多く、「る」はまだほんのわずかしか用いられていない。「る」は中古以降に多く用いられるようになる。(3)中世には、連体形「るる」が終止法として用いられるようになり、命令形には「れい」が現れるが、やがて一段活用化して「れる」となり、現代にまで及ぶ〕→れる(助動)
→ゆ(助動)
→らる(助動)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/31 11:45 UTC 版)
る、ルは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。[続きの解説]
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