三省堂 大辞林 |
よもや 1
〔「よも」に助詞「や」の付いた語〕
(1)(下に打ち消しの語を伴って)まさか。いくらなんでも。
「彼に限って―裏切ることはあるまい」「―化物ではあるまい/草枕(漱石)」
(2)きっと。たぶん。おそらく。
「―もう盗んで帰りましたらう/黄表紙・金生木」
» (成句)よもやに引かされる
隠語大辞典 |
品詞の分類
「よもや」の用例一覧
松濤明 再び山へ (青空文庫)
懐疑は不断にまつわりついて、山へ出かける時にも、山を歩く時にも私を離れなかった。自分の幸福、他の者の幸福——他の者の幸福に基づく自分の幸福……。 軍隊に入る時は、よもや二度と生きて山を歩けるとは思わなかった。それ...
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上村松園 軽女 (青空文庫)
いよ東に下る前日の元禄十五年十月十六日に、内蔵助は紫野の瑞光院に詣って、亡君の墓前に額づき、報讐のことを誓い、その足で拾翠菴に海首座をたずね、よもやまの話の末、夕方になって二文字屋を訪ねた。 もう逢えないのかと哀しんでいたお軽は、内蔵...
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橋本五郎 小曲 (青空文庫)
命のままに行動しなければならないとするとチト残念だ。しかし、よもや強盗などはやって来まい。家の者が皆、出かけていることは誰も知らないのだし、門も、それから廊下も便所の口もちゃんと二重錠がかけてあるのだ—— 「…………」 田中君はふと腰を浮かした。庭の...
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