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ゆめりあ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/18 11:12 UTC 版)
| 対応機種 | プレイステーション2 |
|---|---|
| 発売元 | ナムコ(現・バンダイナムコゲームス) |
| 発売日 | 2003年4月24日 |
| ジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム |
| レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
| キャラクター名設定 | 不可 |
| エンディング数 | 5 |
| セーブファイル数 | 20 |
| キャラクターボイス | 主人公以外 |
| CGモード | あり |
| 音楽モード | なし |
| 回想モード | あり |
| メッセージスキップ | あり |
| オートモード | あり |
『ゆめりあ』は、ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)が2003年(平成15年)4月24日に発売したプレイステーション2用のゲームソフトである(CEROレーティング12歳以上対象)。また、これを原作とするアニメ、コミックも含まれる。
目次 |
概要
本作品は、いわゆる恋愛アドベンチャーゲームであるが、異世界で少女達とともに敵と戦うというSF的な要素も加わっているというゲームである。しかし、それ以上に本作品を特徴づけているのは、全てのキャラクターが3Dグラフィックスによるアニメーションで描かれるという点である。
本作品の脚本を担当したアニメ脚本家の黒田洋介(スタジオオルフェ)によれば、ゆめりあは美少女ゲームとアニメの融合を実現したものとされている。それは、それまでの同種のゲームが2Dグラフィックスによるキャラクターの画像を状況に応じて切り替えることで各種表現を行っていたことに対して、3Dキャラクターに連続的でより自然な動作をさせることで各種表現を行うという形で実現するものであった[1]。そして、この3Dキャラクターによるアニメーションを用いるという点で本作品は新しい方向性を示した画期的なゲームであった。この手法は後の『THE IDOLM@STER』にも受け継がれている。なお、本作品のキャラクターのモデリング担当は松尾行恵(リッジレーサーVに登場の深水藍のモデリングも担当している)。
さらに本作品には、前述の黒田の起用や、各キャラクターのフルボイス化、テレビアニメ風のエピソード区切りなどにより、アニメ的な要素がより一層盛り込まれている。
あらすじ
主人公の少年・三栗智和がモエラと呼ばれる夢の世界で出会った少女・モネやクラスメートの吾妻みづきらとともに、夢世界を侵略してくる敵と戦うことになる。また、その戦いや彼女らと過ごす生活の中で主人公は少女達との関係を深めていく。
ゲームシステム
本作は全体が11話に分かれており、シリーズ物のテレビアニメのような構成となっている。
- 第1 - 3話
- 導入部。ここでの選択肢はヒロインの好感度に影響しない。一度クリアするとこの部分をスキップして4話からゲームを始めることができるようになる。
- 第4 - 8話
- 中盤。ここでの選択によってヒロインの好感度が変化し、9話以降のルートが決定される。
- 第9 - 11話
- クライマックス。各ヒロインごとのルートが用意されている。
ゲームの舞台は、現実世界と夢世界(モエラ)に分かれており、現実世界で眠っている間は夢世界が舞台となる。夢世界では、ヒロインたちの服装がレオタードのような体に密着したものになる。また、特定のシーンでは、視点を変えながらヒロインの体を眺め回すことができる。
プレイヤーの行動という面からは、現実世界ではアドベンチャーパートのみであるが、夢世界では敵(フェイドゥム)と遭遇するとバトルパートに移行する。バトルパートはターン制で、ターンごとにヒロインのうち2名を選び、主人公を加えた3名と敵とで戦闘を行う。ヒロインの好感度が上がると、ヒロインの体の特定の個所に触れてパワーを与える「パワーチャージ」が行えるようになる。敵のヒットポイントが0になったら、ヒロインのうち1名を選んで必殺技を出させ、とどめをさす。
なお、夢世界での敵であるフェイドゥムは、立錐や球などの単純な立体が空中に浮遊する姿で表現されている。また、バトルパートでは主人公も3Dポリゴンで描画されるが、そのモデリングはヒロインと比べて明らかに簡素でのっぺりしたものとなっている。
その他、いわゆる「お遊び要素」的なものとして、メモリーカードのセーブデータのアイコンが最後にエンディングを迎えたヒロインの画像になったり、起動時の「ナムコ!」という音声がクリア状況によって変わるなどといった、細部に至るまでの作りこみも本作の特徴の一つである。
登場人物
- 三栗智和(みくり ともかず)
- 声:羽多野渉(アニメ版のみ)
- 主人公。カレーとハンバーグが好物の平凡な高校生。しかし、モネたちと出会い、夢世界での戦闘に巻き込まれたことから、彼の運命が動き始める。本編は智和が16歳の誕生日を迎えるところから始まるが、その日付についての描写はない。血液型はO型。
- アニメ版では、エロい妄想をし、成績が最悪(正解しても0点にされている)で、周りの人にもてあそばれている。
- 不確定量子選択捧呈術(ふかくていりょうしせんたくほうていじゅつ)
- 人類全体の連続する時間軸を変化……ようするに未来を都合のいいように変える能力で、自分の意志では制御しづらいらしく、原因を変えて結果も変えることが出来る。チャージ技はこの能力を使っている。
- モネ
- 声:有島モユ
- 智和が夢世界で出会い、さらに現実世界でも出会うことになる謎の少女。「もね」としかしゃべれないため、モネと呼ばれることになった。現実世界では智和の家に同居するようになる。誕生日は7月7日、血液型はO型。
- アニメ第4話では『ドルアーガの塔』のヒロイン・カイのコスプレをした。
- サンシャインNOVA
- 合体させた武器から黒い光弾を放つ。
- シャイニングブリット
- 武器を合体して光線を打つ三栗智和がチャージして初めて使える技。
- 吾妻みづき(あがつま みづき)
- 声:浅野真澄
- 智和のクラスメイト。いわゆる優等生タイプでやや引っ込み思案。智和のことを気にしているそぶりを見せる。誕生日は4月15日、血液型はA型。
- フレア・エクスプロージョン
- 弓から炎を出しながら一気に敵を射抜く必殺技。
- スパイラルフレア
- チャージ技 放った矢が六つに分裂し、螺旋を描きながら敵に当たる。
- 千条七瀬(せんじょう ななせ)
- 声:井上喜久子
- 智和と同居している従姉で、大学院生。おっとりとしていて包容力があるが、かなりの天然ボケでもある。誕生日は2月23日、血液型はO型。
- 千条九葉(せんじょう くよう)
- 声:中山さら
- 智和の従妹で、七瀬の妹。おませな中学生。数年間外国で過ごしていたが帰国、智和に積極的にアプローチする。智和を「智兄ぃ(ともにい)」、七瀬を「七姉ぇ(ななねえ)」と呼ぶ。ちなみに宇宙人を『源平討魔伝』の平景清と思っている。誕生日は12月24日、血液型はB型。
- グラビティコレダー
- 自分の武器を周りで激しく回転させ、バリアを張る。その後、バリアを二つに分け武器ごと敵に投げつける。投げつけられた武器は敵を上下から挟撃し、バリアの中を飛び交う。
- コレダービット
- 自分の武器に電撃を溜めて敵に投げつけるチャージ技。
- ねねこ
- 声:仲西環
- 謎を探して生きている謎の少女。口癖は「○○なのだ」。猫耳風の大きな頭巾をかぶっており、感情に合わせて微妙に動く。智和を「ダーリン」と呼ぶ。誕生日は6月4日、血液型はAB型。
- 頭巾はゲーム内では一度も外したことはないが、アニメ版のエンディングで頭巾が干してあるシーンがある。
- アニメ第4話では『ドルアーガの塔』の主人公・ギルのコスプレをし、商店街からは大人気で色々なものをもらっている。
- カラミティリッパー
- 自分の武器を激しく回転させ敵の攻撃を防ぐ。その後武器をいくつかに分裂させ敵に投げつけ、敵をたんざく切りにする。
- 超ごーっつい竜巻攻撃
- 自分の武器を激しく回転させ竜巻を起こし敵を攻撃するチャージ技の一つ。
- シルク
- 夢世界でのみ登場する謎の女性。冷静沈着で、夢世界での智和たちの指南役となる。顔はマスクに覆われており不明。
- ハイドロパニッシャー
- ターゲットをロックし、殲滅モードに移行する。このとき特殊なフィールドが発生し、敵の攻撃を無効化、敵を凍らせて動きを封じる。最後に自分の武器をとばし上下から挟撃し、敵を粉砕する。アニメでは凍結作用がない。
- ハイドロプレッシャー
- 自分の前に液体を集めて槍状にして放つ。
- ネイト
- 声:鈴木麻里子
- ねねこと瓜二つの謎の少女。瞳の色がねねこの紫に対し緑色である。
- 黒服
- 声:今村直樹
- 当主(ゲーム) / 宗主(アニメ)
- 声: 徳山靖彦(ゲーム) / 広瀬正志(アニメ)
- 三栗朋子
- 声:塩山由佳
- 斎藤メグミ(さいとう メグミ)
- 声: 新千恵子(ゲーム) / 田中かほり(アニメ)
- みづきの友人。みづきとは対照的に活発なタイプ。なお、ゲーム版では苗字の設定がなく、声のみの登場である。
- コネコ
- 声:福圓美里(アニメ版のみ)
- ねねこが連れている黒い子猫。アニメのみのキャラクター。
- 石狩先生(いしかりせんせい)
- 声:稲田徹
- 智和たちの担任。やたらとテンションが高く、何かにつけて智和にからむ。なお、ゲーム版では苗字の設定がなく、声のみの登場である。アニメではハイテンション以外にロリ好きで智和いじりを趣味にしている。ドッジボールで爆弾を使うもスイッチを押して10秒後に爆発するため周りの全員を巻き込んだ。
ゲーム版ではメグミ・石狩先生などサブキャラにはグラフィックがない。
ゲームの企画段階のタイトルは「ねこみみ袋」といい、ねねこに焦点を当てた命名となっている(みづき役の浅野は、このタイトルから『新耳袋』のようなホラーだと思っていたという)。正式タイトルの「ゆめりあ」は、「夢エリア」、「夢」+「リアル」から来ている造語である。
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- ^ 本作以前にも、『ときめきメモリアル3』が3Dグラフィックスの技術を活用して同様の表現を行っていたが、同作はトゥーンレンダリングによってキャラクターをアニメ絵化(≒2D化)しており、厳密な意味で3Dキャラクターを用いたものではなかった。
- ^ Another form of benchmark : Yumeria benchmark from Namco - Beyond3D Forum
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