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ゆうれい船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/27 12:25 UTC 版)

ゆうれい船』(ゆうれいせん)は、大佛次郎の小説である。1956年朝日新聞で連載された。

本稿ではそれを原作にした日本映画と、ドラマ化作品である『海の次郎丸』についても併せてここで扱う。

目次

概要

1956年に朝日新聞で連載された少年向けの時代小説である。全324回。小説の挿絵は画家・田代光が担当した。室町時代後期から戦国時代への混乱期を舞台に、船頭の父と母を亡くした少年・次郎丸の活躍を描く。1992年に徳間文庫より上下巻で全2巻が刊行されている。1957年に映画化され、1967年には『海の次郎丸』のタイトルでテレビドラマ化もされた。このほか、小説の挿絵を収録したCD-ROMが上下巻で出ている。

あらすじ

応仁の乱の後の戦乱で船頭の父と母を亡くした次郎丸は、侍になることを夢見て叔父・五郎太夫のつてを頼り飼い犬のシロを連れて京にやって来た。そのころ京は足利将軍家に代わって松永弾正が実権を握り、悪政により人々は虐げられていた。叔父の館に向かう途中で次郎丸は弾正の悪政をよしとしない雪姫と左馬之助に出会う。そして叔父が弾正と結託している悪徳商人だという話を聞き、それが事実だと知るのだった。

書誌情報

徳間書店(徳間文庫)より、1992年12月に発行されている。 

映画

ゆうれい船
監督 松田定次
脚本 須崎勝彌
大佛次郎(原作)
製作 大川博
マキノ光雄(企画)
渾大防五郎(企画)
出演者 萬屋錦之介
大河内傳次郎
音楽 深井史郎
編集 宮本信太郎
配給 東映
公開 日本の旗1957年9月15日(怒濤篇)
日本の旗1957年9月23日(后篇)
上映時間 85分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 ゆうれい船 後篇
allcinema
キネマ旬報
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映画化作品。1957年9月15日に前編の『ゆうれい船 怒濤編』が、同年の9月23日に『ゆうれい船 后編』が公開された。侍を夢見て京にやって来た少年の冒険活劇。配給、製作は東映。後に『ゆうれい船 前篇』、『ゆうれい船 後篇』のタイトルでビデオ化されている。10代の少年である次郎丸を当時25歳の中村錦之助(後の萬屋錦之介)が演じているなど、劇中の設定年齢よりも演じている役者の実年齢が大きく上回っている役どころが目立つ。

スタッフ

  • 監督:松田定次
  • 製作:大川博
  • 企画:マキノ光雄、渾大防五郎
  • 原作:大佛次郎
  • 脚色:須崎勝彌
  • 撮影:川崎新太郎
  • 音楽:深井史郎
  • 美術:川島泰三
  • 編集:宮本信太郎
  • 録音:東城絹児郎
  • 照明:中山治雄

キャスト

  • 羽賀備後:春日清
  • 松永弾正:月形龍之介
  • 佐原主膳:上代悠司
  • 金城阿具利:吉田義夫
  • 庵原玄斉:加藤嘉
  • 金右衛門:熊谷武
  • 長兵ヱ:矢奈木邦二郎
  • 藤乃:明智八百栄
  • 七助:団徳麿
  • 倉助:中村時之介
  • 伝次:楠本健二
  • 大八:大丸巌
  • 清兵衛:水野浩
  • 悪右衛門:春路謙作
  • 武右衛門:牧宏樹
  • 菊蔵:青柳竜太郎
  • 源左:清川荘司
  • 悪竜王:薄田研二
  • 琉球の手品師:時田一男

テレビドラマ

海の次郎丸
ジャンル 時代劇
放送時間 日曜18:30 - 19:00(30分)
放送期間 1968年1月7日 - 同年8月25日(34回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 朝日放送
原作 大佛次郎(「ゆうれい船」より)
脚本 津田幸夫
出演者 中村光輝ほか
オープニング 「進め!次郎丸」(天地総子

特記事項:
ダイハツ工業一社提供
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1968年1月7日-8月25日に『海の次郎丸』というタイトルでドラマ化。主演は中村光輝(後の中村歌昇)。朝日放送制作・TBS系列で全34話が放映された。提供スポンサーはダイハツ工業一社。

放送時間は日曜18時30分から19時00分(JST)だったが、視聴率は振るわなかった。この時期は、裏番組に『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ系列)や、アニメ『マッハGoGoGo』→『ゲゲゲの鬼太郎(第1作)』(以上フジテレビ系列)があった。

ストーリーは悪党に船頭の父を連れ去られ、母を亡くした次郎丸が愛犬・太郎と共に父の行方を追って境、琉球、南海の孤島と冒険の旅を続ける、というもの。

なお放送と合わせて、月刊誌『少年画報』(少年画報社刊)に荘司としおによって漫画化版が連載された(1968年2月号 - 同年7月号)。

スタッフ

  • 制作会社:松竹、ABC
  • 制作協力:日本芸美、東洋現像、京都映画
  • 製作:佐々木康之、作間芳郎
  • 脚本:津田幸夫
  • 制作主任:三枝満
  • 進行:黒田満重
  • 音楽:木下忠司
  • 撮影:石原興
  • 照明:中島利男
  • 録音:本田文人
  • 美術:川村鬼世志

キャスト


主題歌

2曲共に作詞:阪田寛夫、作曲:木下忠司。

主題歌関連は現在CDでリリースされていないが朝日ソノラマでのカバーバージョンの「海の次郎丸」(歌:岡田恭子)と「鬼やしゃのブルース」(歌:東映児童合唱団)が『朝日ソノラマ主題歌コレクション 4』(2003年)に「海の次郎丸」のみが『アニソン100』(2007年)に収録されている。発売は共にEMIミュージック・ジャパン。

サブタイトル

  • 1話 泣くもんか! 
  • 2話 かたい誓い 
  • 3話 きりしたん姫 
  • 4話 なせばなる! 
  • 5話 はぐれ鳥 
  • 6話 さすらい 
  • 7話 とらわれの父 
  • 8話 おれも男だ!
  • 9話 流しびな
  • 10話 雪姫危うし
  • 11話 走れ!太郎
  • 12話 白い風車
  • 13話 黒潮さわぐ 
  • 14話 円月島へ! 
  • 15話 笑う狂女 
  • 16話 謎の風車 
  • 17話 次郎丸ふたり
  • 18話 泳げ!鯉のぼり
  • 19話 めぐり逢い
  • 20話 決死の逃亡者
  • 21話 大爆破
  • 22話 海賊船 
  • 23話 孤島の占い師 
  • 24話 琉球王の金印 
  • 25話 捨身の俺
  • 26話 黒潮の雄叫び 
  • 27話 十字架に誓う 
  • 28話 恐怖の三連銃 
  • 29話 南蛮丸炎上
  • 30話 琉球の王子 
  • 31話 王宮の対決 
  • 32話 悪竜王 
  • 33話 怪奇の島 
  • 34話 太陽を掴め 


朝日放送制作・TBS系列 日曜18時台後半
ダイハツ工業一社提供
前番組 番組名 次番組
海の次郎丸






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