やぶ

デジタル大辞泉

やぶ【^×藪】

読み方：やぶ

１ 草木や竹が生い茂っている所。「—をかきわけて進む」

２ 「藪医者」の略。

３ 「藪睨(やぶにら)み」の略。

４ 「藪蕎麦(やぶそば)」の略。

や‐ふ【野夫】

読み方：やふ

《「やぶ」とも》田舎に住む男。田舎者。自分を謙遜していうこともある。田夫(でんぷ)。

「—といへども、さすがに情け知らぬにはあらず」〈奥の細道〉

や‐ぶ【野^×巫】

読み方：やぶ

田舎の巫医(ふい)。一つの術にしか通じていない者のこと。物知らずで学行の劣っている禅の修行者にたとえてもいう。

やぶ【養父】

読み方：やぶ

兵庫県北部の市。平成16年（2004）八鹿(ようか)町、養父町、大屋町、関宮(せきのみや)町が合併して成立。市内にある明延(あけのべ)鉱山はかつて錫(すず)産出量日本一だったが、昭和62年（1987）に閉山。氷ノ山(ひょうのせん)・鉢伏(はちぶせ)高原にはスキー場が多い。人口2.7万（2010）。

養父市の位置

養父市の市章

世界宗教用語大事典

やぶ 【野巫】

中国で、一つの術より行えない田舎の巫のことで、仏教では生かじりの禅人をこれに例える。（未熟の医者を藪医者というのは、これから出た語）

茨城弁大辞典

【やぶ】 やぶ

動く。岩井周辺で使用。
例）この車やばなくなっちった→この車動かなくなっちゃった。

隠語大辞典

やぶ

1. 危険ノ状態－五月蝿サヲ感ズルノ意－不成功ヲ予見シ得べキ時機。〔第四類　言語動作〕
2. 危険を云ふ。

やふ

読み方：やぶ

1. 有罪ノ判決確定。〔第四類　言語動作〕
2. 有罪の判決が確定したこと。「やふ」とも云ふ。

籔

読み方：やぶ

1. あやふやなこと。或は医者のこと。「籔井竹庵」より。
2. あやふやなこと。或いは医者のこと。「薮井竹庵」より。
3. 危険、又は有罪の判決が確定したことをいう。「やぶ」ともいう。

籔

読み方：やぶ

1. 町医者。〔第二類　人物風俗〕

薮

読み方：やぶ

1. 薮医者の略、即ち技倆なき医師のこと。
2. やぶいしや（※「やぶいしゃ」）の条を見よ。
3. 下手な医者を指していふ。薮井竹庵ともいふ。〔隠語〕
4. 薮医者の略、極めて見立ての下手な医者のこと。薮にらみから出た語で、正しく見ることができない意、ヤブは正しくないという意味で薮は当字。

薮

読み方：やぶ

1. やぶにらみの条を見よ。

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JMnedict

藪

姓	読み方
藪	やぶ

矢不

姓	読み方
矢不	やぶ

養父

姓	読み方
養父	やぶ

ウィキペディア

藪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/06/11 06:32 UTC 版)

藪、薮　籔（やぶ）

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

やぶ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 11:24 UTC 版)

名詞

やぶ【藪、薮、籔】

1. 草木などが茂っている場所。
2. 「薮医者」の略。
   • 私の宅でも柳橋の古川さんに掛かっておりますが、どうも、さらに験（げん）が見えません処を見ると、あのお医者は籔（やぶ）の方ではありますまいかなどいう。(高村光雲 『幕末維新懐古談 東雲師逝去のこと』)

翻訳

• 英語: bush

屋号

やぶ【薮】

1. 屋号「薮」の読み。

同音異義語

やぶ

• 【野巫】田舎の巫女

漢字辞典

薮

薮	画数：16 音読み：ソウ、 ス 訓読み：やぶ ピンイン：sou3 ハングル：수 対応する英語：thicket, bush, underbrush, grove

藪

藪	画数：18 音読み：ソウ 訓読み：やぶ ピンイン：sou3 ハングル：수 対応する英語：thicket, bush, underbrush, grove

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「やぶ」の例文・使い方・用例・文例

• 夢がすべてやぶれてしまった
• ウサギを追い出すためにやぶをたたいた
• やぶを払って土地を開墾する
• パンダが竹やぶで竹の葉を食べている
• やぶさかではない
• 約束やぶったら、絶交ですからね？
• 悲鳴で静寂がやぶられた。
• 彼は彼らに見られないようにやぶに隠れた。
• 彼は決して約束やぶらない。
• 彼は決して約束をやぶらない人だ。
• 彼との約束をやぶるなよ。
• 彼が約束をやぶったのはなぜだと思いますか。
• 祖父はいつも何やかやぶつぶつ不平を言っていた。
• やぶを突いて蛇をだすな。
• やぶへびを出すな。
• トムは決して約束をやぶらない人である。
• つまらない手出しをしてやぶへびに終わった。
• もちろん、実際に「はやぶさ」が太陽に近づいているわけではなく、図のように地球から見て太陽の反対側に位置するだけですが、このような現象を「合」と呼びます。
• ノウサギを求めてやぶをたたく.
• 《諺》 手中の一羽はやぶ中の二羽の値打ちがある, 「あすの百よりきょうの五十」.