やそむらろつうとは? わかりやすく解説

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やそむら‐ろつう【八十村路通】

読み方:やそむらろつう

[1649〜1738]江戸前期中期俳人。姓は斎部(いんべ)ともいう。漂泊ののち芭蕉門下に入る。奇行多く同門反感を買った編著俳諧勧進牒」「芭蕉翁行状記」など。


八十村路通

やそむらろつう

(~元文3年1738年) ?、享年90歳)

八十氏。露通とも。近江大津の人。三井寺生まれ古典仏典精通していた。蕉門奇人放浪行脚乞食僧侶詩人。後に還俗。 貞亨2年春に入門。貞亨5年頃より深川芭蕉庵近く居住した見られている。元禄2年の 『奥の細道』 では、最初同行者として芭蕉路通予定したのだが、なぜか曾良変えられた (路通では品行が悪いからという説と、曾良越後村上に元主人墓参をしたいという願望があってそれを実現させてやるための2説がある)。こうして同道できなかった路通ではあったが、かれは敦賀芭蕉出迎え大垣まで同道しその後暫く芭蕉同行して元禄3年1月3日まで京・大坂での生活を共にする

路通は、素行悪くいわゆる茶入れ事件やら、芭蕉著作権係る問題*やらを出来し勘気を蒙ったことがある元禄3年陸奥旅立つ路通に、芭蕉は「草枕まことの華見しても来よ」と説教入りの餞の句を詠んだりしてもいる。 芭蕉死んだ元禄7年ごろにはすでに芭蕉勘気解けたとされている。
俳諧勧進帳』、『芭蕉翁行状記』がある。

*芭蕉が、加賀門人からの依頼書いた付け合い17体を後になって反故にした。これを路通勝手に使用して公開してしまった。これで芭蕉勘気こうむった芭蕉初七日法要には路通の姿があった。

路通の代表作



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