ものとは?

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もの 【物】

[2][0] ( 名 ) 〔形のある物体初めとして,広く人間知覚思考し得る対象一切を意味する。「こと(事)」が時間的生起消滅する現象を表すのに対して,「もの」はその現象を担う不変実体想定して用いる語である〕
物体物品。 「階段に-を置くのは危険だ」 「窓から-が落ちて来た」
特に,経済的価値をもった物品。また,その品質。 「 -は乏しくても,心は豊かでありたい」 「値段は安いが,-は確かだ」
対象具体的に表現せず,漠然という語。何らかの対象。 「 -を言う」 「 -を思う」 「 -も食べない」 「 -のはずみ」 「 -の役に立たない」
対象特定化せず一般的包括的にいう語。すべての対象。 「 -は考えようだ」 「 -には順序がある」
物事筋道道理。 「 -が分かっている人」
鬼や悪霊など,正体のとらえにくい対象畏怖していう語。 「 -に憑かれる」 「 -の怪
取り上げ価値のある対象ひとかど存在。 「 -ともしない」 「 -の数ではない」 「 -になるかどうか
思考対象として取り上げ事物をさす語。物事。 「幸福という-はとかく失われやすい」 「日本的な-を好む」
一度名前を言ったあとで再びそれをさす時に,名前の代わりに用いる語。それ。 「あの映画一度見た-だ」
(「…のもの」の形で)所有物持ち物。 「自分の-には名前を書いておきなさい」 「人の-を借りる」
〘哲〙 〔 thing; ドイツ Ding
感知し得るさまざまな属性統一的担い手としてのまとまりをもった空間的・時間的対象狭義には,このもの・あのものと指し示し得る「」「家」など外界存在する感覚的個物をいうが,広義には思考対象となり,命題主語なり得るすべて,例えば心や価値などの非感覚的存在をも含めていう。
人格としては関係しない対象を「ひと」に対して「もの」という。
〘法〙 権利客体とされる排他的支配が可能な外界一部をいい,有体物無体物とに分けられる。民法上「物」は有体物に限られる。
種々の語の下に付いて複合語をつくる。
その分野種類に入る品物作品であることを表す。 「夏-」 「西陣-」 「三年-のワイン」 「現代-」
そういう事態を引き起こすような事柄であることを表す。 「それは切腹-だ」 「全く冷や汗-だった」
動詞連用形に付いて,そのような動作結果できた物品そのような動作対象となる物品であることを表す。 「塗り-」 「焼き-」 「食べ-」 「読み-」
形式名詞
(「…ものだ(である)」などの形で)
普遍的な傾向。 「どんな人もお世辞には弱い-だ」 「人間はとかく過去美化したがる-らしい」
なすべきこと。 「そんな時は何も聞かずにいてあげる-だ」
過去にしばしば起こったこと。 「二人でよく遊んだ-だ」
(「…ものだ」の形で)感動詠嘆を表す。…なあ。 「あの難関をよくくぐり抜けた-だ」 「故郷とはいい-だ」 「あの男にも困った-だ」
(「…ものか」「…ものではない」などの形で)否定強調する。 「そんなことがある-か」 「誰が言う-ですか」 「何をするかわかった-ではない」
(「…ものと思われる」などの形で)判断強調する。 「彼はもう帰った-と思われる」 「あきらめた-とみえて,その後何も言ってこない
(「ものとする」の形で)…することとする。 「甲はその責任を負う-とする(契約書ナドノ文言)」
( 接頭 )
形容詞形容動詞動詞に付いて,何とはなしに,また,どことなくそのような状態である,の意を表す。 「 -寂しい」 「 -静か」 「 -古る

もの [2] 【者】

〔「もの(物)」と同源
人。古来単独で用いられることはごくまれで,多く連体修飾語伴って用いられる。 「家の-を迎えにやる」 「若い-」 「おまえのような-は勘当だ」 「だれか試してみる-はいないか」 「 -はいみじき臆病の-よ/今昔 28」 〔「人」に比べ卑下したり軽視したりするような場合に用いられることが多い〕

もの

形式名詞「もの」から〕
( 終助 )
活用語終止形に付く。
不満・うらみ・あまえ・訴えなどの気持ち込めて,理由を述べる。「だもの・ですもの」の形をとることが多い。 「だって,仕方がないんです-」 「どうしてもぼく行きたい-」
(「ものね」「ものな」などの形で)理由を表す。「ね」「な」などによって,軽い詠嘆の意が加わる。 「なるほど,それはきみの専門だ-な」 「よくおわかりでしょう前に行ったことがあります-ね」
( 接助 )
活用語終止形に付く。
理由原因を述べる。から。ので。 「子供だ-,無理はないよ」 「いっしょうけんめい勉強しています-,大丈夫ですわ」
逆接条件を表す。のに。 「ぼくだって知らない-,きみが知っているずがない」 〔「もの(物)」の形式名詞用法一つとして活用語連体形を受けて文を終止し,感動気持ちを表すということはすでに上代からあり,これから終助詞用法生まれのであるが,それは近世以降のことである〕

もの 【物】

日本で物は種々な意味でつかわれるが、仏・神・鬼・魂などの霊妙な作用もたらす存在をもいう。邪神妖怪物の怪などにもいう。

もの

単語 発音 意味、用例 関連語
もの もの 【名】 (家畜などの)エサ

»仙台弁の発音についてはこちら

もの

方言共通語使用例または説明
もの腫れ物「ものができたらドクダンの貼る直るってね」(腫れ物ができたらドクダミ張る直るそうです

~もの(もね)

甲州弁意味用例
~もの(もね)でしょう、~しましょうへえいくらもの(もう行くでしょう

もの

方言共通語・該当漢字語意解説または【使用例】
もの 異物 【…が刺さる・…が詰まる】

もの’

但馬方言共通語用例備考
もの’ できもの 足にものができて、いてーわ(痛いわ)。   

もの

品詞名詞
標準語》(皮膚にできる化膿した・化膿しそうな)できもの、おでき。
用例》「ケツにものができて、いちゃあ」(お尻できものができて、痛い)。
追加情報因幡地方では、「もの」は「にさされてできるようなポッチ」のイメージそうです

もの

  1. 昆布類。〔第六類 器具食物

もの

  1. 着物。〔関西
  2. 着物のこと。〔関西

分類 関西

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

(もの から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/02 15:25 UTC 版)

ものぶつ)とは、広義には対象を特定化せず一般的・包括的にいうであり、人間が知覚し思考し得る対象の一切である[1]




「物」の続きの解説一覧

もの

出典:『Wiktionary』 (2010/02/11 05:50 UTC 版)

名詞:物

もの ()

  1. 姿すがたかたちのあるまとまり。ひとつの意味を持ったまとまった存在
  2. 転じて実際には存在しないが、頭の中で考えられる存在
  3. 法律物権端的に所有権客体となる有形財。もの区別するために、慣行的に「ブツ」と読むことがある

発音

も↗の↘

語源

関連語

翻訳

名詞:者

もの ()

  1. (ひと)。(尊敬語には使わず、(かた)を使う。敬譲語には使われる。)

発音

も↗の↘
IPA: /??/
X-SAMPA: /??/

関連語

  1. 「(辞書形・ない形)+ものだ」社会的常識伝えることによって、アドバイス命令などを行う。「受験生は夜遅くまで勉強するものだ」など。

翻訳




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