もくぎょ

デジタル大辞泉

もく‐ぎょ【木魚】

読み方：もくぎょ

１ 読経のときにたたいて鳴らす木製の仏具。丸くて中空で、表に魚鱗(ぎょりん)を彫刻してある。布などで先端を包んだ棒で打つ。

２ 禅寺で庫裏(くり)につるし、食事時に打ち鳴らした魚形の木の板。

世界宗教用語大事典

もくぎょ 【木魚】

仏具。魚鼓・魚板・鳴魚などとも。木製の魚形の鳴り物。ふつう球形の一部がはみ出たような形のがよく見られるが、長い魚形に作ったのも木魚の一種。前者は読経や念仏の時打って拍子をとり、後者は魚ともいい、庫裡に下げて食事や集合の合図とする。魚にしてあるのは、いつも目をつむることのない魚にまねて修行せよ、との教えとする。また竜にするものもあるが、魚化して竜となるの意で、凡夫から聖者へとの教え。日本へは中世以降に中国から入った。仏教圏の東アジア各地にもある。ペリー来航時に日本から買ったものが米国に渡り、楽器に転用されている。

隠語大辞典

木魚

読み方：もくぎょ

1. 孕み女を指して云ふ語。其腹のふくれたるを嘲り云ふ也。
2. 懐妊したる女をいふ。
3. 孕み女のこと。
4. 妊娠せる人を云ふ。
5. 妊娠したる婦人のこと。
6. ⑴妊娠していること、腹がふくれていることを通じさせた語。⑵輪姦のこと、つづけさまに使うの意。
7. 妊娠している婦人のこと。

分類 学生、東京

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