めぐり逢う日まで (真紅の巻)
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1961 |
配給: | 松竹 |
スタッフ | |
監督: | 田畠恒男 タバタツネオ |
製作: | 小倉武志 オグラタケシ |
原作: | 大林清 オオバヤシキヨシ |
脚色: | 柳井隆雄 ヤナイタカオ |
撮影: | 布戸章 |
音楽: | 西山登 ニシヤマノボル |
美術: | 森田郷平 モリタキョウヘイ |
編集: | 斎藤正夫 サイトウマサオ |
録音: | 熊谷宏 クマガイヒロシ |
スクリプター: | 佐藤不二於 |
照明: | 田村晃雄 タムラアキオ |
キャスト(役名) |
山下洵二 (杉直樹) |
浦辺粂子 ウラベクメコ (横山みよ) |
瞳麗子 ヒトミレイコ (横山冴子) |
藤由紀子 フジユキコ (横山梨枝) |
竹脇無我 タケワキムガ (横山晃) |
高橋とよ タカハシトヨ (園生兼代) |
永井達郎 ナガイタツオ (園生勝彦) |
環三千世 タマキミチヨ (園生節子) |
佐野周二 サノシュウジ (丹羽保太郎) |
牧紀子 マキノリコ (丹羽康子) |
渡辺文雄 ワタナベフミオ (成瀬一郎) |
月丘千秋 ツキオカチアキ (バーのマダム・染子) |
山内明 ヤマウチアキラ (稲垣新造) |
杉浦直樹 スギウラナオキ (中村裕三) |
浅茅しのぶ アサジシノブ (中村蔦子) |
高野真二 タカノシンジ (田所医師) |
初名美香 ハツナミカ (田所正子) |
江美しのぶ (ミッチー) |
石黒達也 イシグロタツヤ (久保医師) |
解説 |
前作、「めぐり逢う日まで」“純白の巻”についで後篇“真紅の巻”。スタッフも前作と同じメンバー。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
淡路島から四国の鳴門へ廻った梨枝は、そこで偶然にも杉と再会した。杉は丹羽病院長の友人で、鳴門に住む江崎博士を訪ねて来ていた。副院長を中心に病院乗取りの策動があり、杉では処理し切れず博士に相談に来ていたのだ。その杉を追って康子も来ていた。梨枝は何んとなく悲しい気持で帰京した。東京では節子の離婚話が持上っていた。夫が稲垣との間を疑ったためである。その稲垣から、冴子はバーの資金として二百万円を引出していた。梨枝も写真家中村夫人の嫉妬から、旅行雑誌社に所属を変えなければならなくなった。こうした中で、梨枝は病院の方が一段落して上京した杉と、変らぬ愛を誓いあった。杉は再び大阪へ呼び戻された。久保達がまた不穏な動きを見せ始めたからである。昔の不良仲間から遠ざけるため杉は、晃を伴って大阪へいった。久保達は、久保の女でバーのマダムをしている染子を使い、杉を籠絡しようとした。だが、染子は杉の人格にうたれ、自分の非をさとって杉への協力を約した。やがて、杉の活躍と染子の協力で乗取り事件は無事解決した。それは事件解決を早くするため、院長が杉と康子との婚約を形式的に発表したためである。院長の懇望によって久保達をあざむくための苦肉の策だった。事情を知らない晃は、これを事実と思い帰京してしまった。梨枝は初めは否定したものの、晃の言葉に引入れられた。その梨枝に中村が求婚してきた。中村は夫人と離婚していた。たまたま、横山の家も冴子のバーも節子が思うようにならないので怒った稲垣のために差押さえられていたので、冴子は金のある中村との結婚を主張した。しかも、大阪から帰った杉に、冴子は梨枝が中村との結婚を決意したと語り、梨枝に逢わせようともしなかった。失意の杉は山奥にあるダムの診寮所へ赴任した。その後で、梨枝は、田所兄妹から今迄の事情を聞かされた。トンネル事故で杉が怪我をした時、ダムに梨枝が到着した。そこには彼女より先に康子が来ていた。しかし、ベットの杉が、意識もうろうとした中で梨枝の名前を呼び続ける姿をみて、自分の恋をあきらめた。梨枝は杉の手をしっかりと握りながら、永遠の愛を誓うのだった。 |
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