三省堂 大辞林 |
む
む 1 【六】
む 【▽身】
む 1 0 【無/▼无】
(1)何もないこと。存在しないこと。
⇔有(ゆう)
「―に等しい」「―から有を生じる」
(2)〔仏〕
(ア)事物も現象も全く存在しないこと。
→有(う)
→空(くう)
(イ)禅宗で、世界の絶対的な真の姿。有と無の対立を超越した悟りの世界。絶対無。
(3)〔哲〕
(ア)有(存在)の否定または欠如。実在・はたらき・規定などがないこと。
⇔有(ゆう)
(イ)有や「無(3)(ア)」を超越し、有を有たらしめる絶対的無限定的なもの。老子や西田哲学など東洋思想で説かれる。絶対無。
→空
» (成句)無に帰する
» (成句)無にする
» (成句)無になる
⇔有(ゆう)
「―に等しい」「―から有を生じる」
(2)〔仏〕
(ア)事物も現象も全く存在しないこと。
→有(う)
→空(くう)
(イ)禅宗で、世界の絶対的な真の姿。有と無の対立を超越した悟りの世界。絶対無。
(3)〔哲〕
(ア)有(存在)の否定または欠如。実在・はたらき・規定などがないこと。
⇔有(ゆう)
(イ)有や「無(3)(ア)」を超越し、有を有たらしめる絶対的無限定的なもの。老子や西田哲学など東洋思想で説かれる。絶対無。
→空
» (成句)無に帰する
» (成句)無にする
» (成句)無になる
む 1
(感)
(1)応諾の意を表す語。うむ。
「『わかったか』『―、わかった』」
(2)感心したり驚いたりしたときや返答につまったときに発する語。
「―、これはおもしろい」「―、これは手ごわいぞ」
(3)力を入れるとき、口を結んで発する声。
(1)応諾の意を表す語。うむ。
「『わかったか』『―、わかった』」
(2)感心したり驚いたりしたときや返答につまったときに発する語。
「―、これはおもしろい」「―、これは手ごわいぞ」
(3)力を入れるとき、口を結んで発する声。
む
(助動)(○・○・む(ん)・む(ん)・め・○)
〔中古の半ば以降、発音が mu から m となり、さらに n に変わったので、後世「ん」とも書かれる〕推量の助動詞。活用語の未然形に付く。
(1)目前にないこと、まだ実現していないことについて予想し推量する意を表す。…であるだろう。…だろう。
「現(うつつ)にも夢にも我は思はずき古りたる君にここに逢は〈む〉とは/万葉 2601」「我が背子が国へましなばほととぎす鳴か〈む〉五月(さつき)はさぶしけむかも/万葉 3996」
(2)話し手自身の意志や決意を表す。…するつもりだ。…するようにしよう。
「見れど飽かぬ吉野の川の常滑(とこなめ)の絶ゆる事なくまたかへり見〈む〉/万葉 37」「弓矢を取り立て〈む〉とすれども、手に力もなくなりて、萎えかかりたり/竹取」
(3)相手や第三者の行為を勧誘し、期待する意を表す。…してくれ。…してもらいたい。…すればよい。
「逢ひ難き君に逢へる夜(よ)ほととぎす他(あた)し時ゆは今こそ鳴か〈め〉/万葉 1947」「若宮など生ひ出で給はば、さるべきついでもありなむ。命長くとこそ思ひ念ぜ〈め〉/源氏(桐壺)」「子といふものなくてありな〈ん〉/徒然 6」
(4)(連体形を用いて)実現していないことを仮定していうのに用いる。…であるようなものなら。…としたら。
「二人して打た〈む〉には、侍りなむや/枕草子 9」「年五十になるまで、上手に至らざら〈ん〉芸をば捨つべきなり/徒然 151」
(5)(連体形を用いて)実現が可能だったり予想されたりするとき、推量する形で婉曲に述べるのに用いる。
「恋しから〈む〉をりをり、取りいでて見給へ/竹取」「これが花の咲か〈む〉折は来むよ/更級」
〔(1)上代では、形容詞活用にはその古い未然形語尾「け」に付く。「大魚(おうお)よし鮪(しび)突く海人(あま)よ其(し)が離(あ)ればうら恋(こお)しけ〈む〉鮪突く鮪/古事記(下)」(2)現代語でも文語調の文章の中に「ん」の形で用いられる。「幸多から〈ん〉ことを祈る」「政治家たら〈ん〉とする者は」「あら〈ん〉限りの力」「まさに出発せ〈ん〉とする時」〕
〔中古の半ば以降、発音が mu から m となり、さらに n に変わったので、後世「ん」とも書かれる〕推量の助動詞。活用語の未然形に付く。
(1)目前にないこと、まだ実現していないことについて予想し推量する意を表す。…であるだろう。…だろう。
「現(うつつ)にも夢にも我は思はずき古りたる君にここに逢は〈む〉とは/万葉 2601」「我が背子が国へましなばほととぎす鳴か〈む〉五月(さつき)はさぶしけむかも/万葉 3996」
(2)話し手自身の意志や決意を表す。…するつもりだ。…するようにしよう。
「見れど飽かぬ吉野の川の常滑(とこなめ)の絶ゆる事なくまたかへり見〈む〉/万葉 37」「弓矢を取り立て〈む〉とすれども、手に力もなくなりて、萎えかかりたり/竹取」
(3)相手や第三者の行為を勧誘し、期待する意を表す。…してくれ。…してもらいたい。…すればよい。
「逢ひ難き君に逢へる夜(よ)ほととぎす他(あた)し時ゆは今こそ鳴か〈め〉/万葉 1947」「若宮など生ひ出で給はば、さるべきついでもありなむ。命長くとこそ思ひ念ぜ〈め〉/源氏(桐壺)」「子といふものなくてありな〈ん〉/徒然 6」
(4)(連体形を用いて)実現していないことを仮定していうのに用いる。…であるようなものなら。…としたら。
「二人して打た〈む〉には、侍りなむや/枕草子 9」「年五十になるまで、上手に至らざら〈ん〉芸をば捨つべきなり/徒然 151」
(5)(連体形を用いて)実現が可能だったり予想されたりするとき、推量する形で婉曲に述べるのに用いる。
「恋しから〈む〉をりをり、取りいでて見給へ/竹取」「これが花の咲か〈む〉折は来むよ/更級」
〔(1)上代では、形容詞活用にはその古い未然形語尾「け」に付く。「大魚(おうお)よし鮪(しび)突く海人(あま)よ其(し)が離(あ)ればうら恋(こお)しけ〈む〉鮪突く鮪/古事記(下)」(2)現代語でも文語調の文章の中に「ん」の形で用いられる。「幸多から〈ん〉ことを祈る」「政治家たら〈ん〉とする者は」「あら〈ん〉限りの力」「まさに出発せ〈ん〉とする時」〕
む 【無】
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む
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/10 12:20 UTC 版)
む、ムは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。[続きの解説]
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