みすでぃれくしょん

デジタル大辞泉

ミスディレクション【misdirection】

読み方：みすでぃれくしょん

１ 誤った指導。誤認に導く説明。

２ 手品や推理小説などで、観客や読者の注意を、手品の種や事件の真相などからそらすこと。また、そのために用いるもの。→レッドヘリング

Juggling用語事典

ミスディレクション

読み方：みすでぃれくしょん
【英】：Misdirection

主に手品の世界で使われる用語で、客に注目してもらっては困るところから客の目線や心理をうまくそらすこと。 ボールジャグリングの中には手品のようにボールを消すトリックがある。フェイクのような要領で一方の手で2イン1ハンドをし、もう一方の手をその周りに動かす。いつの間にか手に持ったボールが消えているのである。 実際はボールをスムーズな動きのなかでもう一方の手の中に置いているのだが、客にはボールが消えたように見える。このような錯覚（全ての手品は錯覚だと言ってもいい）を作り出そうと思ったら ・客は動いているものの方を注目する。 ・客は演者の視線の方を注目する。 というミスディレクションの重要な原理を知っておけばいい。つまりボールを手に置いた後もその手を動かしつづけ、視線がその手を追いかけると客の視線もそれにつれて動く。ふとそこにボールがないことに気づき、ボールが空中で消えたような錯覚が生まれるのである。 ボールを落としたときに、あれは何だ！とあらぬ方向を指すのもいわば1つのミスディレクションかも…(?)