まわし〔まはし〕【回し/×廻し】
回し、廻し
まわし
廻
廻し
- 廻。遊女一夜に数人の客と接すること。遊里語。まはしをとる。「紙のへどはいてはさせるまはしぼぼ」。
- 娼妓が幾人ものお客を取ること。即ち遊廓で娼妓が一夜に数人のお客を取つて、順番に客の部屋を廻りて肌を触れて廻ることをいふ。〔花柳語〕
- 娼妓が幾人ものお客を取つて、順番に枕席に侍すること。〔花柳界〕
- 娼妓が幾人もの客を取ること。即ち遊廓で娼妓が一夜に数人の客を取つて、順番に客の部屋を廻りて肌を触れて行くことをいふ。
- 〔俗〕娼妓が幾人もの客をとり順に枕席に侍ること。
- 娼妓が一夜に幾人もの客をとつて順次にその枕席に侍べることをいふ。
- 娼妓が幾人もの客をとり、順に御機嫌をとりに行くこと。
- 娼妓が幾人ものお客をとること。つまり、遊廓で娼妓が一夜を幾人もの客をとって、順番に客の部屋をまわって肌をふれてまわること。まわしぎょくともいう。〔花柳界〕
- 娼妓が一人で何人もの客をとること。廻わつて相手をするところより。〔花〕
- 〔花〕遊郭で娼妓が一夜に幾人もの客をとって順番に客の部屋を廻って肌をふれてまわること。「まわしぎょく」ともいう。
廻し
廻し
(まわし から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/20 17:00 UTC 版)
廻し[1][2][3]/回し[1][2][3](まわし、歴史的仮名遣:まはし)とは、競技や神事として行われる相撲で用いられる被服の一種。ふんどしの一種であることから、相撲褌ともいう。締め込み/締込み(しめこみ)[4]ともいう。
注釈
- ^ 一部の通販サイトでの表記に拠ると少年用で自身のウェストサイズの4倍+100cm、成年用で自身のウェストサイズの4倍+160cmが一応の目安との表記あり。
- ^ 1990年代より、日本大学相撲部は黒色、2000年代より、埼玉栄高校はスクールカラーの橙色、報徳学園高校は同じくモスグリーンの廻しを大会出場時に使用。
- ^ 同じ題名で着衣帯刀の図もある。
- ^ a b c d 化粧廻しの「前垂/前垂れ(まえだれ)」とは、見せる目的で前に垂らす部分。
- ^ a b c 前褌(まえみつ)とは、褌(みつ、ふんどし)を締めた時に体を横に巻いた部分の前面。相撲で用いる褌は「廻し」であるため、「前廻し(まえまわし)」ともいう。同じ前面でも縦に巻いた部分は、局部を覆う袋のような形になることから「前袋(まえぶくろ)」という。
出典
- ^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “回し”. コトバンク. 2020年7月31日閲覧。
- ^ a b 池田雅雄、小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “回し”. コトバンク. 2020年7月31日閲覧。
- ^ a b 三省堂『大辞林』第3版. “回し・廻し”. コトバンク. 2020年7月31日閲覧。
- ^ 三省堂『大辞林』第3版. “締め込み・締込み”. コトバンク. 2020年7月31日閲覧。
- ^ a b c 佐渡ヶ嶽 (1941), p. 135.
- ^ 小学館『デジタル大辞泉』. “化粧回し”. コトバンク. 2020年7月31日閲覧。
- ^ 三省堂『大辞林』第3版. “化粧回し”. コトバンク. 2020年7月31日閲覧。
- ^ 『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. “化粧まわし”. コトバンク. 2020年7月31日閲覧。
- ^ 平凡社『百科事典マイペディア』. “化粧まわし”. コトバンク. 2020年7月31日閲覧。
- ^ 4関取の化粧廻し[リンク切れ]
- ^ a b 【まわしを鍋で煮る!?】稽古まわしの作り方~錣山部屋編~ - 日本相撲協会公式チャンネル・2021年2月12日
- ^ 『トリビアの泉〜へぇの本〜 4』 2003 [要ページ番号]
- ^ 『月刊武道 2010年2月号』 (2010), p. 191.
- ^ 北の富士 & 嵐山 (2016), p. 31.
- ^ a b c d e f g “化粧回し”. きもの用語大全(公式ウェブサイト). 有限会社 創美苑. 2019年6月13日閲覧。
- ^ 日本相撲協会 相撲用語集
- ^ 加藤裕一「まわしの「下がり」に個性、白鵬15連勝願い15本」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2019年5月17日。2019年5月19日閲覧。
- ^ 『週刊ポスト 2018年3月23日号』 2018 [要ページ番号]
- ^ 『週刊ポスト 2018年3月30日号』 2018 [要ページ番号]
- ^ 「大相撲まわしの前の「ヒラヒラ」 何のためにあるの?調べてみた」『J-CASTニュース』ジェイ・キャスト、2019年5月24日。2019年12月26日閲覧。
- ^ 田中亮『全部わかる大相撲』(2019年11月20日発行、成美堂出版)p.33
- ^ 幕下の相撲で「さがり待った」の珍事 さがりがはね上がりまげに引っかかる 日刊スポーツ 2023年5月17日14時46分 (2023年5月17日閲覧)
- ^ a b c 「土俵にまわし「前袋」、反則負けに…実は誤審でした」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2017年3月26日。2017年3月26日閲覧。
- ^ 北の富士 & 嵐山 (2016), p. 133.
- ^ a b c d e f g h i j k 「千代大龍は「キン肉マン」/主な漫画化粧まわしメモ」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2017年4月25日。2019年6月12日閲覧。■画像はキン肉マンの化粧廻しのみあり。
- ^ a b c 「稀勢の里「北斗の拳」三つぞろいの化粧まわし初披露」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2017年5月7日。2019年6月12日閲覧。
- ^ a b c d e “お知らせ”. COAMIX(公式ウェブサイト). 株式会社コアミックス (2017年5月1日・6日・7日・10日・12日・14日). 2019年6月12日閲覧。
- ^ “佐田の海が「くまモン」の化粧まわし姿披露”. 産経フォト(公式ウェブサイト). 産経新聞社 (2016年5月8日). 2019年6月12日閲覧。
- ^ “化粧まわしに「せんとくん」 奈良県、德勝龍関に贈る”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2016年6月25日) 2019年6月12日閲覧。
- ^ “德勝龍に「せんとくん」化粧まわし「いい相撲を取ってアピール」”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2016年7月1日) 2019年6月12日閲覧。
まわし
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【名サ動】準備、支度。(例)はよーまわししやぁ(早く準備しなさい)
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「まわし」の例文・使い方・用例・文例
- 忌まわしい犯罪
- 彼女はその箱の周りにリボンをまわした
- いまわしい餓鬼どもが窓を割りやがった。
- 彼女はゆっくりとドアの取っ手をまわしました。
- 彼は彼女の腰に腕をまわした。
- 彼は彼女の肩のまわりに腕をまわした。
- 彼はあたりをみまわした。
- 若い男の肩に頭をつけていた女子学生は、驚いてあたりを見まわした。
- 私は店の中を見まわしたが考えていたものは見つからなかった。
- 考えるだけでも忌まわしい。
- 去れ、忌まわしき憂鬱よ。
- 我々は周りを見まわした。
- 塩を使い終わったら、まわしてください。
- 塩をまわして下さい。
- 塩をこっちへまわしてくれませんか。
- 遠まわしに物を言うな。
- 遠まわしに彼の意見を探った。
- リストに名前を書いて次の人にまわしてください。
- そのねじまわしを私は、友人から借りた。
- いや、それじゃだめだ。逆になるようにまわしてごらん。
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