三省堂 大辞林 |
「まるきり」の用例一覧
宮沢賢治 家長制度 (青空文庫)
も女はぶたれたらしい。 音もさせずに 撲 ( なぐ ) ったのだな。その証拠には土間がまるきり死人のやうに 寂 ( しづ ) かだし、主人のめだまは古びた 黄金 ( きん ) の銭のやうだし、わた...
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魯迅 井上紅梅訳 「吶喊」原序 (青空文庫)
ける淋しき時世になお引かれているのはどういうわけか。わたしはまるきり忘れることの出来ないのが苦しい。このまるきり忘れることの出来ない一部分が今、「吶喊」となって現われた 来由 ( わけ ) である。 わたしは、四年あまり、いつもいつも——ほと...
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宮本百合子 結婚問題に就て考慮する迄 (青空文庫)
の小さくくれたくくり枕のような体を盛に動して家中をかけ廻った。 ○弱い、疲れた日差しが、細かい木の枝や葉のもつれをチラチラと壁の上に印して居る。その黒と黄の入り乱れた色彩は、そのディムな感じからも、まるきり、黄色紙にされたエッチングを見るような気がした。 「私に...
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