まら【魔羅/摩羅】
麻羅
読み方:まら
- 男根の異名。もと僧侶の隠語なり。梵語にて麻羅(Mara)は障礎また擾乱の義。
- 魔羅。男陰の俗称。もと僧侶の隠語なりき。これ梵語にて魔羅といふは修道の障礙、又は擾乱の義なるによりてなり。一説に梵語の魔羅の書体が陰茎の形に似たるが故なりとの説あり。「類聚名物考」に「念思ふに陰茎を俗言に末良といふを梵語なりといふ僻事なり、古人釈徒に魔羅と名付し人多し、いかで陰物を名とはすべきや、又、皇朝にても古へは人の名にもつけたり」。同書「まらは稀なり、客人をまれびといふも賞翫の意なれば婦女の為の客人といふ意なるべし」とあり。「貞丈雑記」に「陰茎をまらといふは近世の俗語にはあらず古代よりの名なり(中略)今の世はまらのことをへのこと云ふは非也、和名抄には陰嚢の二字を俗に布久利と記し陰核の二字をば俗にいふ篇之古と記したり陰核は今の世に云ふきんたまの中のぐりぐりなり、そのぐりぐりを古へはへのこといひしなり、然ればまらの事をへのこといふは称違なり」とあり。「古史伝」に「麻宇良を麻良ともいへり、此は約言にて宇を省くは常なり、印度籍も梵語に根を母羅といひ又魔羅ともいへり」。同書「さてこの魔羅てふ語を前に思ひけらく男陽の称は古語拾遺に男茎を袁婆斯と訓み和名抄に破前、太秦祭文に大〓などある、これ古言にて魔罹てふ名は中世の比丘等が事好みに梵語を以て称せるが世に弘まれる称ならむ」とあり。「名言通」に「マラはもと梵語魔羅なり、大和国天道羅山より起るならん、羅は魔羅の略なり」とあり。又、「著聞集」に「穴にとりあてたるまらもはづれて」と出づ。
- 男根のことをいふ。梵語にて麻羅とは仏道修行の障礙擾乱となることをいふ。それから転訛したものである。〔情事語〕
- 男陰。まうらとも訛す。元僧侶間の隠語なり。之れ梵語にて麻羅と言ふは修道の障碍擾乱の義なればなり。
- 陰茎のこと、魔羅は梵語で仏道の障害となるもの、この意から出た語。
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マラ
マラ
- マーラ (サンスクリット語: Māra) - 仏教の悪神。
- 陰茎の隠語。一説にヒンドゥー教由来の仏教用語とも、あるいは日本における神である天津摩羅命、大摩羅神、赤摩羅、天照眞良建雄命など諸説ある[1]。
- ジャン=ポール・マラー (Marat) - フランス革命期の政治家。
- マラ (ペルー) (Mala) - ペルーの都市。
- アルマラ県 (Mahra) - イエメンの県。
- マラ族 (Mara) - インドとミャンマーに住む民族。
- マラ州 (Mara) - タンザニアの州。
- マラ郡(Mala) -中央アフリカ共和国ケモ州の郡
- マラ(中央アフリカ)(Mala) -中央アフリカ共和国ケモ州マラ郡の町
関連項目
「まら」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は故郷が恋しくてたまらなかった
- 彼と話してもつまらないので私は彼と会わないようにした
- 彼女がどんなに懸命にスーツケースにのしかかっても,一向に閉まらなかった
- 映画の初めはつまらなかった
- その映画はよく言っても普通,悪く言えばつまらなかった
- このつまらない日常からなんとしても抜け出さなくちゃ
- 彼は彼女にその知らせを話したくてたまらなかった
- お金が欲しくてたまらない
- 彼は一杯やりたくてたまらなかった
- 私たちは山へ行こうとする彼の試みを思いとどまらせた
- 両親は彼女が歌手になるのを思いとどまらせようとした
- 彼は息子がオートバイを買うのを思いとどまらせようとした
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- その俳優の演技はつまらなかった
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