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映画情報

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まことちゃん

原題:
製作国:日本
製作年:1980
配給:東宝
スタッフ
監督:芝山努 シバヤマツトム
製作:藤岡豊 フジオカユタカ
プロデューサー:片山哲生 カタヤマテツオ
原作:楳図かずお ウメズカズオ
脚本:城山昇 シロヤマノボル
作画監督:小林治 コバヤシオサム
撮影:高橋宏固 
作曲:楳図かずお ウメズカズオ
作詞:楳図かずお ウメズカズオ
主題曲:楳図かずお ウメズカズオ
美術:門野真理子 カドノマリコ
編集:鶴渕允寿 
録音:伊達渉 ダテワタル
キャスト(役名
杉山佳寿子 スギヤマカズコ (まこと)
吉田理保子 ヨシダリホコ (美香
小原乃梨子 オハラノリコ (ママ
柳沢真一 ヤナギサワシンイチ (パパ
肝付兼太 キモツキカネタ (まこと
解説
週刊少年サンデー昭和51年16号よりスタートした楳図かずお原作同名人気漫画アニメーション脚本城山昇監督は「がんばれ!! タブチくん!!  激闘ペナントレース」の芝山努撮影高橋宏固それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
“よいこ大賞”を取ろうと決意したまことちゃんが、いろいろなことをやるが、それが全て裏目に出て、人々悩ますハメになる。しかし、最後にはまことちゃんの努力カイがあって大賞受賞天衣無縫のまことちゃんが大人世界に首をっっこんで引きおこす数々エピソードをつづる。


ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

まことちゃん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/24 09:34 UTC 版)

まことちゃん』は、楳図かずおギャグ漫画で代表作のひとつ。

まことの祖父の沢田元太郎が主人公の『アゲイン』(週刊少年サンデー1971年38号から1972年5号まで連載)のスピンオフ読切作品が原型。

その後連載が決定し、週刊少年サンデー1976年16号から1981年30号まで連載。1980年にはアニメ映画化されている。

連載終了後しばらく経って、週刊少年サンデー1988年37号から1989年32号まで連載された。こちらは単行本のカウントもリセットされているために「平成版」と、区別して扱われている。

目次

概要

聖秀幼稚園に通う幼稚園児の主人公・沢田まこと(まことちゃん)と沢田一家が巻き起こす「ビチグソ」等下ネタ・エロネタ満載の名作ギャグ漫画。

石器時代、江戸時代、未来のSFテイストの作品や、作者の得意とするホラーテイストのエピソードもある。

作者の楳図かずおもKAZZとして作中に登場する。後述する「グワシ」「サバラ」などのギャグと、「~なのら」「マッチョメ マッチョメ」「ゲゲッ」「ギョエー」「まこと虫」等のまことちゃん語は、連載当時流行した。

作品の中には、桑田佳祐研ナオコ山口百恵イルカといった有名人も登場することが多く、連載中の1977年に死去したエルヴィス・プレスリーが主役として登場する回もある。

当作は、週刊少年チャンピオン秋田書店)に連載されていた山上たつひこの『がきデカ』や、週刊少年ジャンプ集英社)に連載されていた小林よしのりの『東大一直線』と共に、1970年代後半の少年雑誌に掲載されたギャグ漫画の金字塔的作品であった。

登場キャラクター

沢田家

  • 連載当時に作者の仕事場があった高田馬場在住。家は庭付き一戸建て。
  • 作者いわく「家の間取りはその時の気分によってでたらめ」。時にハリボテで、外から丸見えなこともある。
  • 庭には、まことの命を救った狂い咲きの桜の木が植えてある。
  • 祖先は、沢田30万石の大殿様と自称。ご近所からは、「アホの沢田屋敷」と呼ばれている。
  • ご近所の沢田家人気投票一位は、ネコのメチャ。
  • 家庭内で定期的に「家族会議」が開かれる。
  • すもう大会、ピクニック、バカラや節分などの行事が催される。家族総出で、盆踊りやゲームセンターに出かけるなど、祭り好きの大騒ぎファミリー。
沢田まこと
作品の主人公。愛称「マコリン」。一人称は「ぼくちゃん」「わし」「マコリン」などと一定していない。
聖秀幼稚園うめ組の幼稚園児[1]
いたずら、下ネタ、落書きや替え歌、踊りが得意。常に垂らしている鼻水で、虫を捕ることができる。
解体現場の鳥の巣にあったスズメの卵を保護したり、親を亡くした子猫を助けようとしたりするなど優しい一面もある。
舌足らずではあるが、シビアな人間観察眼を持つ。
デバガメとして捕まるなどの前科があるが、人命救助を行い新聞に載った過去もある。
寝る時以外は幼稚園の制服でいることが多い。初期は夏場でも長袖である。連載が進むにつれ、夏休みや年末年始には私服で描かれるようになる。
時折、姉や母を真似て化粧や女装をする事がある。
グワシ、サバラ、とぐろ虫などの口癖、手癖があり、語尾に「なのら」とつく。
好物はカレーハンバーグソフトクリーム、松長製菓のお菓子。
従兄弟のさだゆきとは同い年ということで比べられることが多く、さだゆきの話が出ると真顔になり、ライバル心をむき出しにする。
まことのおかっぱ型のざんぎり頭から「まことちゃんカット」の名が生まれた。
おねしょのかたちは、まことがあっかんべーをした形になる。
恋多き男。
沢田美香(姉)
まことの姉。小学3年生。愛称「ミカリン」。まこととはしょっちゅう喧嘩する。怒ると怖く「またぼえ」をする事も…。
耳年増で主に恋愛方面の大人の世界に憧れており、時折まことと共に間違った方向に暴走する。好物はちくわ
「~リン」という呼び名は美香が友人と交わしていた愛称から。
一人称は普段は「わし」だが、学校や異性の前では「私」に変わる。
髪型はポニーテールでおしゃれ好き。
この物語のヒロインであり、自分でもタイトルを「美香ねえちゃん」にすべきだと主張している。
のぞき趣味があり、異性に対して積極的。美形好み。
将来の夢は「金貸し」。
発作を起こすと、包丁を振り回すなど危険な行動を取る。
顔が「漂流教室」のヒロイン・川田咲子(咲っぺ)に酷似しているが、こちらはいじわるな顔など顔のパターンが豊富である。
女性でありながら立ち小便ができる。
沢田英一(父)
まこと・美香の父。愛称「パパリン」。職業はサラリーマン。眼鏡を掛けている。
一見真面目そうだが花見の席で酔っ払うとストリッパー「ローズマリー」に変貌する。
なぜか女物のパンツを履いていることがある。
父としての威厳を保とうとするも、なかなか保てずにいる。
仕事が全然できないようで、会社で注意されるシーンが多い。
一方、なぜかアメリカ人ラーラのホームステイ先に、沢田一家が選ばれている。
沢田貴世子(母)
まこと・美香の母。愛称「ママリン」。若作りでミーハーだが、性格は子供たちと負けず劣らず変である。
舅・姑とはうまくいっているが、妹の加根子とは折り合いが悪く、まことと同い年のいとこのさだゆきともどもライバル視している。
大阪府河内長野市出身で、「ミス・ユニバース河内代表」に選ばれた事もあると主張。
普段から河内弁でしゃべり、怒った時は、必ず河内弁になる。
若い美青年に目がないらしいが、「なんでこんなブス男(英一)と結婚したんだ」とまこと・美香からつっこまれている。
まこととは言葉にできない絆で結ばれているらしく、時に危険を察知する。
沢田元太郎(祖父)
まこと・美香の祖父。愛称「ジジリン」。元大工。年の割にはミーハーな面があると思われる。
濃いキャラの多い沢田一家にしてはあまり目立たないが、俊足で走ったり、変な祈祷をしたりと、沢田家の一員らしい一面も持っている。
先行作品「アゲイン」では主人公。学生時代はまことに勝るとも劣らない豪快な性格であった。
沢田タツ(祖母)
まこと・美香の祖母。愛称「ババリン」。元太郎と同様に年の割にはミーハーな性格。
温泉に行ったときはトイレにいって、わざとお尻をふかずに、そのまま温泉に入る。
飼いネコであるメチャを、パンツといっしょに穿くこともある。
沢田家で一番身体が大きく、トイレの清掃会社からは一家を代表してハガキが届く。
ちなみに相撲大会では最強であり、貴世子との嫁姑対決はまさに結びの一番。
メチャ(飼ネコ)
沢田家が飼っているネコである。
まことがした悪事を擦り付けられたり、電線音頭を強制的に仕込まれたり、タツにパンツと一緒に穿かれたりと、被害に遭うことが多い。
そんな沢田家に嫌気がさしたのか、他の家のネコになってしまう回もあり、まことはそのことから反省し、メチャを大切にすると誓う。
しかし、その後もあまり大事にしない。
ごくまれにしゃべったり、「フフフ」と笑うことがある。

沢田家の親戚

沢田弾正
秋田県在住。元太郎の弟。旅館「沢田城」を経営している。旅館で宿泊客に古風な着物を貸すサービス(いわゆるコスプレ)を売り物にしている。
沢田オードリー
弾正の妻で、オードリー・ヘップバーンにそっくりの美人。
「ローマの休日っちゅうのやら、シャレードっちゅうのやらにチョイ役で出たことがある」という名言を残した。
子供が生まれないことが悩みである。
加根子
貴世子の妹で九州に嫁いでいる。貴世子よりも頭の回転が早く、いやみを言うのがうまい。
幼少期から大人になり結婚した現在に至るまで、貴世子とは会う度にしょっちゅう喧嘩している。
さだゆき
加根子の息子でまことのいとこ。性格はまことと正反対で秀才。挨拶や礼儀なども心得ている。ピアノが得意。
まこととは同い年ということで比べられることが多く、まことも負けじと対抗心を燃やす。
勉学
大学受験の勉強のために沢田家の下宿人としてやってきた。まこととそっくりの話し方をするブ男。
勉強もせずに、マンガを読んで笑っている姿は美香が言うように単なる「愚鈍」なのか? まことが言うように「大物」なのか?
ちなみに合否については作中で語られていない。

聖秀幼稚園

まことの通う幼稚園。聖秀大学の系列で実習生が大学から送られてくる。
建物の屋根上に十字架がある。しかし内情は職員、園児共にハチャメチャである。
園長先生
聖秀幼稚園の女性園長。かなり年がいっているようだが独身。まこと曰く「ゴリラ園長」。縁談の話が持ちこまれるが破談になる。
特技は「百叩き(お尻ペンペン)」、「チョメチョメグニュグニュ(顔つねり)」、「三分間息吸い窒息生殺し(園児の顔を口で覆うという園児の妄想)」。
百歳になる母親がいる。
百倉花子(花子先生)
まこと達の担任。明るい性格。園児曰く、「キバ出しハムスター」。イメージは浜美枝らしい
ただし、金子デメリン『ウメゾロジー』での楳図へのインタビューでは「モデルは『ウルトラマン』の頃の桜井浩子」と語られている。
ターザンルックをしたり、まことちゃんのサバラにつきあったり、ノリのいい先生であるが、時に園児にも辛辣な皮肉を吐く。
園児から尊敬されていない態度を取られることも多い。
だが、花子先生が結婚するという誤情報が流れた際は、まことたちは悲しがり、結婚を阻止せんと立ち上がるなど人望はある。
酒にめっぽう弱く、酒乱。髪型は豪快なツインテール。
あんず先生
かわいい顔をした先生だが、やはりどこか変な先生。花子先生をめぐり、ピョン子ちゃんに因縁をつけられる。
ピョン子
まことのクラスメイトの女の子。兄がいる。
自分を男だと思い込んでいて、花子先生と結婚したいと思っている。
一人称は「オレ」。大きくなったら立ち小便をしたいらしい。
言葉遣いが荒く、結構な頻度でまことを殴っているが、モン太と三人で遊ぶことが多く仲良しである。
モン太
まことのクラスメイトの男の子。頭はスキンヘッド。
カメ子
まことのクラスメイトの女の子。兄と赤ん坊がいる。カメ子の母親に変装したまことによって、「ママが二人いる!」と家族が大混乱に陥った。
ひがみ
まことのクラスメイトの女の子として、物語終盤に登場する美少女で、上流階級のお嬢様である。
「そねみ」「ねたみ」という姉がいる。そねみは「わきが症」である。
家は内装は立派だが、外見はぼろぼろな一軒家である。
最初はまことの異様なキャラクターにショックを隠せなかったが、徐々にまことの奥さんにならなければという強迫めいた思想or妄想が生まれる。
英才教育を叩きこまれているので、小学校6年生程度の学力がある。
が、入園試験ではその学力が災いして、最下位で合格、おかげでまことは下から2番ですんだ。
まことにはお医者さんごっこの患者役にされている。
顔に対する執着が強い。
ろくちゃん
幼稚園で飼われているニワトリ。幼稚園の主。かなり危険な生物で、園内を我が物顔で闊歩し、園児の弁当に手(クチバシ)を出す。しかしミミズは、捕まえられない。
園長先生の頭の上に乗るので園長には嫌われているが、まこと達には可愛がられている。
鼻水がグジュっと出たり、ヒゲを生やしているなど特徴がある。
まことが、「グリバタケッケちゃん」と名付けたひよこのおもちゃを蹴飛ばして遊んでいたら、ろくちゃんに取られてしまった。その後ろくちゃんの唯一のおともだちになる。

その他

まこと虫
まことの体内に巣食う謎の生物。元々はまことの落書きの変な生き物の絵。「まこと虫」の名は読者投稿によるもの。
まことの事を「おやべん(親分)」と呼び、まことの行動をコントロールするらしい。
まことの体の汚れを餌にしている。それ故、綺麗なものを「汚いもの」と認識して忌み嫌う。
リボンまこと虫やノストラダムスまこと虫、うそ泣きまこと虫など多数存在する。
最終巻においては、「初恋まこと虫」が登場。
お菓子屋のオババ
近所の商店街で菓子店「どら屋」[2]を営む女主人。
店の商品をビチグソ呼ばわりするまこと達を嫌っている。まことにわざと足をかけて転ばせたこともある。
しかし買い物に来たときはまこと達を「ぼっちゃん」と呼ぶ現金な人物。
林久美子(どど彦)
田中角栄の隣の屋敷に住む金持ちの娘。自分を男だと言い張り、「どど彦」と名乗る。自宅で戦争ごっこや人間もぐら叩きをやらかすなど凶暴。
ある日の事、幼稚園の運動会を見た事から、まことに好意を寄せ、ストーカー行為を働くようになり、まことの家に侵入したり、拉致したりする。
口癖は「どどめ~ん」(どど面とは不細工のこと)。
らん丸
人気男性ロックンローラー。まことだけでなく、沢田家は全員彼のファンである。特に美香の熱狂振りはすごく、自宅に押しかけるほどである。
歌やエレキギターといった音楽の才能はあるが実際の容姿は悪い。よってメイク、かつら、シークレットブーツ、コルセットなどで必死に隠して装っている。
特に男性のシンボルが非常に小さく、それを自ら「つけMr.ブラウン」と呼ぶ小道具を装着して大きく見せており、それが彼の主なネタである。
大人なのに、おたふくかぜにかかる。
代表曲は「タイヘンロック」。
ラーラ・リーン
まことの家にホームステイに来たアメリカ人少女で英一の勤務先の社長命令。
当然のようにまことや美香に振り回される。
日本語の先生はまことであるが、間違った日本語を教えられたり、理不尽に叩かれたりする。
天然キャラだが負けず嫌いで意外にたくましい。
作者
作者が内輪ネタ的に登場する漫画(家)はほかにも多数存在するが、本作ではディスクジョッキー的なトークを展開するのが特徴。

単行本

単行本は小学館少年サンデーコミックスから刊行されており、全24巻。「平成版」の単行本は全4巻。いずれも絶版になっている。

その後、小学館文庫より全12巻が刊行。小学館の学年別学習雑誌や『幼稚園』に連載されていた作品が『まことちゃん小劇場』というタイトルで巻末に収録された。また、1995年〜1996年にかけて「少年サンデーコミックス・セレクト」レーベルから全24巻が刊行された。文庫版及びセレクト版には「平成版」連載分も一部収録されている。

「平成版」は最終巻刊行後すぐに絶版になったため、IKKIコミックスで『超!まことちゃん』全3巻として刊行されるまで日の目を見なかった。


  1. ^ 週刊少年サンデー1971年夏休み増刊号に読み切り作品として発表された第1作では「夕日ヶ丘幼稚園うめぐみ」となっている
  2. ^ 初期は看板に「雑貨・駄菓子」と書いてあるだけで店名は明かされていなかった。
  3. ^ 楳図特有のことではなく、中指と小指を曲げた状態を維持したまま薬指を立てることは手の構造上難解である。
  4. ^ ⇒詳細は楳図かずお公式HP内「グワシの歴史」を参照。


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