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三省堂 大辞林

三省堂三省堂

まく 【幕】

? 2 (名)

(1)物の隔て目隠しとして張りめぐらしたり垂らしたりする、広く長く縫い合わせた布。
会場に―を張りめぐらす
(2)芝居などの舞台客席をしきる大きな布。上演中は開かれ、終わると閉じられる。
「―があがる」
(3) (ア)芝居演技一段落通常、幕(2)があがってから下りるまで。
次の―に出る」
(イ)一場面が終わり、幕(2)を引いてその場面終わりにすること。
(4)場面場合
「私の出る―ではない」「さあ是からが僕の―さ/当世書生気質逍遥)」
(5)相撲で、幕内
「―に入る」
(6)〔「幕を下ろす」意から〕物事終わり
宴会もそろそろ―にしよう」
?接尾
助数詞芝居一段落数えるのに用いる。
「三―五場」「一―物」
» (成句)幕が開く
» (成句)幕が下りる
» (成句)幕を開ける
» (成句)幕を下ろす
» (成句)幕を切って落とす
» (成句)幕を切る
» (成句)幕を閉じる
» (成句)幕を引く

まく 2 【膜】

(1)物の表面をおおう薄い皮。
フィルム表面の―」「目に―がかかる」

(2)生物体内の諸器官をおおい、または境をなしている薄い層。

ま・く 0 【巻く/捲く】

(動カ五[四])

[一]他動詞
(1)物のまわりにひも状・帯状の物を回らせる。からみつける
「腕に包帯を―・く」「首にマフラーを―・く」「世の人なれば手に―・きかたし/万葉 729
(2)ひも状・帯状の物を、一方の端が内側になるように、ぐるぐる丸める。
卒業証書を―・いて筒に入れる」「毛糸を玉に―・く」
(3)ぜんまいのねじを回転させて、固く締まった状態にする。
時計のねじを―・く」
(4)それ自体形状円環形または螺旋(らせん)形にする
「とぐろを―・いた」「川のが渦を―・いて流れる」
(5)物のまわりを取り囲む包囲する。
に―・かれる」「遠巻きに―・く」「御所を―・きて火をかけてけり/愚管 5」
(6)登山で、急な斜面や危険な所をさけて、山腹迂回して登る。
「滝を―・いて尾根に出る」
(7)それ自体取り付けた綱を引いて上げる。巻き上げる。特に江戸時代大型和船で、轆轤(ろくろ)帆綱をからませて帆を上げる。
「イカリヲ―・ク/ヘボン
(8)数人個人場合もある)で連歌連句一巻付け進む。
百韻を―・く」
(9)撒く(3)」に同じ。
[二]自動詞
(1)螺旋(らせん)状になる。渦状になる。
「頭のつむじが右に―・いている」「流れやらでつたの細江に―・くは/聞書集
(2)息がはずむ。
イキガ―・ク/日葡
[可能] まける
慣用] 管を―・煙(けむ)に―・舌を―・尻尾(しつぽ)を―・塒(とぐろ )を―・旗を―/長い物には巻かれろ

ま・く枕く/婚く/纏く】

(動カ四)

〔「巻く」と同源
(1)(まくら)にする。として寝る。
「宮の我が背大和女の膝―・くごとに我(あ)を忘らすな/万葉 3457」
(2)中世以降「まぐ」とも〕共寝をする。情交する。結婚する。
若草の妻をも―・かず/万葉 4331」

ま・く 1蒔く/播く】

(動カ五[四])

(1)発芽生育させるために、植物の種を地面散らしたり、地中に埋めたりする。
苗代(なわしろ)に籾(もみ)を―・く」
(2)物事原因をつくる。
自分で―・いた種」
(3)蒔絵(まきえ)をするために金銀粉を散らす。
衣筥には黄金して洲流を―・きためり/栄花駒競べ行幸)」
[可能] まける
» (成句)蒔かぬ種は生えぬ

ま・く 1撒く】

(動カ五[四])

〔「蒔(ま)く」と同源
(1)物を、ばらばらに散るように落とす。
「庭にを―・く」「飛行機からビラを―・く」「節分に豆を―・く」
(2)物を配って行き渡らせる。
ビラを―・く」「カルタを―・く」
(3)〔「巻く」とも〕同行者などに自分居所わからないようにする。
尾行まんまと―・く」
[可能] まける

ま・く任く/罷く】

?(動カ下二

(1)官職任ずる任命してさし遣わす
土師(はじのつかさ)に―・けたまふ/日本書紀垂仁訓)」
(2)命じて退出させる。しりぞける
「姉は醜しとおもほして、めさずして―・けたまふ/日本書紀神代下訓)」
〔「罷(まか)る」に対す他動詞
?(動カ四)
? に同じ。
大君の遠の朝廷(みかど)と―・きたまふ官(つかさ)のまにま/万葉 4113」
平安時代補修が明らかな万葉集一八に二例の見える。いずれも連用形で、原表記に「末気」などとあったものを誤読してできた語か〕

ま・く 【負く】

(動カ下二

⇒まける



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【仮名】まく
原文membrane

何らかの構造物表面を覆う非常に薄い層状組織のこと。


隠語大辞典

皓星社皓星社

まく

  1. 黄昏頃。〔第一類 天文事変
  2. 夕方

分類 ルンペン大阪


まく

  1. 逃走スルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・兵庫県

分類 兵庫県


まく

  1. 悪キコト則チ自カラ為シタルコト又ハ他人ノ為シタルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・東京府

分類 東京府


まく

  1. 誘ひ出し放棄する。〔関西

マク

読み方:まく

  1. 六円。

分類 ルンペン大阪


読み方:まく

  1. 夕方或は垣、板塀等。

読み方:まく

  1. 垣ノコトヲ云フ。〔第七類 家屋其他建造物之部・埼玉県
  2. 垣ノコトヲ云フ。〔第七類 家屋其他建造物之部・三重県
  3. 垣ノコトヲ云フ。〔第七類 家屋其他建造物之部・静岡県
  4. 垣ノコトヲ云フ。〔第七類 家屋其他建造物之部・富山県
  5. 塀ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・島根県
  6. 垣、籬、板堺、土塀住家周囲ニ繞ラシタル墻壁。〔第五類 一般建物

分類 三重県埼玉県富山県島根県静岡県


読み方:まく

  1. 人目避くる為めに使用する物をいふ。幕のことをぼちともいふ。〔犯罪語〕
  2. ポツト同意語
  3. 人目避けるために使うもの。幕のことをぼちという。〔一般犯罪
  4. 掏取の際手許をかくすために使われるもの。〔掏模
  5. すりの使う遮蔽物。幕。〔す〕
  6. スリがその手許をかくすためにつかうもの。幕のことを「ぼち」という。

分類 す/犯罪掏摸犯罪犯罪


読み方:まく

  1. 大道具方で取ふ幕は、落幕(おちまく)又はふり落し称する幕で、浅黄幕、山幕浪幕幕、霞幕並木幕、筋塀(すぢべい)幕など何れも狂言のつなぎに用ひるものである。〔歌舞伎

分類 歌舞伎


読み方:まく

  1. 1 遊廓の語、嫌なものを、それと曰はずに立ち去らせ、又来るべきものを来ぬやうにすること。2 連れの者を途中にて、はぐれしむること。
  2. 連れの人と途中でまぎらして離れさすこと。⑵遊女などが嫌う客をいろいろな口実をつくつてよせつけないようにすること。

分類 花柳界

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)

出典:Wiktionary

まく

出典:『Wiktionary』 (2011/05/16 17:53 UTC 版)

名詞

まく 音読み

それぞれ参照

  1. (幕)視界をさえぎるための布。
  2. (幕)芝居や劇で用いる幕。
    1. 芝居や劇の終わりおしまい。(芝居最後には必ず舞台に幕が降りることから)
    2. 芝居や劇で、場面転換のために一旦幕が降りてから、また幕が降りるまでの一区切り
  3. (膜)内部外部隔てる、薄いもの。
  4. (膜)液体表面張力で面状になったもの。
  5. (膜)薄い面状の生物組織

発音

ま↗く

動詞・蒔く

まく【蒔く・撒く播く

  1. (蒔く・播く植物育てそだてるために、(たね)(はたけ)散布する。
  2. (蒔く・播くぱらぱら空中から平面散らして落とす。
  3. 撒く液体や粉を広い範囲行き渡らせる。
    病院の床に消毒薬撒く
    砂埃が飛ばないように、校庭散水機で撒く

活用

カ行五段活用
ま-く

発音

ま↘く

関連語

動詞・巻く

まくく・く】

  1. (ぬの)状のものを(はじ)からめる(まるめる)
  2. ひも状のものを、棒状のものの周囲回してつける。
    上着を脱いで、腰にまく。
  3. ゼンマイなどを回す。

活用

カ行五段活用
ま-く

発音

ま↗く

翻訳

関連語

  • とりまく


漢字辞典

出典:漢字辞典








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