まとは? わかりやすく解説

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「ま」は日本語構成する音・音節のひとつ。マ行第一音。ひらがなの「ま」は漢字の「末」に由来する字形である。

ま?(若者言葉)」は「マジ?」の意味用いられる省略表現

「まあまあ」「おやまあ」「あらま。」という場合の「ま(まあ)」の意味

「まあ大変」「あらまあ」「まあまあいじゃないか」などと言う場合の、「ま」または「まあ」は、感動詞である。

感動詞前後の文や語とは切り離され単独意味をなす語であるため、往々にして「ま」が長音伴い「まあ」とか「まー」になる。

感動詞の「ま(まあ)」は、驚き感動意外性呆れ等々、心が動かされ場面で思わず発せられる言葉である。

「まあ」「あら」「おや」は同種の表現

この「まあ」「まあまあ」 は、たいてい「あら」「おや」と言い換えられる。「おやまあ」「あらまあ」のように組み合わせて用いられることも多い。

「まあ」と「あら」は女性語認識されやすく、「おや」は男性語、と認識されやすい。

「まあまあ落ち着け」「まあ、そう言うなよ」という場合の「ま(まあ)」の意味

相手呼びかける「まあまあ」は、感動詞一種で、相手宥めるなだめる場面で用いられる表現である。

「まあ座りなよ」「まあまずは乾杯しよう」という場合の「ま(まあ)」の意味

「まあ ~しよう」という勧誘表現と共に用いられる「まあ」は、副詞である。人に物事軽く勧める促すニュアンス込めて用いられる

「まあまあ上出来」 「まあまあ儲かった」という場合の「ま(まあ)」の意味

「まあ良い方だ」「まあまあ上手くできた」のような表現の「まあ」も、副詞である。

単独で「まあ」だけだと「満足できないそれなりに許容納得我慢できる程度」というニュアンス、「まあまあ」と繰り返して用いると「百点満点というわけではないが一応は満足できる程度のようなニュアンスになる。

「ま、ま、待ってくれ」という場合の「ま」の意味

小説マンガセリフとしてありがちな「ま、まだ間に合う」「ま、ま、まじ?」のような言い回しにおける「ま」は、いわゆる吃り言い淀みである。「まだ」「まじ」がすらっと言えずに語頭の「ま」で詰まってしまい、「ま」の部分だけ繰り返す言い方になったわけである。

五十音図マ行第1音両唇鼻音有声子音[m]と母音[a]とから成る音節。[ma

平仮名「ま」は「末」の草体から。片仮名「マ」は「」と「末」との初2画混合からできたものといわれる。


[感]「まあ【二】」に同じ。

「おや、—、噂をすれば」〈二葉亭・浮雲


接尾名詞形容詞語幹動詞未然形打消し助動詞「ず」などに付いてそのような状態である意を表す。多く「に」を伴って副詞句をつくる。

大和国のまほら—」〈景行紀・歌謡

ぬばたまの見し君を明くる朝逢はず—にして今そ悔しき」〈万・三七六九〉


ま【今】

読み方:ま

[副]《「いま」の音変化》さらに。もう。なお。

「—一度見てから」〈虎明狂・抜殻


ま【摩】

読み方:ま

常用漢字] [音](呉) [訓]する さする こする

こする。さする。触れる。「摩擦摩滅按摩(あんま)・肩摩減摩揣摩(しま)」

接触するほど近づく。迫る。「摩天楼

梵語音訳字。「摩訶(まか)・摩尼護摩

名のり]きよ・なず


ま【目】

読み方:ま

め。多く複合語として用いる。「—のあたり」「—つげ」「—なじり」「—なざし」「—なかい」


ま【真】

読み方:ま

【一】[名]偽りがないこと。まこと。ほんとう真実

【二】[接頭]名詞動詞・形容詞形容動詞などに付く。

うそいつわりのない、本当の、などの意を表す。「—人間」「—正直」

純粋である、まじりけがない、などの意を表す。「—」「—新しい」

正確にその状態にある意を表す。「—北」「—下」「—四角

動植物の名付いて、その種の中での代表的なもの標準的なのである意を表す。「—いわし」「—がも」「—竹」

りっぱな美しい、などの意を表す。「—玉」「—(ぐい)」


ま【磨】

読み方:ま

常用漢字] [音](呉) [訓]みがく する とぐ

こすってみがく。「磨崖仏(まがいぶつ)/研磨

すりへる。「磨滅鈍磨不磨

学問技芸を向上させようと励む。「練磨切磋琢磨(せっさたくま)」

名のり]おさむ・きよ

難読達磨(だるま)・磨(と)ぎ汁


ま【間】

読み方:ま

【一】[名]

物が並んでいるときの空間。あいだ。あい。すきま。「車と車との—を置く」

家のひと区切りをなしている部屋。「次の—に控える」

畳の大きさを表す名称。「京—」「江戸—」

連続している事と事のあいだの時間。ひま。いとま。「食事をする—もない」

話の中に適当にとる無言時間。「話は—が大切だ

邦楽舞踊演劇などで、拍と拍、動作動作、せりふとせりふなどのあいだの時間的間隔転じてリズムテンポの意に用いる。「—をとる」「—を外す」

ちょうどよい折。しおどきころあい機会。「—を見計らう

その場のようす。その場のぐあい。

家などのとの間。けん。

「我は南の隅の—より格子叩きののしり入りぬ」〈源・空

【二】接尾助数詞

部屋の数を数えるのに用いる。「六畳四畳半の二(ふた)—」

のあいだを単位として数えるのに用いる。

勢多の橋をひと—ばかりこぼちて」〈更級

建物部屋広さをいうのに用いる。【二】2をもとにして、縦一間(ひとま)・横一間広さ一間(ひとま)とする。

「六—の客殿跳り出で」〈太平記・一〉

障子(さん)で囲まれ一区切りなど、一定の区切られ空間数えるのに用いる。

明かり障子破ればかりを…なほ一—づつ張られけるを」〈徒然一八四〉

[下接語] 間(あい)の間・合間・空き間・(あま)間・生け間伊勢(いせ)間・板の間田舎間居間岩間・畝(うね)間・江戸間応接間大間奥の間落ち間鏡の間額の間陰間・風(かざ)間・貸し間・株間・上(かみ)の間・客間京間切れ間雲間下段の間・格(ごう)間・木(こ)の間・小間作間・狭(さ)間・鞘(さや)の間・三の間・潮間借間上段の間透き間絶え間谷間近間茶の間中京間・中(ちゅう)間・ちょんの間・束(つか)の間・次の間露の間手間殿上の間胴の間時の間床の間土間中の間仲間波間日本間寝間・狭(はざ)間・階隠(はしがく)しの間・(はり)間・晴れ間半間・庇(ひさし)の間・一(ひと)間・昼間広間深間仏間・不(ぶ)間・別間本間瞬く間間間雪間洋間欄間


ま【馬】

読み方:ま

⇒ば


ま【馬】

読み方:ま

うま。

「青の—放れ取りつなげ」〈催馬楽青馬

[補説] 現代では、「絵馬」「馬屋(まや)」のように複合語として用いられる


ま【魔】

読み方:ま

常用漢字] [音](呉)

人をまどわし災いもたらすもの。化け物。「魔手色魔睡魔白魔病魔夢魔妖魔(ようま)」

人を物事熱中させるもの。「詩魔

不思議な術。「魔法

仏道修行妨げ悪神悟り妨げ梵語音写魔羅」の略。「魔王魔道悪魔降魔(ごうま)・邪魔・天魔

梵語音訳字。「閻魔(えんま)・断末魔


ま【魔】

読み方:ま

《「魔羅(まら)」の略》

仏教で、魔王欲界第六天支配する王。転じて、その仕業としての悟り妨げとなる煩悩(ぼんのう)・疑惑懈怠(けだい)などのさわり。

人の心を迷わし、悪に引き入れる悪霊悪魔。「—を払う」

悪い事がたびたび起こること。「—の踏切」「好事多し

異常なほど、ある物事執着する人。「電話—」「収集—」


ま【麻】

読み方:ま

常用漢字] [音](慣) [訓]あさ お

[一]〈マ〉

の名。アサ。「麻紙麻布大麻白麻快刀乱麻

アサ似たの名を表す語。「亜麻黄麻(おうま)・胡麻(ごま)・蕁麻(じんま)・苧麻(ちょま)・蓖麻(ひま)」

しびれる。「麻酔麻痺(まひ)・麻薬鈍麻

[補説] 3は「痲(ま)」と通用する

[二]〈あさ〉「麻糸麻縄麻布麻袋

名のり]ぬさ

難読]𦯶麻(いちび)・蕁麻(いらくさ)・麻幹(おがら)・苧麻(からむし)・綱麻(つなそ)・麻疹(はしか)・麻雀(マージャン)・麻婆豆腐(マーボどうふ)・真麻(まお)


ます、ま(っ)

大阪弁 訳語 解説
ます、ま(っ) ます 終止形「ます」の「す」を発音しない場合がある。「ちゃいま」は「ちがいますの意味発音は「まっ」。「ます」なのか「まへん」なのかはっきりせよと学習者指摘されやすい表現だが、打ち消し場合は「しまへん」を用いるので、商人角を立て曖昧な言い方をするために文末省略したという説は誤り過去否定形は、「まへんでした」ではなく「まへなんだ」。三島淀川沿岸北河内では「まう」と言う


ま~、まあ~

もう~、さらに~、あと~
例「いっぺん」=「もう一回」
例「いっこ」=「もう一個
例「まあちとかい」=「もう少し

  1. 木綿屋の通り符牒にして三といふ数量を表す。通り符牒参照せよ(※巻末通り符牒参照)。〔符牒

分類 符牒


  1. 六。〔青物商〕

分類 青物


読み方:ま

  1. 四。〔青物商〕

分類 青物


読み方:ま

  1. 五。〔荒物商〕

分類 荒物

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 09:03 UTC 版)

五十音と撥音




「ま」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 07:30 UTC 版)

名詞: 間

  1. 空間的又は時間的な間隔
  2. タイミング時宜雰囲気。(例)の悪い思いをする。
  3. 部屋の数を数え場合単位。(例) 六畳一間(ひとま)の安アパート

熟語: 間

名詞: 真

  1. 真実本当

翻訳: 名詞: 真

接頭辞 

  1. 真実の、正し
  2. ちょうど……、すぐ……。例.「真正面」「真後ろ
  3. 真剣な。例.「真顔
  4. 同種の生物のうち、主たる種の生物名冠する語。例.「マダイ」「マグロ

翻訳: 接頭辞 

造語成分

ま- (-)

  1. 「め」を他の語組み合わせるときに母音変化したもの。例.まなこ)、眼差しまなざし
    本来、目は「」が語根で、それに名詞語尾 -i接尾したか具体形語尾が -i で、二重母音 ai が後に上代 ë の発音変化したもの。ma-imai > më > me。古代日本語 ma見よ[要出典]「た」をも見よ

漢字

Wiktionary:漢字索引 音訓 ま#ま参照

接尾辞

  1. 動詞未然形打消し助動詞「ず」などに付き、状態を表す接尾辞。主に、後ろに「に」を伴い副詞句作る



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「ま」の例文・使い方・用例・文例

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