ほとは? わかりやすく解説

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五十音図ハ行の第5音。咽頭無声摩擦子音[h]と母音[o]とから成る音節。[ho

平仮名「ほ」は「保」の草体から。片仮名「ホ」は「保」の末4画から。

[補説] (1) 「ほ」は、古く両唇無声摩擦子音[Φ]と母音[o]とから成る音節[Φo]であり、さらに奈良時代以前には[poであったかともいわれる室町時代末までは[Φo]であったが、江戸時代入りhoとなった(2) 「ほ」は、平安時代半ば以後語中語尾では、一般にwo]と混同し室町時代末まで[wo]と発音されたが、江戸時代入り[o]と発音されるようになった。これらは歴史的仮名遣いでは「ほ」と書くが、現代仮名遣いではすべて「お」と書く。


ほ【ホ】

読み方:ほ

洋楽音名の一で、日本音名第3音


ホ【Ho】


ほ【保】

読み方:ほ

[音](慣) ホウ(呉)(漢) [訓]たもつ やすんずる

学習漢字5年

養い育てる。おもりをする。「保育保母

大切に守る。「保安保健保護保身

しっかりと持ち続ける。たもつ。「保温保持保守保存保有確保留保

請け合う。「保険保釈保証保障担保

雇われ人。「酒保

隣組。「隣保

保険」の略。「健保国保生保

名のり]お・まもる・もち・もり・やす・やすし・より

難読]日保(も)ち・保(も)ち合い


ほ【保】

読み方:ほ

律令制における末端行政組織。5戸を一組として構成され治安納税連帯責任負った五保

平安京条坊制の一単位。4町で1保とし、また、4保で1坊とした。

平安末期から中世通じての、荘・郷と並ぶ国衙(こくが)領内行政区画の一単位。ほう。

1手本とした古代中国における隣保組織一定戸数構成され連帯責任を負う。


ほ【哺】

読み方:ほ

常用漢字] [音](漢)

口に含んだ食物。「反哺握髪吐哺

食物を口に入れて養う。「哺育哺乳


ほ【哺】

読み方:ほ

口中食物をふくむこと。また、その食物


ほ【×圃】

読み方:ほ

人名用漢字] [音]ホ(漢)

囲いをした畑。菜園。「圃場園圃花圃田圃(でんぽ)・農圃薬圃

難読田圃(たんぼ)


ほ【布】

読み方:ほ

⇒ふ


ほ【帆】

読み方:ほ

帆柱高く張り、風を受けて船を進ませる船具張る方向により横帆(おうはん)と縦帆(じゅうはん)がある。セール。「風に—をはらませる」「順風に—を上げる」

紋所の名。1図案化したもの


ほ【捕】

読み方:ほ

常用漢字] [音](漢) ブ(呉) [訓]とらえる とらわれる とる つかまえる つかまる

とらえる。つかまえる。「捕獲捕鯨捕手捕捉(ほそく)・捕縛捕虜拿捕(だほ)・逮捕

捕手」の略。「捕逸

難読追捕(ついぶ)


ほ【歩】

読み方:ほ

[音](漢) (呉) (慣) [訓]あるく あゆむ

学習漢字2年

[一]〈ホ〉

あるく。あゆむ。足の運び。「歩行歩調歩道闊歩(かっぽ)・牛歩競歩散歩譲歩酔歩速歩徒歩独歩漫歩遊歩五十歩百歩

物事進み方。程度段階。「国歩初歩進歩退歩地歩

[二]〈ブ〉割合。率。「歩合(ぶあい)/日歩(ひぶ)」

[三]〈フ〉将棋の駒の一。「歩兵(ふひょう)/二歩

名のり]すすむ


ほ【歩】

読み方:ほ

【一】[名]

歩くこと。また、その足の運び方。「—を合わせる」「—を急がせる

物事進んでいくこと。物事進行。「着々と開発の—を進める」

【二】接尾助数詞。歩くときの足を運ぶ回数数えるのに用いる。上に来る語によっては「ぽ」となる。「一—(ぽ)前進、二—後退


ほ【浦】

読み方:ほ

常用漢字] [音]ホ(漢) [訓]うら

[一]〈ホ〉水際海辺。「曲浦

[二]〈うら〉「浦風津津浦浦


ほ【火】

読み方:ほ

火(ひ)。多く他の語付いて複合語をつくる。「—かげ」「—なか」「—や」

伊邪那美(いざなみ)の神は—の神を産みに因りて」〈古事記・上


ほ【×甫】

読み方:ほ

人名用漢字] [音]ホ(慣) フ(呉)(漢) [訓]はじめ はじめて

男子美称。「尼甫(じほ)(=孔子のこと)」

物事始まり。「衆甫」

広く大きい。「甫田」

名のり]かみ・すけ・とし・なみ・のり・まさ・み・もと・よし


ほ【畝】

読み方:ほ

常用漢字] [音]ホ(慣) [訓]せ うね

[一]〈ホ〉畑のうね。「畎畝(けんぽ)・田畝(でんぽ)」

[二]〈せ〉田畑面積の単位一反10分の1。「畝歩(せぶ)」

[三]〈うね〉「畝織平畝


ほ【畝】

読み方:ほ

中国田地面積の単位周代に6尺四方を1歩(ぶ)、100歩を1畝とし、秦以後240歩を1畝とした。日本の畝(せ)とは別。


ほ【百】

読み方:ほ

語素「や(八)」「い(五)」など、数を表す語の下に付いて何百の意を表す。現代では「やお(八百)」「いお(五百)」などのように、「お」と発音する


ほ【秀】

読み方:ほ

《「穂(ほ)」と同語源》

外形人目つきやす突き出ていること。また、そのもの。「の—」

見渡せば明石の浦に燭(とも)す火の—にそ出でぬる妹に恋ふらく」〈万・三二六〉

内容が他よりすぐれていること。また、そのもの

百千足(ももちだ)る家庭(やには)も見ゆ国の—も見ゆ」〈記・中・歌謡〉


ほ【穂】

読み方:ほ

《「秀(ほ)」と同語源》稲・麦やススキなどの花序長い先に花や実群がりいたもの。特に、稲のものをいう

・筆など、とがっている物の先の部分。「筆の—」→

接ぎ木挿し木に使うのついた小枝挿し穂接ぎ穂

[下接語] 稲穂刈り穂・挿し穂垂り穂接ぎ穂出穂波の穂抜き穂初穂・瑞(みず)穂(ぼ)粟穂稗穂(あわぼひえぼ)・落ち穂黒穂・笹(ささ)穂・(つる)穂・糠(ぬか)穂・穭(ひつじ)穂


ほ【舗】

読み方:ほ

常用漢字] [音](漢) [訓]しく

びっしり敷きべる。舗装舗道

商品並べて売る所。店。「茶舗店舗本舗老舗(ろうほ)」

[補説] 1は「鋪(ほ)」と通用

難読老舗(しにせ)


ほ【舗/×鋪】

読み方:ほ

【一】[名]みせ。店舗。「—を構える」

【二】接尾助数詞地図など、畳みものの本数えるのに用いる。上に来る語によっては「ぽ」となる。「江戸の古図二—」


ほ【×葡】

読み方:ほ

人名用漢字] [音]ホ(漢) ブ(呉)

ポルトガル。「日葡(にっぽ)」

果樹の名。「葡萄(ぶどう)」

難読葡萄牙(ポルトガル)


ほ【×蒲】

読み方:ほ

人名用漢字] [音]ホ(漢) ブ(呉) フ(唐) [訓]がま

[一]〈ホ〉

の名。ガマ。「蒲葦(ほい)/香蒲

木の名。カワヤナギ。「蒲柳

ばくちを打つ。「樗蒲(ちょぼ)」

[二]〈ブ〉の名。「菖蒲(しょうぶ)」

[三]〈フ〉敷物。「蒲団(ふとん)」

難読菖蒲(あやめ)・蒲焼(かばや)き・蒲鉾(かまぼこ)・蒲公英(たんぽぽ)


ほ【補】

読み方:ほ

[音](漢) フ(呉) [訓]おぎなう

学習漢字6年

欠けた所をつぎ足してうめる。足りない所をおぎなう。「補遺補完補給補強補欠補修補充補助補償補正補足・補塡(ほてん)/修補増補・塡補(てんぽ)」

空いたポストをうめる。官職授ける。「補任候補転補

ある官職に就く前の役柄。「警部補判事補

(「輔(ほ)」の代用字)そばで力を添えて助ける。「補佐補導

名のりさだ・すけ・たすく

難読補陀落(ふだらく)


ほ【×輔】

読み方:ほ

人名用漢字] [音]ホ(慣) [訓]たすける すけ

そばに寄り添って助ける。「輔佐輔助輔弼(ほひつ)・輔翼匡輔(きょうほ)」

ほお骨。「唇歯輔車

[補説] 「補」を代用字とすることがある

名のり]たすく・たすけ


方言 意味 例文
念を押すときに語尾に付ける。
うち、あんたが好きなほ。発音
私、あなたが好きなの。


  1. 古本屋通り符牒にして六といふ数量を表す。通り符牒参照せよ(※巻末通り符牒参照)。〔符牒
  2. 六。〔古本屋

分類 古本屋符牒


  1. 一般銃器を云ふ。

分類 朝鮮人


読み方:ほ

  1. 五。〔紙屋関西)〕

分類 紙屋


読み方:ほ

  1. 七。〔紙屋関東)〕

分類 紙屋


読み方:ほ

  1. 警部補の補であつて略語一つである。〔刑事
  2. 警部補の略。
  3. 〔犯〕警部補略語
  4. 警部補省略語。〔盗〕

分類 刑事、犯罪者、犯罪語、盗/犯罪

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読み方

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 08:48 UTC 版)

平仮名
文字
字源 保の草書体
JIS X 0213 1-4-59
Unicode U+307B
片仮名
文字
字源 保の部分
JIS X 0213 1-5-59
Unicode U+30DB
言語
言語 ja, ain
ローマ字
ヘボン式 HO
訓令式 HO
JIS X 4063 ho
アイヌ語 HO
発音
IPA ho̞
種別
清音

は、日本語音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第6行第5段(は行お段)に位置する。清音の他、濁音(ぼ、ボ)と半濁音(ぽ、ポ)を持つ。

概要

「ほ」の筆順
「ホ」の筆順

ほ に関わる諸事項

  • 音楽音名で、「ミ」の音(E)を表す。→ホ (音名)
  • ほの字とは、「ほ」が頭文字の状態、という意味であり「惚れている」ということを表す。
  • 「ホ」 - 日本の鉄道車両の形式に使用される記号。
  • 「ホ」 - 大日本帝国陸軍航空機関砲の形式に使用される記号。
  • 片仮名の「ホ」は元となった漢字「保」の「」の部分の変形から造られているため、結果的には漢字「木」の変形となっている。また、「木」の両払いを点にして「ホ」のように書くことも少なくない。
    • 台湾の国字標準字体は、脚の位置にある「木」の部分は払いを点にして「ホ」形で書くことを定めている。

関連項目

  • Wikipedia:索引 ほ

脚注

  1. ^ ただし、意味的に「ほ」である語は「お」では読まない。例:稲穂=いなほ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/06 12:09 UTC 版)

名詞: 火

  1. 「ひ」を他の語組み合わせるときに母音変化したもの。例.火影ほのおほむら

名詞: 帆

  1. にかけ、風を受けて船を進めるための

熟語: 帆

翻訳: 帆

名詞: 穂

  1. 花や実が、先に群集しているもの。

熟語: 穂

漢字

Wiktionary:漢字索引 音訓 ほ参照

名詞

  1. 優れていること。
  2. 目立つこと。

数詞






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