江戸言葉
(べらんめえ調 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 22:51 UTC 版)
江戸言葉(えどことば)または江戸弁(えどべん)は、東京都23区中心部(旧江戸)の内、江戸城より東側の町人地であった「下町」発祥の日本語の方言である。江戸なまり、江戸語、下町言葉(したまちことば)と呼ばれることもある。武家地であった山の手発祥の方言である山の手言葉と共に東京方言を構成する。
注釈
- ^ 「べらんめえ」は穀潰しの意の「べら棒め!」の転訛とされる。
- ^ 一般に、「別々の音であることを頭では理解しているが、体感としては音素を識別できていない」といった状況に起こりやすい。例えば、中学時代から英語学習を始めた日本人が努力してそれなりに上達し、通常は l と r を発音し分けられるものの、母語話者のような自然なl と r の使い分けができずに、 clarify という語を会話の中でつい cralify のように発音してしまう、などの例を想定するとわかりやすい。
- ^ 理由として、少なくとも現代の話者については、共通語からの影響が大きいであろう。
- ^ 正確には「チ、チャ、チュ、チョ」と「キ、キャ、キュ、キョ」の混同。
- ^ 正確には「ジ、ジャ、ジュ、ジョ」と「ギ、ギャ、ギュ、ギョ」の混同。
- ^ 吉川市は東京都と隣接していないが、吉川市含め旧北葛飾郡域は都内との間に大河の荒川がなく、足立区(千住を除く)・葛飾区・江戸川区と連続した地続きである。昭和前期の荒川放水路開削前は、当時の荒川本流である隅田川左岸の墨田区・江東区は江戸市中である旧本所区・旧深川区まで地続きであった。
出典
「べらんめえ調」の例文・使い方・用例・文例
- べらんめえ調のページへのリンク