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へら絞り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/03/06 14:50 UTC 版)

手作業で制作された花瓶。旋盤の心棒に付いているのがマンドレルであり、花瓶の主要部となる。隣りは抜いた物。手前は台座のマンドレル。製品の後ろに見えるのが鉄板を押すのに使われるヘラ棒。

へら絞り(へらしぼり、へら鉸り)は、平面状あるいは円筒状の金属板を回転させながらへらと呼ばれる棒を押し当てて少しずつ変形させる塑性加工の手法である。絞りスピニング加工へら押し[1]とも呼ばれる。

板状素材を回転させながら加工するスピニング加工の一種であり、板厚を一定にしながら変形させる絞り加工の一種でもある。プレス加工では雄型と雌型を必要とするのに対し、雄型のみで加工を行うことができ多品種少量生産に適している。作業者の熟練度によってはプレス加工よりも高い厚み精度を実現することができる[2]。一方で、座屈や破断が発生しやすいため難易度の高い加工法である。


  1. ^ a b 小関智弘 『職人ことばの「技と粋」』 pp.228、東京書籍、2006年、ISBN 4-487-80123-0
  2. ^ a b c 小関智弘 『職人力』 pp.160、講談社、2005年、ISBN 4-06-212903-5
  3. ^ H-IIBロケットの燃料タンクもこの方法で製造される。
  4. ^ 落合和泉 『薄板構造物の加工』 pp.158、日刊工業新聞社、1998年


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