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風船爆弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/29 07:01 UTC 版)
(ふ号兵器 から転送)
風船爆弾(ふうせんばくだん)とは、太平洋戦争(大東亜戦争)において日本陸軍が秘密裡に開発した気球に爆弾を搭載した兵器である。- ^ 現在までの実戦に用いられた兵器としても約7700km(茨城県からオレゴン州への概略大圏距離)は、発射地点から最遠地点への攻撃である。
- ^ 偏西風が変わる夏から秋は攻撃不能であること、アメリカの報道管制により戦果が確認できなかったこと、搭載爆弾が少なく威力過少であるという批判されたこと、京浜工業地帯の空襲被害で水素製造が困難となったこと、食料事情が悪化したこと、発射基地が米空母艦載機の空襲にさらされるようになったこと、などが理由である。
- ^ 風船爆弾の作戦終了後、余剰の和紙から海軍の本土決戦用防毒衣がつくられた。これは江戸時代の紙製雨合羽を国防色に染めたものであった。
- ^ 製造に埼玉県小川町の和紙が使われた関係で展示されているようである。
- ^ 2007年に風船爆弾に関する研究をおこなっている櫻井誠子から寄贈された。装置の製造に携わった男性が密かに持ち出して保存していたものだという。
- ^ 国立科学博物館平成19年度業務実績報告書 - 寄贈資料として「風船爆弾高度保持装置」の記載がある。
- ^ 風船爆弾の材料としてコンニャク芋が軍需品となったため、おでんの種からコンニャクがなくなったという。
- ^ コンニャクを固めるのに通常は炭酸カルシウムを用いるが、カルシウムは水にとけないため和紙の表面に穴が開く。風船爆弾製造では気密性を保つために水酸化ナトリウムが用いられた。作業に動員された女学生(こんにゃく生産地に近い群馬県立前橋高等女学校の生徒の動員等)の指紋が消えたのは水酸化ナトリウムの作用である。
- ^ 気球を調査したアメリカ軍は、それが紙製であることはすぐに突きとめたものの、紙を張り合わせている接着剤が何であるかを特定することはできなかった。
- ^ 水素ガスは横浜、川崎の昭和電工で製造され、ボンベで輸送された。
- ^ アメリカ軍はこのバラスト砂から製造地及び発射地点を割り出して空襲の目標としていた。
- ^ 早乙女勝元・岡田黎子 編『母と子でみる 毒ガス島』草の根出版会 1994年 ISBN 4-87648-099-0
- ^ このほか、製造工程で使われたウルシによるかぶれも深刻であったという。
- ^ 昭和20年2月以降、頻繁にアメリカ空母艦載機の攻撃を受けるようになり基地は放棄された。人員と機材は第1大隊に合流した。
- ^ 日本の戦後はアメリカにどう伝えられていたのか ハル A.ドレイク著 持田鋼一郎訳 p. 204
- ^ History of the Plutonium Production Facilities at the Hanford Site Historic District, 1943-1990
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