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ふたりはプリキュア Splash Star

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/21 13:47 UTC 版)

プリキュアシリーズ > ふたりはプリキュア Splash Star
ふたりはプリキュア Splash Star
ジャンル 魔法少女(バトルヒロイン)、女児向けアニメ
アニメ
原作 東堂いづみ
監督 小村敏明
シリーズ構成 長津晴子→成田良美
キャラクターデザイン 稲上晃
アニメーション制作 東映アニメーション
製作 ABC, ADK, 東映アニメーション
放送局 ABCテレビ朝日
放送期間 2006年2月5日 - 2007年1月28日
話数 全49話
漫画:ふたりはプリキュア スプラッシュスター
原作・原案など 東堂いづみ
作画 上北ふたご
出版社 講談社
掲載誌 なかよし
レーベル なかよしコミックス
発表期間 2006年3月号 - 2007年2月号
巻数 事実上全1巻
話数 全11話+3話
その他 コミック2巻は未発売
ゲーム:ふたりはプリキュア Splash Star
パンパカゲームでぜっこうちょう!
ゲームジャンル ミニゲーム集
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 バンダイナムコゲームス
キャラクターデザイン 稲上晃
メディア DSカード
プレイ人数 1人
発売日 2006年11月30日
販売価格 5040円(税込)
レイティング CERO:A(全年齢対象)
セーブファイル数 1
キャラクターボイス あり
映画:ふたりはプリキュア Splash Star
マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター(3D映画版)
ふたりはプリキュア Splash Star
マジッ★ドキッ♥ シアター(IMAX版)
監督 不明
制作 不明
封切日 2006年
上映時間 12分
テンプレート使用方法 ノート
ウィキプロジェクト アニメ漫画
ポータル アニメ漫画

ふたりはプリキュア Splash Star』(ふたりはプリキュア スプラッシュ スター)は、東映アニメーション制作のアニメ作品。『プリキュアシリーズ』の第3作である。タイトルロゴにもあるとおり『ふたりはプリキュア Splash☆Star』とつきで表記されることもある。

目次

概要

2006年(平成18年)に新たな『ふたりはプリキュア』シリーズとして放送を開始した2代目プリキュア。2004年(平成16年)の開始の際からスタッフ間で今までのキャラクターのまま続行するか検討した際、「キャラクターを変えてシリーズを続ければどうか」といった提案から企画された番組である[1]。女児向けアニメシリーズがメインキャラを一新することは前例になく、当時スタッフ間ではかなりの議論が行われた[1]。そこに至るまでに前作のキャラクターのままシリーズを続投するという選択肢も存在していたが、「従来通りの継続方法では、数年後先細りするかもしれない」という危惧や、オリジナル作品を二年間監督し続けたシリーズディレクターの西尾大介の消耗を感じていたことから新たな方針を提案し、そのまま決定した[2]

プロデューサーの鷲尾天は、新たなシリーズディレクターとして小村敏明を起用した。小村は鷲尾から見て「子供向けアニメをよく理解している」人物であり、保護者が嫌がる描写や食べ物を粗末にするなどといった描写は絶対にしないからという理由からの抜擢で、結果、鷲尾は本作がやわらかい世界観になったと語っている[2]

前作が派手な格闘アクションが中心だったのに対し、本作のシリーズディレクターを勤める小村は「日曜の朝の番組としてはちょっと刺激が強すぎる」と感じていた。くわえて前番組『Max Heart』における「アクションが派手過ぎる」「子供が怖がる」といった声を取り入れた結果、本作は光を効果的に使用する柔らかい感じの作風を意識して製作が行われることになる。戦闘においても前述の光の演出を取り入れることで、「攻撃」より「守り」のイメージを強く伝えようとする意図があった[1]。本作のこういった演出により、戦闘シーンはバリエーション豊かになった[3]。また、変身や世界観における背景も、前作までの鉛色や暗雲のイメージ[注釈 1]から一転して、空や海、そして新緑の木々など、自然物が中心になっている[1]

また、小村の「『世界名作劇場』のようにもう少し日常を前面に出せないだろうか」という考えから、日常描写にも力が入れられており、主人公の家族の出番を意識的にあげている。[4]各キャラクターへの親近感が向上した[3]

キャラクターデザインの稲上晃は、本作の主人公をデザインするうえで「前作の二人を越えるのは大変だろう」と考え、イメージとして妹分的なコンセプトを意識したという。身長は二人ともほぼ同じで揃っており、印象としては「前作より幼く見えるかも」としている[5]

新規視聴者の取り込みや、新規商品の販売といった都合を踏まえての決断であったが、結果としては商業面で苦戦を強いられる形となり(「#商業面」も参照)、メインキャラクターの刷新が裏目に出たとも言われた[6]。本作品はもう1年継続する準備が進められていたが、ビジネス的な都合で急遽新しい作品を製作することが決まり、プリキュアシリーズは『Yes! プリキュア5』へと移行することとなった [7]。鷲尾自身は「次も続くだろうという慢心があったためだ」と述べつつ、現場としては「充実した良い作品を作ったと自負している」など、本作の内容の自己評価を下している[6][2]。同時にこの経験が次のプリキュアのアプローチを大きく変えなくてはいけないと考えるに至った契機にもなったという[2]。なお、途中より登場するキュアブライトとキュアウィンディは、元々二年目を想定して作られていたバリエーションを起用したものである[8]

本作までプリキュアシリーズの定番であった「主人公を手助けする小動物が変身アイテムに変身する」「2人が揃わないと変身出来ない」という設定は次作より廃された[注釈 2]。また、設定上の誕生日が本作まで明らかにされていたが、次のシリーズより詳細には設定されなくなった[注釈 3]

また、『Yes! プリキュア5』以降はハイビジョン放送に移行したため、本作はプリキュアシリーズ最後の非ハイビジョン放送作品でもある。

なお、『Splash Star』とは本作の世界観をイメージして付けられたものである[7]

あらすじ

海原市立夕凪中学校に通うふたりの女子中学生、日向咲と美翔舞。幼いころに「大空の樹」で妖精を見たふたりは、5年の月日を経て同じ場所で再会する。そのとき、ふたりの元にかつての妖精たち、「泉の郷」からやってきた花の精・フラッピと鳥の精・チョッピが現れ、力を貸して欲しいと頼まれる。ふたりは、「伝説の戦士プリキュア」に変身し、滅びの力で世界を支配しようとするアクダイカーンやその手下と戦い、奪われた泉の郷の七つの泉を取り戻していく。


注意:以降の記述でふたりはプリキュア Splash Starに関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。





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脚注

  1. ^ 前作はザケンナーなど敵が現れるとほぼ必ず天候が暗雲に包まれる。
  2. ^ ただし「2人が揃わないと変身出来ない」という設定は後に『スイートプリキュア♪』でも再採用された。
  3. ^ 後に『ハートキャッチプリキュア!』でプリキュア3人の誕生日は設定されている。
  4. ^ 舞の誕生日の際に、キントレスキーからのアドバイスで以前より上手く描けるようになった
  5. ^ フラッピ、チョッピもエネルギー球形態であれば浮遊能力がある。ただし通常形態では浮遊能力はない。
  6. ^ ムープと2役。
  7. ^ 今井が諸事情により降板したため。第24話以降は岡村がフープと2役。
  8. ^ 泉の郷を滅ぼした力を持っていることから、フラッピたちは一度はゴーヤーンの真の姿を目撃している。
  9. ^ ムープの頭についているマークと同じマークがついている。
  10. ^ ABC制作日曜8:30枠のアニメでは長らく存在しなかった役職だが、本作の中盤から最初にクレジット。

出典

  1. ^ a b c d プリキュア5th ANNIVERSARY プリキュアボーカルBOX2〜希望の章〜(DVD付)内、プリキュア5th ANNIVERSARY オープニング&エンディング(後期)ノンテロップムービー集解説書内対談、『プリキュアボーカルBOX発売記念・懲りずに第2弾! メタモル☆脱線☆座談会』
  2. ^ a b c d プリキュアぴあ 85P
  3. ^ a b プリキュアぴあ 66P
  4. ^ プリキュアぴあ 99P
  5. ^ プリキュアぴあ 93P
  6. ^ a b c 野口智雄大ヒット「プリキュア」に学ぶ子どもマーケット攻略法」、『プレジデント』、プレジデント社2010年8月30日2010年8月13日閲覧。
  7. ^ a b 加藤レイズナ (2009年8月1日). “[鷲尾天インタビュー”. WEBマガジン幻冬舎. 2009年8月1日閲覧。
  8. ^ プリキュアぴあ 94P
  9. ^ フラッピがチョッピを「ハニー」と呼ぶと、彼女は「ダーリン」と返しており、フープからも「ラブラブフプ」と言われていた。
  10. ^ a b DS版ゲームサイトキャラクター紹介
  11. ^ a b c d e 加藤レイズナ.webマガジン幻冬舎鷲尾天インタビュー
  12. ^ 第23話
  13. ^ 第42話
  14. ^ a b WEBマガジン幻冬舎・お前の目玉は節穴か?第6回後編「プリキュア」シリーズの大塚隆史監督インタビュー
  15. ^ http://www.bandainamco.co.jp/ir/presentation/pdf/20060517b.pdf
  16. ^ http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20060808_2.pdf
  17. ^ http://www.irwebcasting.com/061110/04/317b1f9d01/main/index_hi.htm
  18. ^ http://www.bandainamco.co.jp/ir/presentation/pdf/20070214.pdf
  19. ^ http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20070509_3.pdf


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