ふく面ワールドリーグ戦
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ふく面ワールドリーグ戦(ふくめんワールドリーグせん)は、みちのくプロレスが開催している覆面レスラーによるシングルマッチのリーグ戦。第4回以降はトーナメント戦「ふく面ワールドリーグ戦〜決勝トーナメント〜(ふくめんワールドリーグせん〜けっしょうトーナメント〜)」として開催している。
概要
- 4年に1回(4で割って3で余る年)、世界各国から多数の選手が出場している大会。
- 元になったのは漫画「タイガーマスク」の劇中で開催している「覆面ワールドリーグ戦」。
- 第1回の大会名は「覆面ワールドリーグ戦」だったが主催者であるザ・グレート・サスケの提案で第2回からは大会名が「ふく面ワールドリーグ戦」になっている。
- 第1回から第3回まではリーグ戦のスケジュールが4週間から5週間にも及んで真夏の時期に休みをほとんど挟むことなく行われる過酷なリーグ戦であるため、リーグ戦の途中から怪我に悩まされる選手も少なくなかった。
- 第4回からは短期間のトーナメント戦になり、出場選手の大半が日本人選手になっている。
- 第1回から第3回までは最下位の選手がマスクを脱がなければならなかったが第4回からは廃止になっている。
第1回「覆面ワールドリーグ戦」
- ルール
- 時間 : 30分1本勝負
- 得点 : 勝ち2点、引き分け1点、負け0点、両者リングアウト0点
- 決勝 : 上位2名で優勝決定戦を行う。同点などで3名以上となった場合は優勝決定戦の日に決勝進出者決定戦を行ない優勝決定戦を行う2名を決める。
- 最下位 : 最少得点選手は優勝決定戦の日にマスクを脱がなければならない。同点選手が複数の場合は最下位決定戦を行なって決める。
- 日程
- 会場
- 矢巾町民総合体育館(開幕戦)、青森県営体育館(最終戦)、他
選手 | 出身国 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 得点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ザ・グレート・サスケ | 日本 | - | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | 14 | 準優勝 |
スペル・デルフィン | 日本 | × | - | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | 12 | |
ドス・カラス | メキシコ | × | × | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 14 | 優勝 |
ゴルゴダ・クロス | アメリカ | × | ○ | × | - | × | × | × | × | × | ○ | 4 | 最下位 |
ザ・コンビクト | アメリカ | ○ | × | × | ○ | - | ○ | × | × | ○ | ○ | 10 | |
ザ・キングス・クロス | イギリス | × | × | × | ○ | × | - | ○ | × | ○ | ○ | 8 | |
ザ・バンピート | カナダ | × | × | × | ○ | ○ | × | - | ○ | ○ | × | 8 | |
グラン・シーク | 中近東 | × | × | × | ○ | ○ | ○ | × | - | × | ○ | 8 | |
モンゴリアン勇牙[1] | モンゴル | × | ○ | × | ○ | × | × | × | ○ | - | ○ | 8 | |
愚乱・浪花 | 日本 | ○ | × | × | × | × | × | ○ | × | × | - | 4 |
第2回「ふく面ワールドリーグ戦」
- ルール
- 時間 : 20分1本勝負
- 得点 : 勝ち2点、引き分け1点、負け0点、両者リングアウト0点
- 決勝 : 上位3名と前回優勝者のドス・カラスを加えた4名で決勝トーナメントを行う。
- 最下位 : 最少得点選手は優勝決定戦の日にマスクを脱がなければならない。同点選手が複数の場合は最下位決定戦を行なって決める。
- 日程
- 会場
- 矢巾町民総合体育館(開幕戦)、ニューワールド仙台テニスクラブ(最終戦)、他
選手 | 出身国 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 得点 | 決勝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ザ・グレート・サスケ | 日本 | - | ● | △ | ○ | □ | ○ | ● | ○ | ○ | 11 | 3位 |
愚乱・浪花 | 日本 | ○ | - | 〇 | ○ | □ | □ | ■ | ○ | ○ | 14 | ※1 |
タイガーマスク(4代目) | 日本 | △ | ● | - | ○ | □ | □ | ● | ○ | ○ | 13 | 優勝 |
スーパー・ボーイ | アメリカ | ● | ● | ● | - | □ | □ | ● | ○ | ○ | 8 | |
ブラック・ウォリアー | メキシコ | ■ | ■ | ■ | ■ | - | ▲ | ○ | ■ | ■ | 2 | ※2 |
ダートバイク・キッド | イギリス | ● | ■ | ■ | ■ | ▲ | - | ■ | ■ | ■ | 0 | ※3 |
カレーマン | インド | ○ | □ | ● | ○ | ● | □ | - | ○ | ○ | 12 | 3位 |
ホワイト・ベアー | ロシア | ● | ● | ● | ● | □ | □ | ● | - | ○ | 6 | |
ダッコchan | 南アフリカ | ● | ● | ● | ● | □ | □ | ● | ● | - | 4 | 最下位 |
ドス・カラス | メキシコ | 決勝トーナメントのみ出場 | 準優勝 |
「※1」は左腕両骨骨折、「※2」は肋骨骨折、「※3」は頚椎負傷によりリタイア。
第3回「ふく面ワールドリーグ戦」
- ルール
- 時間 : 30分1本勝負
- 得点 : 勝ち2点、引き分け1点、負け0点、両者リングアウト0点
- 決勝 : 上位2名で優勝決定戦を行う。同点などで3名以上となった場合は優勝決定戦の日に決勝進出者決定戦を行ない優勝決定戦を行う2名を決める。
- 最下位 : 最少得点選手は優勝決定戦の日にマスクを脱がなければならない。同点選手が複数の場合は最下位決定戦を行なって決める。
日程 - 会場 - 観衆 2003年7月20日 - 矢巾町民総合体育館 - 1242人 2003年7月21日 - はちのへハイツ - 512人 2003年7月22日 - 塩川体育館 - 341人 2003年7月23日 - 女川町総合体育館 - 230人 2003年7月24日 - 北上市民黒沢尻体育館 - 386人 2003年7月25日 - 尾花沢市体育館 - 278人 2003年7月26日 - 中田勤労者体育センター - 417人 2003年7月27日 - ビッグパレットふくしま - 671人 2003年7月28日 - 大館市民体育館 - 700人 2003年7月30日 - 由利本荘市民体育館 - 264人 2003年7月31日 - 湯田農業者トレーニングセンター - 409人 2003年8月1日 - 二戸ショッピングセンターニコア屋上 - 273人 2003年8月2日 - ベガ月山屋外 - 3082人 2003年8月9日 - 福島市国体記念体育館サブアリーナ - 413人 2003年8月10日 - 青森産業会館 - 970人 2003年8月12日 - 花泉体育館 - 474人 2003年8月15日 - 高畠町営体育館 - 488人 2003年8月17日 - 白河市中央体育館 - 303人 2003年8月19日 - むつ市民体育館 - 420人 2003年8月20日 - 河西体育センター - 477人 2003年8月21日 - 大曲市民体育館 - 330人 2003年8月22日 - 釜石市民体育館 - 503人 2003年8月24日 - 産業見本市会館 - 1500人 |
選手 | 出身国 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 得点 | 決勝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ザ・グレート・サスケ | 日本 | - | ● | ○ | ● | ■ | ○ | ■ | ■ | ○ | ○ | 8 | ※1 |
ケンドー・カシン | 日本 | ○ | - | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 16 | 準優勝 |
死国衛門三郎 | 日本 | ● | ○ | - | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 14 | 3位 |
アトランティス | メキシコ | ○ | ● | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 14 | 優勝 |
イホ・デ・アニバル | メキシコ | □ | ● | ● | ● | - | ● | ○ | ○ | ● | ● | 6 | |
ステルス | アメリカ | ● | ● | ● | ● | ○ | - | ○ | ○ | ● | ○ | 8 | |
ツタンカーメンⅧ世 | エジプト | □ | ● | ● | ● | ● | ● | - | ○ | ● | ● | 4 | |
サマー・サンタ | フィンランド | □ | ● | ● | ● | ● | ● | ● | - | ● | ● | 2 | 最下位 |
スーパー・モアイ | チリ | ● | ● | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ▲ | 10 | |
ジャワ原人 | インドネシア | ● | ● | ● | ● | ○ | ● | ○ | ○ | ▲ | - | 6 |
「※1」は胸椎損傷によりリタイア。
第4回「ふく面ワールドリーグ戦〜決勝トーナメント〜」
今回からリーグ戦ではなくトーナメント戦に変更。これは開催場所の減少、長期間に渡る連日の選手参戦などから、興行自体が極めて困難となったためと思われる。そのため、3日間による1トーメナント戦で開催。各国代表形式と最下位のマスク剥ぎは廃止。実行委員長は清水勉(元週刊ゴング編集長)。開幕戦での開会宣言はハヤブサ。
- ルール
- 時間 : 無制限1本勝負(両者リングアウト、反則決着は再試合)
- 日程
- 会場
- 後楽園ホール(2150人)、Zepp Sendai(800人)、岩手県営体育館(3150人)
選手 | 出身国 | 組合 | |
---|---|---|---|
タイガーマスク(4代目) | 日本 | A | 優勝 |
アトランティス | メキシコ | E | 準優勝 |
タイガースマスク | 日本 | C | 準決勝敗退 |
義経 | 日本 | G | |
オリンピコ | メキシコ | B | 2回戦敗退 |
ウルティモ・ドラゴン | 日本 | D | |
エル・サムライ | 日本 | F | |
獣神サンダー・ライガー | 日本 | H | |
菊タロー | 日本 | A | 1回戦敗退 |
スペル・シーサー | 日本 | B | |
ラッセ | 日本 | C | |
ザ・グレート・サスケ | 日本 | D | |
スペル・デルフィン | 日本 | E | |
メカマミー | 日本 | F | |
しばてん | 日本 | G | |
ビリーケン・キッド | 日本 | H |
アルファベットは初戦は記号同士で決勝より「A-B」、「C-D」、「E-F」、「G-H」、準決勝より「A-C」、「E-G」の組合わせとなる。
- 出場選手による、その他の対戦カードと試合結果
Zepp sendai : 8人タッグマッチ | 岩手県営体育館 : シングルマッチ | 岩手県営体育館 : 10人タッグマッチ | ||||||
ザ・グレート・サスケ ラッセ ●しばてん メカマミー | 14分11秒 ペルティゴ | スペル・デルフィン スペル・シーサー ビリーケン・キッド○ 菊タロー | ▲菊タロー | 8分15秒 両者リングアウト | メカマミー▲ | 獣神サンダー・ライガー エル・サムライ ウルティモ・ドラゴン ○ザ・グレート・サスケ スペル・デルフィン | 11分26秒 サンダーファイアーパワーボム | オリンピコ スペル・シーサー ビリーケン・キッド ラッセ しばてん● |
第5回(中止)
2011年に開催予定であったが3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)並びに東京電力・福島第一原子力発電所での放射能漏れ事故の影響で中止を余儀なくされる。
第5回「ふく面ワールドリーグ戦〜決勝トーナメント〜」(代替開催)
前年中止になった第5回大会を日程及び出場者を再調整の下で代替開催。今回は優勝者には賞金500万円が贈られるシリーズ初の賞金贈呈となる。今回も3日間によるトーメント戦。実行委員長は清水勉(元週刊ゴング編集長)。開幕戦での開会宣言はハヤブサ。
- ルール
- 時間 : 無制限1本勝負(両者リングアウト、反則決着は再試合)
- 日程
- 会場
選手 | 出身国 | 組合 | |
---|---|---|---|
ザ・グレート・サスケ | 日本 | F | 優勝 |
獣神サンダー・ライガー | 日本 | D | 準優勝 |
怪人ハブ男 | 日本 | B | 準決勝敗退 |
ウルティモ・ドラゴン | 日本 | G | |
エル・ソラール | メキシコ | A | 2回戦敗退 |
ザ・グレート・ゼブラ | 日本 | C | |
ヒート | 日本 | E | |
ラッセ | 日本 | H | |
K-ness. | 日本 | A | 1回戦敗退 |
シーサー王 | 日本 | B | |
エル・サムライ | 日本 | C | |
獅龍 | 日本 | D | |
タイガースマスク | 日本 | E | |
ビジャノ4号 | メキシコ | F | |
ブラック・タイガー(5代目) | 日本 | G | |
剣舞 | 日本 | H |
アルファベットは初戦は記号同士で準々決勝より「A-B」、「C-D」、「E-F」、「G-H」、「I-J」、「K-M」、「N-O」、準決勝より「D-H」、「I-M」の組合わせとなる。
- 出場選手による、その他の対戦カードと試合結果
仙台産業展示館 : 8人タッグマッチ | 岩手県営体育館 : タッグマッチ | 岩手県営体育館 : 8人タッグマッチ | ||||||
エル・サムライ 獅龍 k-ness. ○タイガースマスク | 12分52秒 タイガーススープレックスホールド | ビジャノ4号 ブラック・タイガー(5代目) シーサー王 剣舞● | ラッセ ○剣舞 | 10分4秒 巌鬼 | ヒート タイガースマスク● | ○ビジャノ4号 エル・サムライ ブラック・タイガー(5代目) ザ・グレート・ゼブラ | 15分6秒 エンラシマデル | エル・ソラール 獅龍 K-ness. シーサー王● |
第6回「ふく面ワールドリーグ戦〜決勝トーナメント〜」
今回は東京、新潟、宮城、岩手と4連戦となる。優勝者には賞金500万円が贈られる。今回は4日間によるトーメント戦。実行委員長は清水勉(元週刊ゴング編集長)。
- ルール
- 時間 : 無制限1本勝負(両者リングアウト、反則決着は再試合)
- 日程
- 会場
- 後楽園ホール(1216人)、東区プラザ(250人)、仙台ジョイテルホテル(500人)、矢巾町民総合体育館(919人)
選手 | 出身国 | 組合 | |
---|---|---|---|
カリスティコ | メキシコ | I | 優勝 |
レボルシオン | キューバ | D | 準優勝 |
剣舞 | 日本 | H | 準決勝敗退 |
SUGI | 日本 | M | |
スーパータイガー(2代目) | 日本 | A | 2回戦敗退 |
アズラ | タイ | F | |
エイサー8 | 日本 | O | |
ジャッキー・リン | 日本 | L | |
マクシムス | イタリア | B | 1回戦敗退 |
アルゴス | メキシコ | C | |
がばいじいちゃん | 日本 | E | |
ラッセ | 日本 | G | |
サンバ・リオデジャネイロ | ブラジル | J | |
ウォーキング・ザ・マミー | エジプト | K | |
レプラコーン | アイルランド | N | |
オーストラリアン・ウルフ | オーストラリア | P |
アルファベットは初戦は記号同士で決勝より「A-B」、「C-D」、「E-F」、「G-H」、準決勝より「A-C」、「E-G」の組合わせとなる。
映像商品
VHS
- 覆面ワールドリーグ戦 上巻(1995年)
- 覆面ワールドリーグ戦 下巻(1995年)
DVD
- 第4回ふく面ワールドリーグ戦〜決勝トーナメント〜(2007年)
- ふく面ワールドリーグ戦 ベストセレクション(2007年)
- 第5回ふく面ワールドリーグ戦〜決勝トーナメント〜(2012年)
- ふく面ワールドリーグ戦 スーパーセレクション(2012年)
- 第6回ふく面ワールドリーグ戦〜決勝トーナメント〜(2016年)
脚注
ふく面ワールドリーグ戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:20 UTC 版)
「みちのくプロレス」の記事における「ふく面ワールドリーグ戦」の解説
1995年から4年に1回(4で割って3で余る年)開催している覆面レスラーによるシングルマッチのリーグ戦。第4回以降はシングルマッチのトーナメント戦になっている。
※この「ふく面ワールドリーグ戦」の解説は、「みちのくプロレス」の解説の一部です。
「ふく面ワールドリーグ戦」を含む「みちのくプロレス」の記事については、「みちのくプロレス」の概要を参照ください。
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