ふくすけ

デジタル大辞泉

ふく‐すけ【福助】

読み方：ふくすけ

１ 頭が大きくてちょん髷(まげ)を結い、背は低く、童顔で、上下(かみしも)をつけて正座している男の人形。幸福を招くという。叶福助(かのうふくすけ)。

２ 1に似て頭の特に大きい人。

福助と御多福を夫婦に見立てた錦絵／画・一秀斎芳勝 国立国会図書館蔵

世界宗教用語大事典

ふくすけ 【福助】

日本で、幸福招来の縁起人形。背が低く頭の大きい男性人形で、ちょんまげを結い、上下を着て正坐する。福の神。江戸中期から流行したもので、諸願が叶うとして叶福助とも呼び、水商売のほか一般商家でも祀った。福助は摂津国西成郡に実在した百姓佐五衛の子佐太郎がモデルだといい、彼は奇形的な小人だったが幸運な一生を送ったという。

隠語大辞典

福助

読み方：ふくすけ

1. （一）矮身巨額の想像の人物にて福分ありと信ぜらるるもの。（二）扇子をいふ。盗賊語。

分類 盗賊語

福助

読み方：ふくすけ

1. 団扇扇子ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・島根県〕
2. 団扇。〔第七類　雑纂〕
3. 団扇を云ふ。
4. 「うちわ」のこと。

分類 島根県

福助

読み方：ふくすけ

1. 一寸法師のことをいふ。
2. 一寸法師のことをいふ。福助の絵によく似て居るから。

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ウィキペディア

福助人形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/12 07:35 UTC 版)

福助人形（ふくすけにんぎょう）は、幸福を招くとされる縁起人形。正座をした男性で、大きな頭とちょんまげが特徴。頭が大きな人の比喩にも用いられる。